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ライブラリ管理の(現時点での)着地点

迷いに迷って沼りました。


ライブラリ・ロストから2カ月

ファイルパス表記の違い

 ライブラリ再構築からいろいろやってみた結果、macOSにライブラリデータを伝える方法でかなり苦労した。
 結果的には「Automatically Add to Music」フォルダを経由して Apple ミュージックに楽曲ファイルを認識させる方法に落ち着いているが、この手法ではライブラリデータ実体を 1つの NASの中で「Windows上の MusicBee/ iTunes用」と「macOS上の Appleミュージック用」に重複して持つことになる。


パトラッシュ、僕もう疲れ(ry

 なんとも美しくないが、NASの容量が余りまくっているのを良いことに、当面この路線で行く。
 この先、ひょっとするともっとスマートな方法を思いつくかもしれないが、正直言って今は「手元にある楽曲ファイル約 8,500曲分をライブラリに追加するだけで数時間かかる」ことに疲れてしまっている。
 サブPCなりサーバ内でコピー作業をすれば良い、というのは正しいのだが、「よっしゃ、これでどや!行ったれ!」とうっかりメインPCから作業してしまうミスを何度もやらかしており、その度にメインPCが数時間から一晩身動き取れなくなるのに耐えられず、心折れた感じ。(ゲームしたい。)


NASといえば

 テキトーに古い PCを使いまわし、長らく OpenMediaVaultを NASとして使っていたが、データストレージではなくサーバOS側の SSDにエラーが頻発し始めた影響で、NAS上のデータの取り扱いが遅かったり失敗したりと結構危うい状況になっていたため、この際テキトーな NASキットでそこそこの NASに建て替えることにした。
 今回選んだのは以下の通り。

 HDDが PC用なのは、過去のお仕事関係で「サーバ用 HDD」の堅牢さに対して、「事故発生頻度による不信感やコスパの悪さ」を感じており、個人ユースですぐに現物を触れる環境なら、壊れる前提でガシガシ交換していった方がトータルでの幸福度(コスパも含め)が高いと考えているから。
 NASキットは本当にテキトー。「よく名前を聞く、メモリが 1GB以上、2ベイ」くらいの認識。
 あと、注文した時は Amazonがスマイルセール中でこれらのアイテムが通常よりちょっと値下がりしていたというのもある。
 余った 8TBの USB-HDDが 2つ。1つは NASの最終防衛ラインを任せるとして、もう一つをどうするか……。


現在のライブラリ管理フロー

頑張って図を描いた

楽曲ファイルの流れ

 基本的に、外で DJする時は rekordboxと iPad Airを使う想定。自宅で練習や Mixの録音・(将来的には)配信を行う際は、djay PROと Macbook Airを使う。
 Macbook Airが djay PROなのは、単に Numarkのコントローラーを rekordboxが認識しないから。また Macbook Airを持ち出さないのは、この機体が闇取引で手に入れた非常に貴重なプレミアム品のため。

 図の中で番号を振った 3点だけ、以下に詳細を説明する。


①「MusicBeeと MP3tagで取り込み&タグ付け」

 CDの取り込みは MusicBeeのリッピング機能を用いて AIFF形式で行い、タグ付けする。アルバムアートやタグ情報の細かい調整は、MP3tagで行う。
 ダウンロード販売の楽曲ファイルは、可能な限り FLAC以上の高音質なものを購入し、一旦 MusicBeeライブラリへ取り込む。
 タグ調整まで済ませたら、MusicBeeの「フォーマットを変換」機能を用いて AIFF形式に置換することで、元の FLACファイル等との重複を避ける。
 MP3でしか手に入らない音源も、できるだけ高ビットレートのものを選び、そのままタグ調整を行って MusicBeeライブラリに取り込む。
 その他の非可逆圧縮形式でしか手に入らない音源の場合は、「フォーマットを変換」機能で MP3 - 320kbpsに置換する。
 元の音源のビットレートが 320kbps以下の場合は、フォーマット変換で 320kbpsにしても意味がないので音源に見合ったビットレートに合わせる。

※AIFFや MP3に変換するのは、かなり多くの DJ機器で扱えるため。FLACや ALACは、古い CDJで対応していない場合が多い。

②「Windows上の MusicBeeと iTunesで楽曲ファイルを共有しつつ、iTunesライブラリを構築」

 MusicBeeのライブラリとしてNASに保存されている楽曲ファイルを Windows11上の iTunesで iTunesライブラリに追加する。これは、rekordboxが iTunesライブラリを直接参照できるため。
 楽曲ファイルがあるフォルダをスキャンさせても良いし、MusicBee上で取り込みたい楽曲のみを入れた外部プレイリストファイルを作成して読み込ませても良い。
 iTunesでの取り込み作業の際、楽曲ファイルに対して「iTunes Mediaフォルダへコピー」や「ファイルの整理」を行わないことで、MusicBeeのライブラリと楽曲ファイルの実体を NAS上で兼用する。

③「Appleミュージックの Automatically Add to Musicフォルダを経由して、楽曲ファイルを独立して持ちながら macOS上にミュージックライブラリを構築」

 macOSのミュージックアプリの詳細な挙動を理解できていないため、苦肉の策としてライブラリ実体を独立して持たせている。
 おそらく Windows11と macOSでファイルパス表記法が異なるため、Windows11で作成した iTunesライブラリや外部プレイリストを macOSのミュージックアプリに読ませても、ファイル実体にたどり着けないからだと思われる。

この記事で、ライブラリ破損に出くわした未来の自分が、少しでも元気になれると良いのだが……。



といったあたりで、今回はここまで。
もっとクレバーなやり方をご存じの方、是非々々コメント等でご教授いただけると嬉しいです。

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