婚姻の角度
私は離婚してるので
第二の人生は?とか、再婚をしないのかということを言われる時がある。
最近も言われて、その人は学歴で人を判断するようなおカタイ所があるので、適当に納得してもらえるような返事をしておいた。
結婚に意味あんのかな?
実利的には、税金の優遇
精神的には、約束したという安堵
独身より配偶者が実在したほうが評価される、世間体
まあそのくらいではないか。
公営住宅に住むために籍を入れよう
とかいう具体的な理由からなら、納得するし
子供が胸を張れなかったら申し訳ない気持ちがするから、とか。財産を譲りたいから、とか
個人的なそういう理由なくして、ただ結婚って
意味ある?
「なんとなく」じゃあ、もうそんなこと出来ない智恵がつく歳になってしまった。
お互いが支えあうのに、わざわざ婚姻を締結する作業について、なにか明確な答えがないと納得できましぇん!なんて
くだんの相手と同じく私の頭もカタイ
男女の関係性を思う一助として、原始的な男女の形態も参考になる。
東西問わず、女性は男性を助けると上手くいく。
巫女やシャーマンといった神の声をおろして舞うなどする女性は、王を育てるものだった。
つまり、巫女と寝ることで、一人前の王様にしてもらうのだ。
(王様や為政者だけではなかったけれど、結局は身分の高い人が独り占めするようになった)
巫女を、王は畏敬する。
巫女は、王を慈しむ。
女性は生命を産みだせる、というだけで上位なのだ。
神とつながって生命を生む。
男性はそれを支える。
数千年まえの女系社会は、女たちを畏敬する男たちを女が慈しみ、女が男を育む社会だった。
結局、勝るものは負けなければいけない。
女が大地のように愛を差し出すことになる。
女性はどうしたって上位なのだから、だから男性を立てることになる。
そういうことわりだ。
女性は、一人の男だけの存在ではないかも知れない。
沢山の子供を産むように
沢山の男を慈しむ人もいるだろう。
逆もまたしかり
沢山の女性を畏敬し守る男性だっているに違いない。
そういう男女関係を思ったとしたら、婚姻制度て無粋のものだと感じてしまう。
それぞれの自由な角度から、愛し慈しみ守ってもらえばいいとおもう。
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