拝啓 コロナ様 こっちくんな
一昨日から調子を崩していた母が、ポツリと爆弾発言をする。
上皇后様がコロナ陰性となったというニュースをみて、掠れた声で「私もコロナかしら?」と言った。
言った本人は冗談のつもりだろう。
私にとっては冗談ではすまない。
過去、2回コロナに罹っている。私の顔が引きつったのを見てか、ラス一の抗原検査キットで検査をする。
やり方や検査キットの結果の見方がわからない母に説明する。
「あらー線が2本出たわ」
あらーじゃない。それアウト。
見ると、うっすらと2本めの出てはいけない線が出ている。
ああ、終わった。
天を仰いだ。コロナに気を遣ってくれないナチュモラと別れて楽になれるかと思ったら。(ナチュモラは5類になって速攻マスク無しになって仕事場からもらってきた)
その場で凍りつく母に問答無用でマスクを渡す。そもそも咳しているのにマスクをしない母には、今回の一点において重々反省していただきたい。
私も自宅でマスクをしなかったことを反省している。
散々撒き散らしたあとだから意味ないと思うが、免疫力が高ければ伝染らない可能性もある。
ここからが厄介だ。
職場に電話する。そもそも私も昨日の夜から喉が痛い。一日のお休みを手に入れる。
あとは抗原検査キットを手に入れるだけだ。どうせ陽性だろうが。
何でこんなピリピリしてるかというと、ソーシャルワーカーだからである。世の中5類だもっとゆるくていいんだとか言うが、医療や福祉の現場はまだまだ厳しい。
たて込んでいたあれこれの仕事、またとまっちゃう。
もういいか、めんどくさい。どうにでもなれ。
ただし人的な被害だけはないように祈りたい。