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デフダンスジルバ体験会を開きました

 2022年8月21日の日曜日。朝方は雨模様の天気が心配だったのですが、午後からは晴れるという天気予報を信じて、久しぶりの大阪に行きました。目的は、デフダンスジルバ体験会のイベントを開くためです。
 
 デフダンスを広めたい。きこえない人に手話通訳という情報保障をつけてダンスを習えるチャンスを提供したい。そして、デフダンスを応援してくれる、きこえる人も増やしたい。大まかには、そのような思いをもって、イベントの案内を作って宣伝を始めたのは6月のことでした。
 
 募集を始めてすぐに2名から申し込みを頂いたので、もっと集まるかなあと期待していましたが、7月に入ってオミクロンの状況がどんどん悪化していきました。そのため、せっかく行くよと言ってくれた人からもコロナが心配だから、ということでキャンセルになってしまいました。その後も、開催直前に濃厚接触者になってしまったから、ということでキャンセルが出たり、心強く思っていた関東デフダンスの仲間の応援の来阪が難しくなって心がよわよわとなったり、まさにムンクの叫びの連続でした。

 会場は大阪の谷町4丁目にあるY DANCE COLLECTさんのダンスフロアを御貸しいただけることになりました。開始の1時間半前から講師の先生たちとコーディネーターの私と手話通訳者が集まって、実際の動きを確認しながらの打ち合わせをしました。口元が見えるよう、全員透明マスク(マウスガード)をすることになりました。

コネクションについてどう伝えるか・教えるかの打ち合わせ

 時間になると、心配していた参加者も続々と会場に到着してくれて、ほっとしました。1時間近くにわたって、シェアリングと言うピアサポート的な体験共有を経て、ジルバの説明や拍について説明しました。

「ジルバとは?」ダンスの由来を説明

  自己紹介とシェアリングを経て、緊張も少しほぐれてきたところで、レッスン。「コネクションを感じ取る」という練習をていねいに取り組みました。悪い例を見せてもらい、なるほどこれはだめだねと理解できて、楽しくてあちこちで笑いも出ました。

先生たちのお手本ステップ♪

 あっというまに2時間が過ぎました。感想を述べあって、最後にSNSに掲載されても良い人たちだけでの集合写真をご紹介します。(全員が写っている写真は参加者さんのみにプレゼント)

楽しかったですね!みんな笑顔で終われました♪

 イベントのための呼びかけやまとめ、フライヤーを作ったり、SNSにくり返し投稿したり、宣伝をお願いしたり、という作業じたいはそれほど大変ではなかったのですが、コロナのためにキャンセル!というのがかなりメンタルに堪えました。

 ささかやかではありますが、たねまきの第一歩を踏み出せたことを嬉しく思います。みんな参加してくれてありがとう! 何人かはこれから習いたいと意欲的に検討しているそうです。

 そして、こうしたことの実現にはプロの先生たちの繋がり、目にとめてくれた聴こえない人たち、また、アライたちとの繋がりによるものであることを思い、改めて感謝したいと思います。

謝辞 ~SPECIAL THANKS TO~
♪Y DANCE COLLECT 吉岡正樹先生
快くスタジオのフロアをお貸しくださり、また、打合せ時に飲み物の心配りもいただき、最後まで見守ってくださってありがとうございました。

♪井上裕次郎先生、福本ともえ先生
手話を覚えて挨拶の動画から、呼びかけ、ボランティアの募集までボランタリーにご協力いただきました。当日の体験会では工夫をこらしたレッスンをありがとうございました。

♪Mさん
午前中の打合せから午後の体験会レッスンまで、長時間の手話通訳を引き受けてくださいました。ありがとうございました。

♪Fさん
体験会ではレッスンを受けながらカメラを構え、シャッターチャンスをとらえて撮影してくださいました(142枚!)。ありがとうございました。

♪チャオダンススタジオ 成田雅延先生
第2回チャオカップチャリティトライアルからのご寄付のおかげで今回のイベントを開催することができました。ご厚志をありがとうございました。


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Deaf Dance Nami♡
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