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DJとdjay PRO、マンガとソフトとはじめての本


何がわからないか、解らない

初心者・初学者あるある。

現時点でのDJ知識について

 現時点でDJについては、「はじめて、はじめまして」に書いたとおり「DJ道」しか知識がない。あとは名も知らぬスゴイ機械の、

  • 音量調整操作

  • BPM調整操作

  • クロスフェーダー操作

  • ヘッドホンからだけ音を出す操作

  • USBメモリ上の音楽ファイルを選ぶ操作

  • デッキに音楽ファイルを読み込む操作

を師匠から教わったのみだ。

習うより慣れろと言われて

 とりあえずやってみろ、とのことで先輩から「djay PRO」という DJアプリを勧められ、言われるまま家の WindowsPCにインストールした。
 起動すると、毎月 750円払って1ヶ月ずつ使うか、1ヶ月無料でお試しできる上に年額 5,400円とお得に使うかの2択を迫られる。
 この時の僕は、他にも選択肢がある可能性をすっかり失念していた。先輩からのお勧めということは困ったら先輩に聞けばよかろう、くらいに考えていた。甘えだ。
 そして特に悩むこともなく、僕の選択はもちろん1か月無料でお試しコースだった。なんだ、サブスク登録だけは先にさせるのか、まあよくあるアレか。

うっかり1ヶ月

 起動したものの、画面サイズとレイアウトの関係か、あの日見たDJ機器にあった「数少ない知っている何か」が一部どこにあるのかわからない。
 さらに残念なことに、僕の WindowsPCの画面はタッチパネルではないので、全てマウスでの操作になる……。
 ーー無理だ。
 どうしたもんかな、と考えつつ、その日はPCを終了させた。これが失敗だった。最近の僕は今こうしているように、ある程度の文章を書くでもないとそこそこの調べもの程度ならスマートフォンで済ませてしまう。
 それから1ヶ月、 WindowsPCを起動することなく、気が付けば年額支払い完了のお知らせメールが届いていた。
 もう、やるしかねぇ。

わかるところから調べよう

基本である。

djay PROについて調べよう

 djay PROについて調べてみるも、ホームページはガチガチの英語サイト。読めなくはないが、そもそも日本語での専門用語もろくに知らないので英語では正直しんどい。
 どうやらメインで使おうとしている djay PRO Windows版は2024年5月現在、シリーズのわりと後発で、日本語のネット情報は iOS版の解説ばかりがヒットし、DJソフトの解説サイトで取り上げられているのは serato DJか rekordboxがほとんどだった。
 なんだよ、djay PROってマイナーじゃねぇか!もっとメジャーなの教えといてくれよ!と半泣きで先輩を恨みそうになったが、どうやら djay PROは iOS上での DJアプリとしてかなり人気で、WindowsPC上での DJソフトとしては後発な分だけ情報が少ないということのようだ。

iPadでやれば?

 ごもっとも。
 一応 djay PRO目当てで中古の iPadを嫁氏に内緒で買ったものの、あっさりとバレ、今ではすっかり嫁氏の iPhone 13 miniでは画面が小さくて遊びづらいゲームをプレイする環境として取り込まれてしまっている。
 また Android版も試してはみたが、やはり画面構成が微妙に異なる上に狭くて操作も難しく、Pixel 8では何かが着信して音が出る度にググっと重たくなってしまうため、メインとして使っていくのは厳しかった。

さすがにMacを買うのは

 確かに調べてみればみるほど、PCDJにしても DTM/ DAWにしても Mac上でのお話がほとんどだったが、かといってまだ沼の入り口でズブりかけている段階からMacを1台ポンと買うほどの度胸はない。
 何より、これまで Windowsか Linuxで生きてきたので、Apple文化圏には一度も居たことがない。マウスのボタンが2つになったらしいと最近知ったくらいで、「1ボタンとか無理ー。最低 Yesと Noで2ボタン必要ー。」とか思っていた。
 結局は Windows版の Auto Mix機能で手持ちの MP3ファイルをツルツルつないでくれる様子を眺め、たまにパッドに登録された Air Hornで合いの手を入れるところ以上の前進は難しかった。PON!POPOPO--N!

そうだ、本を読もう

マンガと技術書以外は十年単位で読んでない。

ヒントはこれまでにあった

 これまでの供述の中にヒントはあった。専門用語もろくに知らない。そう、専門用語を知らないのだ。知らないものは調べようがない。
 DJスキルはコンピュータ技術にも近いはず。こういう技術ネタの場合は、むやみに「DJ 初心者」とかググるより初心者向けの入門書をあたる方が、ある程度の情報がまとまっていて頼りになる気がする。

技術書の要件

 もちろん書籍であってもウェブ上の情報と同じで、それが正しいことが保証されているものではない。
 まあ個人ウェブサイトよりは、カネで仕事を引き受けた汚い大人たちのシゴトがそこにある事を願うしかない。
 出版されているということはそれなりにチェックも入っている。たぶん。版を重ねていれば情報の古さと引き換えに正確さを期待できる。と、技術書に関しては思いたい。

これ、いんじゃね?

 もう、タイトルからしてズバりである。「2nd Edition」ということは 1stが存在する改訂版ということ、情報の精度は高いのではないか。さらに2020年の本ということで、鮮度もそこまで悪くはない、と思う。
 期待しかない。

紙か電子書籍か

Kindle版でいいよね?

 入門書以外の技術書は、基本的に紙の本を選ぶことにしている。入門書は順を追って読むが、長く使う技術書はあちこちペラペラめくりながらの方が多いからだ。
 今回は入門書なのでシーケンシャルアクセスがメインとなる。つまり Kindle版でよい。Kindle版は2,156円で今すぐ読める。紙だと2,200円で配達されるまで待たねばならない。
 Kindle版一択だ。

Let's Kindle Unlimited!

 よく見ればこの本、Kindle Unlimitedに含まれていて、月額980円で読める。1ヶ月以内に集中して読んである程度の流れや専門用語を把握できれば、1ヶ月だけ Unlimited入るのが最もお得か……。

よし、やってみるか。

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