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#8 フランスパリ留学・滞在記_滞在許可証申請編

皆様こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
最後の更新から大変長い時間が空いてしまいました。
というのも、滞在許可証の取得についてずっと苦闘し続けており、解決したら記事にしよう!! と思っていたのです。
しかしながら解決してないです。
今後同じような人が出てこないように、私の戦いの証をここにまとめていきたいと思います。
私の理解で記載する部分もあるので、すべてがすべて正しいわけじゃないと思います!

①滞在許可証の申請を行う。

まず、フランスに来てからいろいろ身の回りのことをセットアップするうえで、住居探しが第一関門だと思います。
そして、忘れずに行わなくてはいけないのが滞在許可証の申請・もしくはVISAの長期化?(私はこっちには該当していないので適切な表現かはわからないです。)
フランスに来る前までは、「VISAっていったい何なのか。名前しかわからない。」くらいの知識でしたが、いろいろとあった今、改めて調べてみると、「異国で比較的長期間生活する理由を証明した入国に必要な書類」というようなものな気がします。 つまり「長期間の滞在を正当化するのではなく、長期間の滞在をするための入国を正当化する書類」なのでしょうか。
(あくまでフランスでの話になるので、他の海外にいく方は参考程度にしてください。)
こういうことを記載していいのかわからないのですが、フランスでの入国審査では特にVISAの提示は求められませんでした。

私が取得したのは研究者ビザ(タレントビザ)というもので、私のVISAには入国から3か月間の有効期限が記載されておりました。
つまり、この間に滞在許可証を申請しないといけないのです。
あとからわかったのですが、タレントビザの人は2か月以内に申請しないといけないらしいです。期限を過ぎてしまうと180€の追加罰金があるそうです。
過去では、この滞在許可証の申請は警察署なり現地に行く必要があったらしいのですが、今はオンラインでほぼほぼ完結できるらしいです!
(フランス語がまだまだな自分としては、とてもハッピーでした。)

ステップ① サイトにアクセスしよう!

Foreign nationals in France | Home

PCのせいなのかEnglishを選択しても、フランス語が残ってました。

このサイトに飛ぶと、画像のように滞在許可証の申請やらVISAの長期化やらがオンラインで実施できるのですが、私はここで第一のトラブルが生じました。

最初の申請ではアカウントが必要なので、VISAの番号やら、国籍やら生年月日、氏名等を入力する画面に飛ばされるのですが正しく入力しても下記のエラーが返ってくるだけでした。

エラー①

オンラインでできると喜んでいたのも束の間、いきなりサービスセンターに問い合わせる羽目に。。。
メールで状況を伝えても、「さらに詳しい情報を得るために電話をする必要があります。」と(意味の分からない)メールが返ってきました。
そこで電話番号がメールに記載されていたので、さっそく電話することに。
私「すみません。電話しろと言われたので電話しました。(英語)」
担当「フランス語は話せませんか?(予想)(フランス語)」
私「申し訳ございません。英語しか話さないです。(英語)」
しばらくして
担当「英語が話せる同僚が数分後に折り返します。(英語)」
そして電話を切りました。
しばらくすると英語を話す方から電話がかかってきましたが、状況を伝えても「VISAの番号やら、国籍やら生年月日、氏名」などメールで既に伝えていることしか聞かれませんでした。→本人確認が必要なのかな、くらいにしか思っていなかったです。
その後結局メールでやり取りをすること2週間ちょっと、 
私の申請方法が間違っていたらしく、「長期化したVISAを持っていることにして滞在許可証の申請を行ってください。」というメールが。

長期化したVISAを持っていないので、なお理解ができなかったのですが「確認してもらったうえで、提案してくるのだから間違いない」
と思い、申請を進めてみました。 すると確かにエラーが起こらずにアカウントが作成され申請を進めることができました。
そこで初めて必要な書類がわかりました。

必要な書類集め

私が必要だった書類は、

  • パスポート

  • 証明写真

  • VISA

  • 住居証明(光熱費などを示した書類)

  • フランスに滞在する期間を証明するもの(職場との契約書)

  • Civil status documents

でした。
唯一持っていなかったのがCivil status documentsという書類で、日本でいう戸籍抄本でした。 残念ながら、フランス語に翻訳したものは、持っていなかったので在仏日本大使館で翻訳を依頼することに!
日本大使館では、荷物検査を済ませた後に、戸籍抄本の原本を渡してフランス語の翻訳をお願いしました。約10€、一週間程度で完成するとのことでした。

ステップ② いざ申請へ!

