でっかい液晶ペンタブレットがあるデスク環境
カバンの中身やったし私のPC環境やデスク環境の紹介できたらなって感じ。
デスクツアーってもうすでに様々な人がポストしていますが、ほかの人たちとは明らかに異なっている点としてはWacomの「でっかい液タブがある」っていうところです。
(デスクツアー記事ってふつうはメインPCの紹介って最初の方にやると思うのですがことあるごとに書いているんで後回しにしています。)
◆居たいと思える仕事場◆
スタジオや会社に出勤するわけではないので仕事をしたいなって思える場所にするのはとても大切だと考えています。
集中できるけど息苦しくない、そういう場所にしたいと思っています。
ちらかっていたりして煩雑では集中力を阻害されますし、整ってはいるけれど何か寂しい空間にも私はしたくないです。
だから個人的には汚部屋は嫌だし精神と時の部屋みたいなのも遠慮したいんです。
何もしなくてもその部屋に入るだけで仕事や作業へのモチベーションを上げてくれる部屋を目指しています。
■仕事の内容
ゲーム会社の勤務を経て現在は専業の漫画家をやっています。現在は連載がひと段落しました。(このあたりの話もそのうち・・・。)
自宅の一室を仕事場にしていてそこで漫画を制作しています。
かつてはアナログもやっていたのですが、現在はすべての工程をPCで行うフルデジタルの環境です。
フルデジタルでしたがアシスタントさんには通いで来てもらっていました。
やっぱり人と一緒に作業するのが楽しいですし、いろいろな刺激ももらったり知らないことを知れたりもできるので。
……でしたがコロナ禍でリモートワークに切り替えました。
そこで部屋を広く使えるので模様替えしたりデスク周りを見直したりして現在の作業環境に至っています。
デスク環境の特徴としては先ほども書いたように液タブというイラストを描くための大きなディスプレイがあることです。
◆液晶ペンタブレット / Cintiq Pro 24◆
液タブ(液晶ペンタブレットの略)は英語圏だとGraphic DisplayとかPen Displayとか言われます。
液タブは主に絵を描いたりするのに使われるデバイスで、かつては非常にハイプライスで所有することにあこがれを感じるものでした。
最近は種類も増えて値段も手ごろになってきてプロ仕様のものでも8万円~って感じです。
私が持っているのはWacom製のCintiqPro24という液タブです。
シンティック プロ と読みます。
液晶面は24インチなのですがベゼルがとても太く32インチクラスの大きさです。
タッチモデルとタッチ非搭載モデルがあり、私は非搭載モデルを選びました。安かったのと「当時は」マルチタッチに魅力を感じなかったからです。
今買うならタッチ搭載モデルを100%選びます。
この液タブにLEDテープライトを貼って間接照明兼キーボードを照らすライトにしています。
絵を描いたりしなくてもリモートワークやオンライン授業などで使用するのにも液タブを一つ持っておくのは結構おすすめしたいです。
Cintiq Pro24を専用のモニターアームに接続しています。
プロット作業などで使わないときに動かせるので便利ですしやはりデスク下に空間ができるのが良いですね。
モニターアームなのでデスク下の空間を広く使うことができますし、使わないときは移動させられるので便利です。
手前から見るとこんな感じです。ベゼルの太さが業務用途感あって頼もしいですが、使わないときに目の前にあると邪魔なのでアームは買って良かったです。
ちなみにCintiqPro24にはアーム以外に専用スタンドもありますがデカくて重くて移動できないので私は断然アーム派です。
■◇■◇■◇■
「イラストや漫画を描きたい!」だけではなくテレワークやリモート授業などでアナログ感のある手書きをディスプレイ上でやりたいといった要求にも応えてくれます。
また、あくまでディスプレイですからPCであれば簡単に接続できます。
リモートワークやリモート授業などでの運用では13インチ~16インチのモデルがいいかと思います。
Wacom以外でも中華製のモデルであればTypeC一本で映像出力と給電が可能なモデルもあり、モバイルモニター程度のサイズですので持ち運びも容易で何より値段がリーズナブルです。
◆32インチディスプレイ / LG UltraFineDisplay◆
液タブのほかにLG製UltraFineDisplay(32UN880-B)という31.5インチの4K解像度のディスプレイを使っています。
UltraFineDisplayは映像やイラストなどのクリエイター向けの運用にも十分な性能を持ったディスプレイです。
そのため同じLG製品でもコンシューマー向けディスプレイに比べるとかなりハイプライスです。
HDR10とDCI-P3を搭載した非常に高クオリティなディスプレイです。
ハードウェアキャリブレーションにも対応していて正確な色の表現もできます。
詳しいスペックの話を書くと長いので割愛しますが、AppleでMacを購入すると他社製でありながら追加でおすすめされるのがLG製のUltraFineDisplayだったりします。
『Appleが認めたクオリティ』って考えると良いかもしれません。
ほかにも使い勝手がとても考えられており、TypeCケーブルで映像出力だけでなく給電ができるので、ノートPCをバッテリーにつなげる必要がありません。
またモニターアームが付属しているのも特徴で、好きな位置や高さに調整することができます。
アームとディスプレイの接続も一般的なモニターアームと違ってネジを使用しないではめ込むだけなのでとっても簡単です。
