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きこえない人の社会参加について…ダンスバージョン

 写真は、私が夏に応募して落選した、障がいダンスのワークショップの主催(大阪府/ビッグ・アイ/泉ヶ丘駅)から送られてきたダンスの案内です。ワークショップに落ちた段階で個人情報は破棄してほしいと思いました。落としといてなんで送ってくんねん!という気持ちになります。

 でも、その気持ちはおいといて、しっかり情報発信しておきますね。手話通訳つきで、無料で、クリスマスイブから演劇とダンスのワークショップが受けられます。応募したらまた落とされるんかな、知らんけど。

 さて、私は耳がきこえません。それでも、ペアダンスの世界に少しでも関心をもち、少しでも関わろうとしているには、理由があるのではないか、とふと思いました。それを書いてみようと思います。

 突発的な事情があって、夏の私の初フォーメーションの発表を見に来れなかった友だちと、先日、会いました。そして、当日渡そうと思ってたんだけど、また、花束も渡そうと思ってたんだけど、ということで、思いがけず2ヶ月ぶりにプレゼントを受け取りました。もつべきは友、これにはハートがうるっと来ました。

 そして、いろいろお互いプライベートで抱えている案件や、ダンスの話をしました。ダンスのことは、そうなんだねーという感じで、そしてフラダンスに誘われました。

 私は以前、関東にいたときにきこえない人のグループでフラダンスをやっていたことがあります。ホワイトボードに書いたり、手話で説明したり、カウンターといってワン・ツー・スリーを手振りで教えてくれるきこえるボランティアの人も参加していたり、というきこえない当事者主体の場でした。レッスンも、きこえない人はきこえる人の2倍、3倍の時間がかかるからということで、1回3時間ちかくやってました。かといってレッスン料は2倍、3倍にはならずで、とてもありがたかったです。

 でも、コロナで職業的に統制が厳しくなったときに、ペアダンスもフラダンスもピタッとお休みにしました。当時は、感染したらローカルな新聞には職場のことが載るし、みたいな環境で、あなたまさかダンス練習行ったりしてないよね、と相互に探り合う状況も、実際のところありました。

 そして、フラダンスの話題を振られて、ちょっと心ゆれてます。友だちは手話通訳の資格があり、日常的にも手話で話せます。フラダンスには興味があるみたいです。一緒に行ったら橋渡しはしてもらえるかな、とかちょっと厚かましく、でも、情報保障の壁を乗り越えやすいチャンスは掴みたい私です。

 思えば、ペアダンスの世界も、ショーを見て、そのショーに出ておられたプロの先生が普通に手話で話してくれなかったら、また、その場にいてMCなどの振りも『話がわからない人がいる』ことを何とかしないといけないと思ってくださってということから、その先生が手話通訳してくれなかったら、私はこの世界に関わることは無かったと思います。

 かろうじての手話つながりは、関西でも続いてますし、ブラインドデフダンスでも、同じことです。たぶん、手話との関わりがゼロになってしまったら、私はその世界では息をしていられないと思うので、正直な話、止めるんだろうなと思います。フラダンスに誘われて、そんなことをちょっと思ったので、言語化して手話って思いを吐露していました。

 それで、私が行くとかなったら、やっぱり私きこえへんやん?手話わかるの○○ちゃんだけやん?それって大丈夫なんかな?
 
 ○○ちゃん手話通訳してくれるのん?

 周りのほかの人はみんな聴こえる人ばっかりやん?しゃべってることわからへんけど、私それでいらいらしたり、さみしかったりせえへん?

 あと、フラダンスって集団競技みたいなもんで同じ服かわなあかんことあるやん? そういうときの仲間内の、決定に至るまでの発言というかパワーバランスみたいなのを感じ取るのが苦手やねん!

 ということも、友だちだからストレートにぶつけられました。ちょっと困ってたかな?いやそんなことないと思います。

 やる気になったら来てや、一緒に行こうやん!

 こっちの(ペア)ダンスやらへんか?やったらラテンとか底抜けに明るくするしかないからきっと合うと思うで!ほらっ!

 …と、えせニューヨークと、えせスライディングドアーズを至近距離でしかけて、わっ!と驚かせたのでした。

 ダンスの種類に関わらず、ダンスと人とのつながり。きこえない人の生き方と言語文化ですね。息をするように手話で話す生き方というのがあります。それが途切れずつづきますように、と願っています。

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Deaf Dance Nami♡
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