書類をそれぞれアップロードすると申請もすぐに終わり、申請確認書類がメールで送られてきました。

この書類にはVISA番号や名前、申請日、顔写真などが記載されていました。

なんやかんやあったので初めて申請を試みた日 6月初旬
から
申請がすべて完了し、メールを受け取った日 7月初旬
と一か月ほどかかってしまいました。

実際に滞在許可証を取得することで、長期滞在を正当化する+健康保険に加入できるというメリットがありました。 入国してからプライベートの保険に入っていたのですが、もし保険に早めには入れれば、プライベートの保険の残った契約期間は返金してくれるとのことでした。

ステップ③ 返事を待つ

周りの人に聞いても、「滞在許可証の取得には時間がかかったよ」という話をよく聞くので、気長に待つことにしました。皆様ご存じの通りフランスの8月はバカンスと呼ばれる長期休みがあるので、正直その期間は手続きは進まないだろうな。と思っていました。
8月の終わりになっても、1つの連絡が返ってこないので、さすがに不安になり、メールで問い合わせることに。
「申請は無事に受け付けています。手続きが進むとアカウント発行メールが送られてくるので、そのアカウントにログインすることで進捗を確認することができます。それまでは辛抱強く待ってください。」 8月下旬
しばらく待っていましたが、いつまで経ってもメールが来ないので10月下旬にもう一度メールを送りました。
「申請は無事に受け付けています。手続きが進むとアカウント発行メールが送られてくるので、そのアカウントにログインすることで進捗を確認することができます。それまでは辛抱強く待ってください。」 
全く同じ文章でしたね。 プライベートの保険が失効間近だった+VISAが切れてしまい正式な滞在証明を持っていないので不安が強まり、「申請してから4か月経つけど、アカウント発行のメールすら来ない。本当に問題ないですか?」と11月上旬にメールを送りました。

エクストラステップ 問題が発生する。

担当者「あなたの申請に問題があることがわかりました。」
私「!!!!????」

8月と10月には問題ないって言ってたのに、急に問題があるってどういうことよ。 特に滞在許可証は、シェンゲン協定国以外の国からフランスに再入国するのに必要であり、年末に一時帰国を予定している私はとても焦りました。
そこから、怒涛のメールのやり取りでしたね。
「どういう問題があるのか教えてほしい。」と送るのですが、「この問題は、技術サポートが詳細に解析しています。」としか返ってこないです。
「11月上旬にそのように言われてから12月初旬現在まで、なんの返信もないので、私に教えられる原因はわかっていないようです。」
→こういう表現をするのも、市役所のマダムが連絡を取ったときは、「申請システムにエラーがあった。県庁に再度連絡を取ったほうが良い。」と正確に話を返したからです。 聞く相手によって返事を変えるようです。

ちなみに、メールでの返事は1日1~2回くらいの薬の服用ペースでしか返ってこないので、何度も電話しましたが
私「外国人の滞在許可証の申請について聞きたいことがあります(英語)」
担当者「英語を話す同僚が数分後に折り返します。(英語)」
のみのやり取りでした。 一回も折り返しは返ってきたことはないです。 フランス語が話せない私が悪いのですが、嘘をつくのはもっと悪いと思います。(しかも、滞在許可証っていう海外の人しか関わらないような話をする担当部署がなんで英語を話せないんだろうか)。

更にたちが悪いのが、電話が通じるまでに約1時間くらい待たされることがほとんどということです。 想像してみてください。
通話するために1時間待って、英語が話せないからと切られ、何も折り返してこないという悪行を。
これに関しては、本当に見直してほしいですね。

