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フェイスブック

特に書くことはない
昼寝しすぎた。なにもしてない。思いついた怪談を書く。

とある青年は彼女とレストランでデートをして家に帰った。
次の日、彼は職場の同僚にこう言われた。
「昨日、彼女とレストランでデートしてただろ?」
「ああ、してたね。なんだ、見かけたなら声かけてくれればよかったのに。」
「いや、フェイスブックに写真があったから。」
青年は顔を歪めた。
「あった?・・・彼女のか?」
「違う。お前のフェイスブックだよ。こないだ友達申請しただろ。」
「待て待て、俺はフェイスブックやってない。」
「そんなわけない。お前の名前と出身校、出身地、全部ぴったしだ。ほら、見てみろよ。」

同僚はスマホをみせる。

その内容は確かに青年の出身校、出身地だ。名前も青年のものだ。最近行った場所の写真、買ったものの写真が投稿されいる。

一体、誰が・・・

昨日のレストランのコメントに知らない女性のコメントがあった。
「昨日のデート楽しかったねー。ストーカー怖かったねー」
怖い、怖い

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