デザイン初学者さんに伝えたい、今も大事にしているデザイナーの心得
こんにちは、ピクスタ株式会社でデザイナーをしているミユキチです。
入社から約半年。ありがたいことに今年からマネジメントも任せていただき、インターンでデザイナーをつとめてくれる子のメンターになりました!🎉
1年後に期待する姿を想像しながらふと考えたこと。それは、
成長スピードを少しでも上げられるようにするためには、普段から大事にしてほしい姿勢や行動を伝える必要があるかも。
そこで、数年間デザイナーとして働き、今も大事にしていること・私自身が初学のうちに知っておきたかったことを6つの心得として伝授しました。
今回はそれが他の誰かの手助けにもなるようであればという気持ちを込め、本noteで公開しました!
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1. 観て、集めよう
デザインのスキルは、常に観察が土台になってくると考えています。
余白の扱い方、フォントの選び方、色の選び方、流行...
普段から目を養い、基本のルールを見つけ、自分のものにしていくことができるのが観察のちからです。
普段の観察に加えて、なにかを作る目的に沿って、参考デザインを集めるのも大事。自分の中になかったレイアウトのアイデア探し、他のメンバーとのイメージのすり合わせに効いていく。
おすすめはPinterest。普段の観察はボードをデザインの種類別に分けるとあとで探すときも便利です。
2. 作ったものは残そう
作ったデザインを残すことは、思考の変遷をたどる道標。最初のうちはちょっとしたデザインの違いでも残しておくのがおすすめ。
その道標は、デザインを振り返って成長過程を見せてくれたり、デザインの意図を思い出す手助けにもなります。
3. フィードバックは宝物
フィードバックはいろんな人の視点を大事に。
ユーザーはノンデザイナーもデザイナーも関係なくいることが多いから。
あんまり無いことを願うけど、フィードバックの時に強い言葉を使う人もいるから、その時は意図だけを考えたり、引き出してみて。
フィードバックは宝物、とは言ったけれど、すべてを取り入れるかは別。「目的」「対象ユーザー」など、サービスの基準となるパラメーターを軸に考えていこう。
4. 意図を伝えよう
初学のうちはどうしてそのデザインにしたかの意図を伝えてみて。
どう考えてそのデザインにしたか、それが最適なデザインかどうか、先輩デザイナーがフィードバックしやすくなります。
5. 能力を制限しない
デザイナーの領分じゃない、と考えるのはちょっとまって!
ちょっとした言葉の表現も、結果で見えてくる数字も、どんなSNSの環境で見てもらうかも、すべてデザインの構成要素であり、関連してくるもの。デザインは見た目だけじゃなくて、設計だからこそ、いろんなことに興味を持ち、自分のもつ感覚や能力を制限しないで、発揮し続けることが、デザイナーとしてのプロ意識のひとつになっていきます。
6. 情報に敏感に
デザインツールも、その中の機能も、デザインの流行も、いろんなことが素早くアップデートされていく世の中だから。
ユーザーのためになることであれば、どんどん新しいことを取り入れていこう!
最後に
ここまでいろんな心得を伝えました。これから大変なこともあるだろうけど、ものづくりは楽しい!新しいものを取り入れ、新しい発見をして、たくさんわくわくしましょう!
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私から伝授したいことはこれで終わりです!
このnoteを読んでもデザインのHOWは書いてありませんでしたね。何の難しいことも書いてなかったので期待はずれだったかもしれません...。
しかし、この6つの心得は、1デザイナーとして成長し続けるために本当に必要な心構え。もっと成長したいと思ったとき、躓いたとき、困ったとき。そんな時に思い出してもらえたら光栄です。
サポートいただけたらものすごくよろこびます!!活力!!