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この1カ月ほどのあれこれ


仮免デビュー戦が決まる

本日のCDは 1カ月以上更新していませんね……。

何してたの?

 1カ月ほど前に突然、自分の仮免デビュー戦が勢いよく決まり、それに向けての準備をしていた。具体的には、ゲーム音楽DJ初心者イベントvol.2(2024年 8月9日 19時~@どどん)で一枠を預かる事になり、あばばばとか言っていた。

準備は入念に

セットリストを考えよう

 一門のまったり練習会ではなく、今回は実戦。ただし、初心者なのでミスとか事故とか気にせず、場慣れや経験値を積みつつ楽しくやりましょう、というのがコンセプト。
 初心者補正を入れてもらえるとはいえ、お初の方も含めた「お店のお客さん」の前で演るからには、ちゃんと準備と練習をしないと失礼になりかねない。というわけで、絶対に必要な「セットリスト」、通称セトリを考えることに。

持ち時間と曲数

 一枠 45分です!と元気よく主催のリルさんから連絡があった。45分……? 一門の練習会でもまだ 45分なんてやったことないぞ?と思いつつ、まあどうにか埋まるようにリストを作るしかない。
 1曲あたり3分使うとして、45分で15曲。ただ、スムーズに流せる気がしないのに加えて1曲3分をキープし続けられるとも思えない。事故で音が途切れるのはどうにか頑張ってカバーするしかないが、手持ちの曲が尽きた場合にはどうにもできない。安全マージンをどれくらい見込むべきかさっぱり見当もつかないが、とりあえず30曲くらい用意することにした。

選曲方針

 何を基準に選曲すべきかわからないが、とりあえず

  1. 好きな曲をひたすら並べる

  2. つなぐのが楽そうな曲をピックアップする

  3. ストーリー性を持たせる

  4. 踊れる系を集める

と、4つの方針に思い至る。

 1-1. 好きな曲をひたすら並べる

 思い至ったは良いのだが、好きな曲をひたすら並べようにもそんなにゲーム音楽に詳しくない上に、タネとなるゲーム音楽の曲データが心もとない。
 VGMDJを意識してから買い集めて手元にあったゲーム音楽の CDを、ひたすら PCに取り込む作業を開始する。
 取り込んだ曲を聴いていて気付くのだが、僕は実はゲームが好きだと言いながら、今すぐ鮮明に思い出せるほどの好きなゲームやゲーム音楽がそれほど多くはないようだ。
 同時に、好きなゲームの音楽CDに限って持っていなかったりして、この方針で30曲を集めるのは難しいという壁にいきなり直面し、この案はボツに。

 1-2. つなぐのが楽そうな曲を

 次に取り掛かったのが、つなぐのが楽そうな曲を集めること。好きかどうかどころか知らないゲームの曲でも、BPMが近いものを次々とリストに放り込んでいく。
 曲の盛り上がりや前後の曲との雰囲気のつながりなど全く気にせず寄せ集めたセトリに、「これは本当に楽しいのか?」「初心者を言い訳に逃げたり手抜きをしているだけでは?」と疑問を感じてこの案もボツに。

 1-3. ストーリー性を持たせる

 ゲームにはそれぞれの世界観と共に、ストーリーが存在する。それを曲の並びで表現すれば良いのでは?との思い付きから、まずはスターブレードとギャラクシアン3の曲を組み合わせて「出撃からミッション達成、帰還まで」を演出するような、10分ちょいのセトリを 3つほど作った。
 作ってプレイしてみてわかったのだが、ストーリーを優先すると BPM的にかなり無茶なつなぎが必須になる。何なら 1曲が終わって静寂から入りたい場所まで出てきた。さらに言えば、格闘ゲームやテーブルゲーム・ミニゲーム系を除くと、大半のゲーム音楽はゲームの進行に合わせるようにサントラに収録されている。
 つまり、こだわりのストーリーのつもりで作ったセトリは、単純にゲーム音楽CDを順番に流しているのと大差ないということに気づいてしまい、この案もボツに。

 1-4. 踊れる系を集める

 DJといえばお客さんを躍らせてナンボという固定観念から出てきた方針だが、仮免デビュー戦が行われるお店、どどんさんの店内は正直それほど広くはなく、10人くらいでかなりいっぱいになり基本的に踊るスペースはない。
 踊るスペースが無い状況に向けて、よく知らないゲームの「踊れるREMIX」ばかりを流しても、お客さんも自分も盛り上がり切れないような気がして、この案もボツに。

