フランクなのと、雑なのは、全然ちがう話
こんにちは、デザイナーのみゆきち(@de_Miyukichi)です。
デザイナーとして働き始めてからいろんな人のコミュニケーションで気になることがあったので、noteに記しておこうと思います。
タイトルの通り、「フランク」なコミュニケーションと、「雑」なコミュニケーションについて。明るければフランクで良いコミュニケーションでしょ、と思い込んでいませんか?
そもそもフランクってなに??
フランクってなんとなくこんなイメージ、っていうのはありますが、はっきり言葉であらわすとなんだっけ...?調べてみると、
frank(英語)とは
・気さく
・淡白
・さっぱり
・端的
・ざっくばらんな
英語はこんな感じ。では、
「フランクな人」とは
・率直な人、隠しだてをしない人
・嘘の無い、本音本心で接して、かつ上下関係無く遠慮しない人
(参照元:http://imimatome.com/katakanagonoimi/katakana42.html)
「フランクさ」という言葉が日本でイメージされやすいのは、英語の意味も含めて、以下のように定義しましょう。
素直で、明るく、上下関係無く気さくな感じ
うん、個人的にはこんな感じで納得です。
本題
では、タイトルで取り上げた本題です。
「フランク」と「雑」なコミュニケーションについて。
上で「フランク」の意味を定義しましたが、「雑」であること、という意味は含まれていません。
そもそもこの点を勘違いしている方が多いように思います。
例を示します。
雑なコミュニケーション例
A「バナー作れる?」
B「なんのバナーですか?」
A「XXキャンペーンの。」
B「いつまでですか?サイズは?どこに掲載するものですか?」
A「・・・」
B「・・・」
フランクなコミュニケーション例
A「XXキャンペーンのバナー、5日後までにお願いできる?」
B「できますよ。」
A「ありがとう!じゃあサイズはこれで、〜」
B「かしこまりました!」
お分かりでしょうか。(例がヘタでごめんなさい。。)
「雑なコミュニケーション例」の方は、相手への配慮が欠けています。
フランクさというのは、相手の欲しい情報や相手に伝わりやすい言葉選びをすることが前提で、相手が心地よいコミュニケーションであると感じて初めてフランクだ、と言えるものなのではないでしょうか?
相手が理解できない状態でとりあえず気軽に言葉を発することは、フランクどうのこうの以前にコミュニケーションを放棄しているのと一緒。
配慮が感じられないコミュニケーションでは不満に繋がります。
言葉が足りないと認識齟齬にもなりえます。
不満も認識齟齬もあったら、その場の雰囲気の悪化にも繋がります。
なにもいいことない。。
まとめ
ここまでのことから、「フランクさ」という言葉の意味を再定義します。
相手に配慮があり、素直で、明るく、上下関係無く気さくな感じ
フランクを売りにするときは、気をつけましょう。思いやりあってこその、コミュニケーション術です。
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