ステップ④ 自ら行動する

先ほどの担当部署に毎日しつこいほどメールを送っていると「県庁しかわからないから、県庁に問い合わせてくれ。」と返ってきました。
私の次の標的は県庁に決まりました。 メール(フランス語)を送っても3週間以上返事がないので、電話をすることにしました。
いつも「回線が混み合っています。時間を空けて再度おかけ直しください(フランス語)」とだけ返ってきました。
こういうことになると、しつこくなるのが私の性格だったので約1時間半、電話がつながるまでずっと呼び出しを繰り返しました。(100回は行きましたね。) 
もちろん、一回も繋がりません。
しかも、試しに県庁の営業時間外に通話を試みたのですが、全く同じ音声メッセージが返ってきました。(おそらく最初から電話対応するつもりはないのでしょう)

ステップ⑤ いざ県庁へ!!

本来であれば滞在許可証を受け取りに行くだけに赴く県庁に、問い合わせに行くことにしました。
インターネットで訪問予約をとれるのですが、「目的を選んでください。」
という中には「タイトルの撤回」 しかないです。
「その他の理由」という項目を期待したのですが、どうしようもないのでタイトルの撤回で話を進めました。(結論から言うと、特に問題なかったようです。)

県庁に行く時間やらを予約するフォームにて、ありすぎる余白

県庁に行くにも、私一人(英語のみ)では不安だったので、研究室のボス(フランス語と英語)と、前々から滞在許可証についてやり取りをしていた市役所の方(フランス語のみ)と3人で県庁に行きました。
県庁は予約制だったというのもあり、ほぼほぼ時間通りに呼ばれました。 予想通りフランス語でのみ会話が進んでいましたが、表情で良い反応ではないことだけはわかりました。
あとから話を聞くと「ここでは何もできないから担当部局にメール電話をしてくれ」といわれた感じで、1分くらいで受付から追い出されました。
ちなみにここで渡された情報の担当部局は、以前から私が電話とメールでやり取りを続けてきた例の担当部局です。
さて、ここでまとめてみましょう。
担当部局「県庁に行ってください」
県庁「担当部局に聞いてください」
お互いに擦り付け合っているだけですね。 だから何も進まないのです。 
思えば8月と10月にメールで返ってきた「無事に受け付けている」 というのも嘘だったのですね。
ちなみに、在日フランス大使館に問い合わせましたが、「申請が上手くできていないなら、違法滞在になっている。」という感じで突っぱねられてしまいました。 この場合、私が違法なのかどうか。。。
メールしていろいろ聞いている限りだと、在日フランス大使館では「フランスに入国する人」をサポートできるが、「フランスに既にいる人」はサポートできないようです。

その後の流れ

正直、この一連の出来事は私にとって大きなストレスであり、不安であり、時間の無駄となった出来事です。(まだ解決していないですが・・・)
最近出てきたヘルペスや中途覚醒も、おそらくこのせいでしょう。

冗談はさておき、私はこういうトラブルについて、諦めが異常なほど悪いのでよりアグレッシブになりました。
とても親身になってサポートしてくださる市役所のマダムと話し合って、実際の書類やら過去のメールのやり取りやらを県庁に書留で郵送しよう、ということになりました。
マダムは、そのほかにも考えがあるらしく、県庁長に直接話をしに行ってくれるとのことでした。(12月上旬現在。)

終わりに

さて、ここまでいろいろと書きましたが、この問題に精神的に疲弊してしまって、更新を怠っておりました。
クリスマス休暇前には、この問題が解決すると信じております。
進捗があったら、更新しますね。
ヘッダーは、日本大使館に行ったときに唯一撮影した、凱旋門です。
では良い一日をお過ごしください。

ノート

6月上旬 アカウントトラブル (2か月以内)
7月上旬 申請完了 (3か月以内)
8月下旬 問題ないメール
10月下旬 問題ないメール
11月上旬 問題あるメール
11月中旬 県庁追い返され
11月下旬 書類送り付け





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