◆モニターアーム / エルゴトロンLX(ロングポール)◆
現在はディスプレイと液タブの干渉を防ぐためにモニターアームを導入しました。
AmazonベーシックのアームやHP製のアームの方が安いのですが、長身ポールである必要があったためエルゴトロン純正のアームにしています。
アームのクオリティはさすがの一言です。
個人的には今後のディスプレイの大型化を見越してLX長身ポールのようにできる限り高い位置で設置できるものを勧めます。
アームに関しては別記事でも言及しています。
◆可動式アームレスト / AREA CA-500・CA-600◆
とってもお勧めしたい商品です。
みんな使えばいい、と、わりとガチ目に思ってます。
こちらの可動式のアームレストを左右に設置しています。
固定式は使っている方々もよく見ますが可動式はフレキシブルで使い勝手が良くまさに腕の一部という感じで負担軽減の効果も大きいです。
本当にいいアイテムなのにあまり普及していない印象が・・・。
PCを使っている全ての方々に一押しのアイテムです。
上下の位置も自分にぴったりに調整できるので、長時間のPC作業などで肩や腕に負担がかかる方にはとてもお勧めしたいです。
もう7年ほど使っていますがかなり頑丈で壊れる気配がありません。
マウスパッド一体型アームレストを右に、通常のアームレストを左にして使っています。
液タブをイーゼルのように立てて使ったり、すこし浮かして使うときに肩への負担がとっても軽減されて助かっています。
大型の液タブでなくてもPCユーザーはアームレストは持っておくと良いと思います。
設置もクランプ式ですので天板が厚すぎない限り設置できると思います。
いつ終売にになるかも分からないので絶対に手に入れておきたいです。
マウスパッド一体型はこちらのリンクが安いです。
マウスパッドのないノーマルタイプはこちらから購入できます。
◆Surface Book 3◆
メインPCです。
スペックは下記のとおりです。
Windows 10 Home
15型 タッチ対応PixelSenseディスプレイ(解像度3240×2160)
【CPU】 インテル Core i7-1065G7
【メモリ】 32GB
【ストレージ】 1TB
【グラフィックス】 NVIDIA GeForce GTX 1660 Max-Q Design(6GB)
【サイズ】 約343×251×15(最薄部)-23(最厚部)mm
【重量】 約1,905g
詳しくは別記事で書いてますのでご覧ください。(しょっちゅう貼ってるいつものリンク。)
デスクトップPCも持ってはいるのですが絵を描いたり漫画を描いたりするのであればSurface Book 3で十分です。
液タブとディスプレイをSurfaceDock 2を経由させて運用しています。
(SurfaceDockはSurfaceシリーズ専用のドッキングステーションです。)
特徴としては15インチの大型タブレットとして絵が描けて、かつ、WindowsPCであるため外部ディスプレイや液タブにもつなげられる圧倒的な汎用性が挙げられます。
ペンの性能などについては『SurfaceBook3を一年間イラスト向けデバイスとして使ってみたレビュー』に詳しく記載しています。
イラスト・漫画・アニメーションを作れるCLIPSTUDIO PAINTを使いながらDiscordで画面共有しつつ多人数で会話して、ついでにデッサン補助の3Dアプリを立ち上げていてもスムーズに動いてくれます。
普段は無音で静かなのですがこれだけのマルチタスクをさせるとファンは回ってしまいますし熱も結構もちます。
CPUも悪くはないけれどCore i7-1065G7ですのでめちゃめちゃハイスペックというわけではないです。
4ではもっと良いCPU積んでほしい。あと軽量化。
このSurfaceBook3をノートPCスタンドに縦置きしてデスクトップのようにして使用しています。(Microsoftのロゴってどんな向きにしても同じに見えるの何気に良いですよね。)
上部全面をラバーで覆ってくれているのでPCに傷がつきにくくて安心できます。
サイズ調整用のネジも写真にあるようにつまみが付いていて工具が必要ないのも良かったです。
◆SurfaceDock 2◆
ドッキングステーションです。
ハチャメチャにすごいハブみたいなものです。
ハブとドッキングステーションの違いは下記のようになります。
■USBハブ
USBハブは基本的にはUSBポートを増やすことで様々なデバイスをひとまとめにするもので接続しているPC側から電力供給されている(バスパワー)ことが多いです。
たこ足電源タップのUSBポート版みたいなものです。
エレコムやアンカーなど様々なメーカーから出ています。
■USB TypeCハブ
TypeCのUSBハブは単にポート増設以上のスペックをもったものもあります。
thunderbolt規格やオルタネートモードに対応しているTypeCハブはPD充電ポート、通信ポート、HDMIポートなど拡張できるハイスペックなものもあります。
バスパワーなのでPC側の電力供給の能力で安定性が変わってきますがモバイルしやすいのとドッキングステーションに比べて安いのが利点です。
購入する場合はPC側のTypeCの規格を調べてからが良いと思います。(TypeCの規格が乱立してめっちゃ分かりにくいのは別の問題ですが)
■ドッキングステーション
ドッキングステーションはUSBハブの機能をさらに拡張したもので、電力供給をしなければならない(セルフパワー)のが基本であるのが違いとして挙げられます。
ノートPCをデスクトップPC同等の拡張性を持たせるのはTypeCハブと同じですが、セルフパワーであるためTypeCハブよりも安定して動作できるのが特徴になります。