ちゃぶ台返しの日々

 思い至った 4つの方針だが、どれも何かが違う。とはいえ、何かのテーマが無いと選曲が難しい。ああでもない、こうでもないと迷いながらプレイリストを作っては捨てを繰り返す。記録に残っているだけで、本番に持って行ったリストを含めて 4つは作った。残していないものも含めると、たぶんもっと多いと思う。

ちゃぶ台返しの残骸

 リストを作ってハイ終わり、ではない。それぞれの曲を聴いて、どこを流し、どこで次へ、どのように移行するかも考える必要がある。何より、スムーズに流せるよう、各曲間のつなぎだけでなく通しでの練習も欠かせない。
 時間はどんどん溶けていく……。

トラブルと雑念と結論

DJシステムの構成変更

 自分の機材一式を事前にどどんさんへ持ち込んで音出しをさせてもらった時に思い知らされたのだが、PCDJにフルスペックの WindowsノートPCを持ち歩くのは厳しい。とにかく機材が重すぎる。

 というわけで、時間はどんどん溶けていく……などと言いながら、いろいろあって WindowsPCでの PCDJから iPadをコアとしたシステム構成へと変更した。きっかけはWindowsPCの djayPROが起動しなくなった事。持ち出し時のトラブルでなくて、本当に助かった。
 原因究明に少し時間を取られたが、結果として問題は解決した。ただ WindowsPC重量ありすぎ問題も感じていたので、嫁氏に奪われゲーム機と化している iPadを取り戻し、これをコアとした構成に変更した。

 この時、仮免デビュー戦まであと約2週間……。

遅れて届いたエスプレイドと固まる方針

 8月3日、以前注文しておいたエスプレイドΨのサントラとボーナスディスクが、こんなタイミングで手元に届く。

 8月1日に「これが最後」と心に決めて白紙から作り直したセトリに対し、エスプレイドを追加したい欲と練習時間への意識から来る迷いが綯い交ぜになって爆発した結果、「やっぱり、自分が好きなものをかけないでどうする!」という強い方針が固まった。
 すでに 8月6日に入っていたが、ボツにしたセトリ方針 1.と 3.を合わせた、好きなゲームのプレイ進行を追いかける、という新しい方針が固まった。
 この時、仮免デビュー戦まであと 3日……。

セットリストの完成

 方針に沿って選んだテーマは「首領蜂」。エスプレイドも好きだが、やはり「怒首領蜂 大往生」が好きだ。1コインクリアができるわけではないが、一時期は Black Labelの基板と筐体を持っていたほどに大好きだ。
 首領蜂のタイトルコールから始め、ステージ BGMを順番に追い、ボス曲、ラスボス曲とつないでから、怒首領蜂のタイトルコールへ……。最終的には 怒首領蜂 大往生 - 輪廻転生 - の緋蜂戦で締めることにする。出来上がったセトリはこんな感じ。

首領蜂セットリスト。黒い部分は、実戦中に時間の都合で抜いた曲。

 最後に緋蜂戦、は譲れない。自力で倒すどころか到達したことすら無いが、あの、途中で回転方向が変わるように見える渦巻き状の弾幕を見た時から、すっかり心を奪われていた。

下準備と練習

CUE打ち開始

 コタツさんのアドバイスに従い、曲の頭とサビ、1ループ終了地点にキューポイントを置いていく。

 djayPROでは 1曲あたり 8つのキューポイントを設定できるが、Numark Party Mix LIVEのデフォルト設定から直接アクセスできるのは 1番から 4番まで。
 iPadで DJをするよう環境を変更したので残りのキューポイントにも画面タッチでアクセスできるが、頻繁に目線や手を動かすのはミスが怖い。
 結局、1番から 4番までを「曲の頭」「1ループ終了」「曲メインの頭」「最終離脱ポイント」に割り当て、頭から流し始めて 1ループ終了したら次の曲をスタートし、最終離脱ポイントまでに完全移行する、ただし何らのトラブルで想定通りに移行できなかった場合はタイミングを見計らって曲メインの頭に戻してリトライ、というプレイと CUE打ちのルールを決めた。
 8月6日のセトリ確定からこのルールに落ち着くまでに 3時間ほどかかった。すぐに全曲に対して作業に入ったものの、8月7日は別の予定が入っていたためあまり時間が作れず、どうにか全てのキューポイントを設定し終えたのは 8月8日に入るころだった。
 この時、仮免デビュー戦まであと約40時間……。

