アメリカin手話療育プロジェクト②
ロチェスターろう学校の視察終わりました!
ギャローデット大学内のケンダルろう学校でもそうだったけど
ろう学校の玄関に入ったらすぐに手話動画の大きなテレビが目につきます(ウェルカム手話テレビという感じ)
最初から手話のシャワーです。それも楽しそうで、いかに手話が重要な言語の位置付けであることが分かります。
そして各教室には、「手話イラスト➕写真➕文字」が一体化したもののラベルのディスプレイだらけ。
日本じゃ、「日本語」だけのラベルですもんね汗(私の時代だけ??)
とにかく
ギャローデット
ロチェスター
それぞれのろう学校を見て印象的だったのは
みんな自分の写真を貼るのに
必ず自分のサインネームをして写真を撮る
0歳の入り口から
サインネームがあって(ろう文化)
デフファミリーの場合は親が子供のサインネームを決めるけど
聴者の親の場合、「聴者の先生がサインネームを決めるのではなく」、必ず、ろう先生が行動などを観察してからサインネームを決めて与えるそうです。
ろう者リスペクト(尊重)のもと
ろう文化が0歳から存在していることが
ものすごく伝わりました
また、口話(声)と手話ははっきり分ける(一緒にしない)
なぜなら、声つき対応手話は言語ではない、英語(日本なら日本語)であり
ASL(アメリカ手話)は、英語とは別で、文法をもつ独立した言語であるため
という考えなどなど、すごく勉強になりました。
ASLと書記英語のバイリンガル教育を目の当たりにし、音声言語(口話)は否定しないが、見てフルに理解できる手話は必要不可欠だということ、そしてそのためには0歳から手話を始める(手話での早期支援)
ということが、これからの日本には必要と痛感しました。
バイリンガル教育で、分かりやすかった例が
人工内耳装用児でも積極的に受け入れて手話も必要であることを理解させ、バイリンガルは可能性を高めるもの
例えば、自転車だけだと可能性は一つだけ(モノリンガル)だが、トライアスロンのように自転車、スイム、ランとなると可能性が広がる(バイリンガル、トライリンガル、トリリンガルなど)
親への説明例としては、分かりやすい導入になるなと。
0歳から、ろう文化も含めたバイリンガルとして育て、その子のもつ力や可能性をさらに大きく広げることは、とても有効的。大谷翔平の二刀流のように(会えなかった…当たり前😅)、可能性を広げることは不可能ではない。
とにかく、1日1万歩以上歩き回ってクタクタだけど、充実した視察でした!
日本、鹿児島に帰ったら早期支援、バイリンガルろう教育、手話療育プロジェクトなどを出来ることから始めようと思います!
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