フォーマルカテゴリー
女性編
今回は女性編です。ファーマルを着る背景は通常、「特別なイベント」だけでしょうか?前回、男性編を書きましので、合わせてご覧ください。男性同様、正礼装、準礼装、略礼装と大きく3つのカテゴリーにわかれます。
正礼装とは、一枚の布でつくったロングドレスを指します。例えば、上身頃レースでスカート部分はシフォンなど異素材の組み合わせは、正礼装ではありません。
また、ジャケット付きや袖の長さ裾の長さ等などは、お店によって解釈がバラバラなのが現実なようです。イメージとしては、女性皇族の方々シルクのあでやかなドレススタイルを想像して頂けると良いと思います。
正礼装の中でも、昼と夜ではスタイルが変わります。昼は、アフタヌーンドレスといわれ、肌の露出が少ないものを身に着けます。長さはくるぶしを覆うもので、アクセサリーもパール中が良く、光物は避けます。こちらは記念式典や園遊会、結婚式の母親の衣装として見られます。
一方、夜の正礼装はイブニングドレスです。アカデミー賞授賞式やレッドカーペットでよく見るスタイルですね。肌の露出はOKで、宝石もダイヤモンドヤエメラルドなどの光物を付けます。主に格式の高いレセプション、パーティ、表彰式などので身に着けます。いわゆる、ドレスコードが「ホワイトタイ」の時です。
準礼装とは、夜はカクテルドレス、昼はセミアフタヌーンドレスとなっており、双方とも正礼装のスタイルより丈が短めで、若干カジュアルよりになります。一般人の私達にとっても抵抗なく身に着けられるスタイルでしょう。ドレスコードが「ブラックタイ」のときです。
具体的には、セミアフタヌーンドレスは、入卒業式に親が身に着けるようなフォーマルでエレガントなスーツやワンピース等を指します。皆さん、クローゼットに必ず1着あるだろうアイテムです。
略礼装とは、インフォーマルスーツやドレスと呼ばれ、夜昼共にきちんとしたエレガントなアンサンブルやワンピース、またはブラウスにスカートの組合わせとなります。この辺りになると、ビジネスシーンでも良く見られるスタイルですね。
私が運営しているレンタルドレスショップ「DressDea」(https://dressdea.com)の取り扱いは、主に50代以降の正礼装と準礼装のアフタヌーンドレスで、メインのお客様は新郎新婦のお母様です。一般の方だと、TVの出演者の方々がお召しになっている華やかなイブニングドレスは着こなすのが多少難しいようです。その点、派手さがあまりなくエレガントで落ち着いたアフタヌーンドレスは着こなしやすいと思います。
#結婚式 #フォーマルファッション