録音しながら通し練習

 djayPROにも、自分のプレイを録音する機能が備わっている。実際にフルでかけるとどれくらいの時間が必要なのかを知り、また自分のプレイの改善点を見つけるためにも、この機能はとても重要だ。

プレイ録音の開始画面

 1回目の通し練習では、ミスによるリトライを繰り返しながらフルに演ると 1時間半近くかかることが分かった。90分。与えられた時間の倍だ。これは、盛り込み過ぎなのかミスり過ぎなのかわからない。
 初めて録音したデータを聴くが、聴くに堪えないぎこちなさやブツ切り感があふれている。通しプレイで 90分かかったものは、聴くのにも 90分かかる。倍速再生では問題の箇所はある程度わかっても、どう処理すべきかまでは思いつけなかった。
 この時、仮免デビュー戦まであと約35時間……。

混乱と不安と睡眠不足

 練習を繰り返してミスを減らせば短くなるのか?
 どこかでループをカットする必要があるのか?
 もしかして全曲は入れられない?
 混乱と不安が頭の中で広がる。
 ……寝不足だ。この 2日ほど、ろくに寝ていない。判断力が鈍っている。落ち着け。少し寝よう。少しだけ、少しだけ……。
 次に目覚めた時、枕元の時計を見て愕然とする。約12時間の大快眠だ。
 この時、仮免デビューまであと約20時間……。

いざ当日

覚醒モード入ります

 本番当日。今さら焦っても仕方ない。とりあえずシャワーを浴びてさっぱりし、以後本番に向けて家を出るまでずっと通しプレイをしては聴き、問題点の洗い直しを繰り返していた。
 不思議と緊張感は薄れていた。フェーダーを触る手も震えない。驚くほど冷静だ。「移行ミスは曲メインの頭からのリトライではなく、2または 4小節をループさせてその間にカバー」「この曲はミックスインではなく、カットインに差し替え」……次々と問題点に対する答えが整っていく。
 結局、トータル 6回の通しプレイをしたところでタイムアップ。そろそろ出かける準備をする時間だった。練習量的に万全とは言えないが、完璧にやれれば 45分にギリギリ収まる。
 この時、仮免デビュー戦まであと約3時間……。

現地入り

 最近月一くらいのペースで会っている昔務めていたの会社の偉かった人にデビュー戦の話をしていたところ、超久々に会う昔の会社の同僚とともに見に来てくれることになっていた。待ち合わせは「どどんに18時過ぎ」と伝えてあったが、18時前に偉かった人が到着してしまったので僕も予定より少し早めに家を出る。
 もう一人も集まったのでお店に向かったが、どうも店内が暗い様子。リルさんに問い合わせると、オープンが少し遅れているとのことだったので、近くの喫茶店におっさん 3人で逃げ込んだ。涼しい店内でアイスコーヒーを飲みながら、お互いの現状報告と昔話。
 18時50分を過ぎたので改めてお店に行くと、すでに一番手のコタツさんが機材を展開して音出しをしていた。

現場入りから出番まで

 コタツさんは前回同様、手慣れた感じでスルスルと流している。リッジレーサーと陰陽師が出た時には「そりゃ入るわなー」と思ったが、「大丈夫です?被ってないです?」とお気遣いいただく。
 僕のセトリは大丈夫。多分、今日これを演る人はいない。タイムリーでもなんでもない、ただの僕の「好きの塊」を持ってきた。もし被ったら、その人とは Cave話しが尽きない自信があった。
 コタツさんのプレイに耳を傾けつつ、自分の出番に向けて機材を展開する。前回テストプレイに来たときとは構成が違うので、余裕をもって準備を始めた。
 電源の取り口なども確認はしてあったが、念のために持ってきたモバイルバッテリーを使うことでコタツさんのプレイへの影響を最小限に抑えて、RCAケーブルの接続以外は無事に完了できたつもりだ。
 コタツさんのプレイが終わる。お互い PCDJ同士なのでミキサーへの AUX接続が必要となり、一旦音が途絶えた。大丈夫、僕の 1曲目はもともと前の曲から引き継げる要素がない。

