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コミュ障、人の輪に特攻する。

私はコミュ障だ。
人と話すのは緊張するし怖いし、ひどい時はお腹も痛くなる。
だが、話さないと「話す」という機能が衰えるんだなと痛感した。
そんなコミュ障が人の輪に特攻してきた話。

職場の飲み会に5年ぶりに参加した

コロナの影響で、職場の飲み会が無くなっていた。
もちろんガッツポーズである。
コロナ前は、飲み会が苦痛だった。
まず、私は座席くじをすると、高確率で偉い人の隣りもしくは目の前の席になる。(今回もドンピシャ目の前を引き当てた)
飲み会の後は、胃が雑巾絞りされるような痛みに苛まれる。
いつからか飲み会が大嫌いになっていた。

しかし、実際に行かなくなると、職場の人間関係が分からなくなった。飲みニュケーションとはよく言ったものだ。
あと、「話す」ことが下手になった。
人との会話の間の取り方や話題の振り方、言葉の選び方など。これは、普段からやってないと退化する。そう感じた。
なので、ちょっと危機感を感じて、今回は様子見もかねて参加してきた次第である。
場は大変盛り上がって、雰囲気だけ楽しんで帰ってきた。
何処かの記事で読んだのだが、陰口で盛り上がるのは三流なのだそうである。一流は「今熱いもの」で盛り上がるらしい。熱い話題って何だろうな?と思いながら、隣りの人の猫の動画やインコの話題を聞かせて頂いた。
さて、飲み会の後は二次会である。お開きになった後、それぞれが仲間内で連れ立っていった。

私は声すらかからなかった。

きっつ……

自業自得である。コロナ前から飲み会を固辞していたツケだ。
だが、これをさみしいと感じてしまうあたり、私のコミュ障は中途半端だ。
もういっそ「お金が浮いたラッキー」と喜ぶ若者感性に振り切りたい。
また、調子乗ってちょっと飲みすぎた。二日酔いにはならなかったが、ちょっと危なかったように思う。
家でお酒を飲むとあとは寝るだけなので気にしないが、外では家に帰るまでの余力を残す必要がある。下手になったなぁと感じた。

山岳会開催の勉強会に参加した

今年のやりたいことリストに入っていた、「山岳会への参加」。
思い切って、一般参加枠で行ってきた。
内容は「読図」。
こちらは正真正銘、初対面の人たちに特攻するのだ。自分の人見知りがどの程度足をひっぱるだろうかと不安になっていた。
だが、人見知りの不安<<<読図への興味である。頑張ってきた。
なお、一般枠での参加は20人中私1人だった。

山岳会には興味がある。
一人で山小屋予約したりテント泊するような行動力、私には無い。
雪山も行ってみたいがソロでは死んでしまう。死ぬのはいいが、山で死んだら人に迷惑をかけてしまう。
ファーストエイドについても知りたい。
そういった勉強をする場が欲しい。
それが、山岳会への興味の理由だ。

結果から言うと、読図は楽しかった。
ネットや書籍だけでは分からなかったことが、実際のベテランに聞くことによって、技能のとっかかりをつかむきっかけになった。
読図というと、地図に尾根と谷の線をひいたり……ということがよく書かれているが、その点はまるっきり省略。
実地でコンパスの使い方、地形を見て自分の位置がどこにあるかの把握を徹底的に教えていただいた。
なにこれめっちゃ面白い……!
なるほど確かに右手の方が崖側になっている。
左手側にピークがある。地図で見たように平らになっている。
現実と紙の上の一致。すごく面白い!
でも行程の長い高山ではすぐはできないなこれ!!
実に有意義だが、やっぱりコミュ障が発動してしまい、声をかけていただいても、気の利いた返事ができない、話題は振れない、話した言葉が伝わらずに誤解されるという場面がちょこちょこあった。
「話す」ことは日々の訓練である……痛感!!

なお、一見関係なさそうな「職場の飲み会」と「山岳会の勉強会」がセットになっているかというと、飲み会の翌日が勉強会だったのである。
二日酔いにはならなかったが、気疲れしたのか自宅に帰ってから三時間ほど寝落ちしていた。

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