【趣味のお話】Ibanez SシリーズとBOSS WL-20(Line6 G10T)の相性を100円で解決した話
こんにちは。とおるです。
唐突ですが趣味のお話しです。
Ibanez(アイバニーズ)というメーカーの
Sシリーズというモデルのギターがありましてですね。
このギター、エレキギター(ソリッドギター)にしてはかなり軽いのです。
通常のエレキギターが4kg弱(だいたい3.5kg前後)なのに対して
このギターはスペックにもよりますけど驚異の2kg前後。
僕が持ってるSシリーズのうちの1本、S621QMというギターだと2.2kgでした。
(メ〇カリで2万5000円ぐらいで購入)
Sシリーズの中でもノントレモロ(ハードテイル)なのでトレモロ(アーム)という金属部品がない分、余計に軽いです。
軽いから自分の手元に置いておいてすぐ手に取りたくなるギターなんですよ。これ大事。
軽い理由は通常のエレキギターよりボディーが薄いからなのですが
その影響でSシリーズはみんなシールドケーブルの差し込み口がこんな風に斜めになっちゃってるんですよね。
普通はこんな感じでボディサイドにあるのですがこのギターは薄いのでこれができないんです。半分ぐらいの薄さなんで。
これで困るのはですね、
こういうワイヤレスドングルを使うときなんですよね・・・
やっぱワイヤレスで弾きたいんですよ。はい。
で、このSシリーズのジャックって、ギターとして一般的なストラトキャスターでもおなじみの舟形ジャックと似た形状ではあるのですけど
デザイン性を重視した結果か、Sシリーズの場合はこの差し込み先の丸くなってる部分(楕円でくりぬかれてる部分)が狭すぎて邪魔で、ドングルだと奥にプラグが入らないんですよ。
上記のストラトタイプのように、先が楕円でなくまっすぐの切り欠きならよかったんですが。
このタイプのドングルは奥まで差し込むことでポッチが押されて電源が入るタイプなのでこれだと電源すら入らないという。
正面からみたらこんな感じ。
プラグ差込口が奥まってますよね。
IbanezのSシリーズはすべてこのプラグ差込口を採用しているので
このタイプのギターを買って「ワイヤレスが使えないから売りに出します」みたいな人もメルカリで見かけたことがあります。笑
で、この解決策を考えた人がいらっしゃってですね。
海外のフォーラムをみたら同じことで悩んでいる人がいるらしく、その人が解決策を提示してくれました。
世界は広い。
まず、このプラグが実装されてる裏側なのですが
蓋を開けるとこんな感じのキャノンタイプのプラグなんですよ。
そうじゃなかったら諦めましょう笑。すくなくとも僕のはそうでした。
ギターのプラグというと
こういう形が一般的で、通常はほとんどがこれなんですけど、このギターの場合はプラグを奥まったところに設置する関係上、写真の金色の6角ナットを「裏から」締めて固定するという形になっているんですね。(上にあるような普通のプラグは、表からナットを締める構造)
で、このナットを1~2cm分ほど緩めていきます。
勘のいいかたはわかったと思います。
そうです。
このまま押し出して、プラグ差込口を少し外に出してやればいいんですよ。はい。
このままだとナットを緩めてるだけで当然グラグラするので固定しなきゃです。
この飛び出した部分にスペーサーを噛ませるのですがそのままだとなかなか難しいです。プラグを取り外すには配線のハンダからはずさないといけなさそうなので。
で、その海外の人が提示してくれたのがOリングでした。
Oリングはいわゆるゴムパッキンでちょっと大きいホームセンターであれば売っています。(水栓とかに使うやつ)
ゴムで少し伸びるのでプラグ側からハメられますし、4-5個ぐらいぶっこめばスペーサーの代わりになります。
今回はJIS-P12.5という内径12.3mmのものを4つほど入れてみました。近所のホームセンターだと、4つで100円ぐらいでした。
100均の輪ゴムを巻き付けても代用にはなると思います。
(耐久性が不安ですが)
P12かP12.5がよさそうです。(P12.5だと少し緩いかな?という感じの装着感)
ということで
ゴムをやさしく装着します。
根元までしっかりと。
あっこっちじゃなかった。
あとは裏のナットを少し締めて固定してやれば・・・
これで一つ上の男になれましたな。笑
さてどうかな?
Yes!
I got it!
やったりました!
僕のはBOSS WL-20というワイヤレスですが
LINE6 G10Tとかのワイヤレスドングルでも一緒だと思います。
ていうかibanezも設計を変えてほしいんですけどね。
1cmぐらいプラグ差込口を突き出すだけで
これが解決するんですから。。。