仮免デビュー戦開始

 時間が来た。僕の出番だ。1曲目と2曲目をそれぞれのデッキにロードして、1曲目をスタートさせる。
 ……録音開始するのを忘れた。実戦でどれだけ演れたか確認するために必ず録音しようと思っていたにも関わらず、ナチュラルにスタートしてしまった。家では必ず録音からスタートできていたのに、どうやら本番では緊張の方が強かったらしい。
 その後は DJアプリによるチートまみれ。BPMとタイミング合わせはアプリの SYNC機能任せで、ピッチフェーダーを一切触らない。音量調整もアプリのオートゲイン機能に頼った結果、モニターヘッドホンを接続し忘れていたことに出番が終わって気づく始末。さらには次の出番の Furukawaさんが音量をそっと調整してくれていた。ありがとうございます。

テンポブレンドをONにしておくと、横フェーダーで音量とともに BPMも変化させてくれる

 途中も数えきれないほどミスをした。両デッキを並走させて Lowフィルターでキックを入れ替え、しばらく馴染ませていることを忘れて先行デッキのボリュームフェーダーを下げてしまったり、曲をロードする前にボリュームフェーダーを下げたまでは良いものの、スタートさせた後に下げたままなのに気づいて慌ててギュン!と上げてみたり、もう正直グダグダである。

それでも緋蜂戦だけは

 時計を見ることだけは怠らなかった。時間オーバーは後の出番の人とお店に直接迷惑をかけてしまう。持ち時間が尽きる 5分ほど前に、今のままではラストの緋蜂戦に到達できないと気づいて、セトリの後半をゴソっと削った。
 予定外のつなぎにはなったが、事前準備で決めておいたルールのおかげで何とかラストに緋蜂戦を持ってくることができた。あとは 1ループ終了のキューポイントを過ぎたところで 4小節のループを仕込み、BPM 140で Furukawaさんへバトンを渡す。

真の初心者

 タイムテーブルをもらった時点で聞かされていたが、僕以外の演者の皆さんは何かしらの経験者だった。仮免デビュー戦だったのは僕だけだ。それでもプレイを終えた僕に、お店に居た全員から暖かい拍手をいただき、その上ご祝儀のドリンクまでいただいてしまった。
 かなり後になって嬉しさや楽しさを思い出して噛みしめることになるのだが、この時の僕の気持ちは正直「どうにか生き延びた」だった。ただ、失敗することへの恐怖心は、少し軽減されたかもしれない。
 初心者会で演らせてもらって、本当に良かったと思う。あの場にいた皆様に感謝するとともに、イベント主催のリルさんには改めてお礼を言いたい。
 ありがとうございました。これからも、もうしばらくよろしくお願いします。

出番を終えて

皆様お疲れさまでした

 仕事を死ぬ気で終わらせて駆け付けた一番手のコタツさん、僕からよくわからない空気のバトンを渡された Furukawaさん、ラストをノリノリで飾ったリルさん、皆さん素晴らしかった。全員優勝!
 特にラストのリルさんは、もう何というか全身全霊フルスロットルで好きを表現していて、「ああ、やっぱり楽しいなあ」という感情でいっぱいになる。
 お店にオリジナルのシャンパンでもあれば、1本開けたい気分だった。(VGMDJでない方、一門会のラストは、その店のシャンパンを皆で1本開けることになっている。場所を貸してくれたお礼の意味もあるらしい。)

True Last Boss

 ゲーム音楽DJ初心者イベントvol.2は、無事に終わった……かに思えた。が、この日のどどんには岸和田市民さんが来られている。まさか……と思っていたら、そそくさと DJブースに入って行かれた。そして始まる「僕にとっての神ランク DJ」のプレイ。
 僕はこの日最後の PCDJだった関係で、DJブースの真ん前に座っていた。最前列で手元を見られる至福過ぎる時間だ。後から「動画撮ればよかったのにー」とツッコミを入れられたが、大丈夫、2枚だけだがコッソリ写真を撮った。これは僕のスマホから消えることのない秘密の宝物だ。当然家の NASにもバックアップした。

これは前回いただいたお名刺。大切な宝物。

どどんの機材はオールドタイプ

 改めてお店の機材をじっくり観察したところ、一門会で使う Bar Storageと同じく Pioneer DJの機材ではあるものの、ジョグホイールが付いている機材の背面に「CDJ-300」とあったように思う。思うというのは、Pioneer DJの製品リストに「CDJ-300」がなく、「CDJ-200」か「CDJ-350」しか無かったからだ。
 外見的には「CDJ-350」に似ていた気がする。見間違い、勘違いかもしれない。