SurfaceDock2はTypeC接続で60Hz デュアル 4K モニターに2枚まで対応しているのでそれぞれCintiqPro24とLGの4Kディスプレイ(UltraFineDisplay32)に接続しています。
USB-Aポートも二基備えているので、一つはUSBハブを繋げてさらにポート数を増やしています。
使っていませんが前面にもTypeCポートが二基あります。
裏から見るとこんな感じ。
PC接続用の一本のケーブルをPCに繋げてやればドッキングステーションに接続してあるすべてのデバイスが瞬時に使えるようになる点にあります。
PC側の接続ポートは基本的にthunderbolt規格のTypeCですがSurfaceDock2はSurface専用であるため専用コネクタになっています。
コネクタはマグネット式なため脱着に力を込めなくてすむので、TypeC接続より楽で個人的には好きです。
SurfaceDock2に接続している機器は以下のようになっています。
■SurfaceDock2に接続しているデバイス
CintiqPro24(4K液晶ペンタブレット)
UltraFineDisplay32(4Kディスプレイ)
Razer Tartarus Pro(入力補助左手デバイス)
有線ランケーブル
USB接続マイク
その他充電用USBケーブル×3
■対応機種■
Surface Book 3 / Surface Pro 7 / Surface Pro X / Surface Laptop 3 / Surface Laptop 4
Surfaceを利用しているならこのドッキングステーションはおすすめです。
また他社製のノートPCや2in1PCでしたら、各社よりドッキングステーションは発売しているので導入すると良いかもしれません。
ドッキングステーションだけで1つ2つ記事が作れるレベルで規格がややこしいのと最近はthunderbolt4の世代に入っているのでさらに出来ることやややこしさが増していますのであまり詳しくは書きませんが、、、はあ・・・。
もしthunderbolt4に対応したノートPC(M1Macbookなど)を持っているのであればOWCのthunderbolt4ドッキングステーションがおすすめです。(thunderbolt3までのPCだと使えませんので注意)
ちなみに最近はドッキングステーションの機能を持たせているハイエンドなディスプレイもありますので、いろいろな選択肢からベストを見つけて頂けたらと思います。
とはいえ、TypeCケーブル一本でMacbookと接続できます!みたいな程度なのでドッキングステーションそのものの優位性はまだまだあります。
◆キーボード、マウス◆
無駄だとは思ってないけれど・・・いっぱい持ってる。
三種類のキーボードを使っています。
Microsoftから出ているデザイナーキーボードのフルサイズとコンパクトの二種類とタイプライター風キーボードを使っています。
タイプライター風キーボードはプロットを書いたりnoteを書いたりなど普段使いの時に利用しています。
こちらに関しては別途記事にしていますのでよろしければご覧ください。
木の質感やメタリックフレームがきれいでバックライトもゲーミングキーボードのそれとは違い上品です。
Microsoft製キーボードの2つは液タブ使用時に使っています。
基本的にはフルサイズキーボードを利用しています。
コンパクトキーボードは家の中での持ち運びの時などに利用することが多いです。
両方ともBluetooth接続なので良かったです。
コンパクトキーボードはボタン電池式なのでとても薄いです。
裏側にスイッチもあるのでオンオフができるのも使っていないときや持ち運びの時に便利でした。
最近のMicrosoft製はSurfaceシリーズが担っているのもあってデザインと機能が洗練されていて良いですね。
同じくマウスもMicrosoft製のエルゴノミクスマウスを使っています。
マウスの先端部分に充電用のUSBポートがあるタイプが嫌いだったので、すっきりしたデザインのこちらのマウスは好みです。
サイドボタンも2つついていて私の用途では十分です。
若干傾斜がついているので持ちやすくなっています。(ここがエルゴノミクス要素かな?)
余談ですがエルゴノミクスとか人体工学ってほんとありがたみのない言葉になってしまいよね・・・。
◆SurfaceDial◆
MicrosoftがSurfaceシリーズのために作った補助デバイスです。
PVのようにクリエイティブな使い方はあまりできません。
それでも持っているのは音量の調節には便利だからです。
めっちゃ高価な音量調節ダイヤルと化してしまっています!
◆IKEAのスタンドライトと自作棚◆
自作ってわけではないんですけどね。余っていたモニターアームに本棚のパーツをくっつけて作った棚です。
結構気に入ってます。
その上にダイソーで購入した観葉植物とIKEAのライトを置いています。
IKEA製品だというのは買ってから気が付きました。
たぶんIKEAで買った方が安いんじゃなかろうか・・・?
直に机を照らしているよりかは間接照明として使用することが多いです。
続きます・・・たぶん
思ったより多かったです。
続きはトラックパッドやSurfaceGo2やこまごましたものになると思います。
長かったですが、、、ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
つかれた・・・。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?