 画面部分を見てみたが、Storageの「XDJ-RX3」と異なり、波形や現在の演奏位置が表示されないどころか日本語トラック名が ?? に化けてしまっている。どどんで演れればどこでも演れるとは言われていたが、その所以はこの機材の補助機能の少なさにあったようだ。
 リルさんはじめ、これを自在に操れるのは純粋に「凄い」としか言いようがない。まあ、CDや USBメモリのデータではなくレコードで演る人からすれば、補助機能があるだけ EASYなのかもしれないが……アプリの機能でチートしまくった今の僕では太刀打ちできない。

その後……

偉かった方の人はバニーがお好き

 最後まで付き合ってくれた「偉かった方の人」が、ご祝儀という名目で近くのバニーガールのお店に連れて行ってくれた。実はこのお店、「偉かった方の人」は 3回目、僕は HACK.VGM@Bar フェーダーの後と今回で 2回目だ。どちらも彼のオゴリである。
 まあ細かくは語らないが、午前 2時近くまでウィスキーのロックを舐めながらいろんな話をして、最終的にはタクシーで僕の家に移動した。

タクシーと Goアプリと南海トラフ緊急警戒

 どどんの近くはタクシー乗り場以外からの乗車が禁じられていると思い込んでいたので、長堀橋の交差点北側まで徒歩で移動し、タクシーアプリ Goで配車を頼んだ。
 実際は深夜1時を過ぎれば制限はなくなるのだが、結果的にアプリでの配車依頼が大正解だったらしく、迎えに来てくれたタクシードライバーが言うには日本橋一の交差点から長堀橋の交差点までの間に、ざっと 30組を超える人々がタクシーを呼び止めようとしていたらしい。
 これも帰りのタクシーでドライバーから聞かされた話だが、この日は南海トラフ緊急警戒の影響で東京発の新幹線が昼前ごろから止まり、交通網が大混乱していたそうだ。新大阪駅に向かっても新幹線が大幅に遅れており、どうにか移動したい人が押し寄せた結果、新御堂あたりから道路がひどい渋滞で、タクシー会社から各ドライバーに「新大阪駅方面には近づくな」という指示が出ていたほどだったという。

dEAdbEEF314の覚醒モードがOFFにならない

 嫁氏も偉かった人も眠りについたが、僕は眠れずにいた。多分、仮免デビュー戦を生き延びた喜びと楽しかった興奮で脳内麻薬が大量分泌されたのだろう。
 結局帰宅から丸二日ほど眠れず、Twitterを見たりゲームをしたりして過ごし、12日の夜にようやく眠りについた。

画像生成AIをいじる

 仮免デビュー戦を終えたことを区切りに noteの看板画像を一新することにして、Stable Diiffusionをいじる。
 新しく出たという FLUX.1 devも試してみたが、大量に出力させて使えないものを捨てる方式で画像生成をさせる僕のやり方には、1枚当たりにかかる時間が大き過ぎて向かないので止めた。
 文字描写などかなり的確に処理されていたので、効率よく一発ずつ狙った画像を生成したい人には有効かもしれない。
 併せて、今までは ChatGPTあたりに丸投げしていたプロンプト作成や、Web UIの各設定項目についてちょこっと調べたり勉強して、これまでとは雰囲気の違った画像が出力できたと思う。
 特にこれまで軽視していたネガティブプロンプトは、ちゃんと設定すれば出力画像の精度をかなり引き上げられることが分かった。

これからしばらく

次のチェックポイントに向けて

 これからしばらくは、放置してきた「本日のCD」の更新や積みあがった Steamライブラリに手を出そうと思う。
 次のチェックポイントは 9月、一門会 会長のバースデーパーティーがある。ここでは弟子として現状報告をすることになるが、オールジャンルなので初心者会とはまた違ったセトリ作りが必要になるかもしれない。

これから

 今回の初心者会では、とてもたくさんの言語化しづらい情報を得た。やって良かったと思うと同時に、僕がしてもらったように「新たにこちら側に立ってみたい人」へ入口を紹介できればと思う。
 というわけで、これからも主催者がんばってください、リルさん。


そんな感じで約 9千文字。
長文お付き合いありがとうございました。

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