
#006 「黒いマントと真っ赤なリンゴ」長渕剛を考察する。(独断と偏見)
こんにちは、大学生YouTuberのSOMです。
話を始める前に。
僕のYouTubeチャンネルでは、大学生としての日常、日々感じること、たまに長渕剛さんについて語っています。
最近滞っておりますが、応援よろしくお願いします。
↓↓ チャンネル登録はこちらから ↓↓
さて今回は、最近話題の長渕剛さんの新曲、
黒いマントと真っ赤なリンゴ
について、歌詞を考察していきたいと思います。
(個人的解釈ですので、いろんな捉え方があっていいと思ってます!!)
(Original.ver)
(THE FIRST TAKE ver.)
目次
1.経緯
2.歌詞の考察
3.まとめ
4.終わりに。
1.この歌ができる経緯
まずこの歌できる経緯(というか、できるまで)についてお話しします。
2024年6月の大阪城ホールから、「BLOOD」というライブが始まります。
そのライブに向けて、新曲10曲が収録された「BLOOD」のアルバムが5月22日に発売されることとなりました。
1. 路上の片隅で
2. ひまわりの涙
3. ジャッキーレディー
4. Face Time
5. いいんだよばーか
6. 黒いマントと真っ赤なリンゴ
7. ステンドグラス
8. ZYZY
9. ダイヤモンド
10. BLOOD
「黒いマントと真っ赤なリンゴ」はそのアルバムの中の一曲です。
実は、発売前から大分に曲の全貌が公開されていて、AuDeeという配信プラットフォームで聞くことができます。
(「Bro²BLOOD」という題で公開されてます。)
はい、というわけで、本題に参ります。
2.歌詞の考察
太陽とからっ風が音も立てず沈んでった
夜の闇を切り裂く置いてけぼりの孤独
俺はひしゃげた体
お前のそばにすり寄せた
始まりは、風景画、イメージですね。
沈む太陽などに孤独を隠しきれず、弱さを曝け出しているって感じでしょうか。
力のない正義に打ち負かされて
綺麗事ばっか 寂しさを呪ってきた
みすぼらしい背中
世間に見切りをつけた!!
ここから前の歌詞の「孤独」が、具体的になっていきます。
「力のない正義」というのは、なんなんでしょう。
これは個人的な意見ですが、「力のない」とは、「愛のない」ってことなのかなって思います。
打ち負かされる、というのは、「その”愛のない正義を掲げる者”の数に圧倒される」みたいなイメージを受けるのですが、皆さんはどうでしょうか。
そんな綺麗事ばかり蔓延る世の中に深い悲しみを覚えていて、
しかし、この悲しみを誰かとも分かち合えない寂しさがあり、その孤独である自信を呪い恨んできたって感じでしょうか。
(*サビ*)
黒いマントを破りすて 真っ赤なリンゴにかぶりつき
そして
下のもつれた常識に 真っ赤なリンゴを投げつけた
投げつけられたそのリンゴは
踏み潰されて転がった
真っ赤なリンゴは誰のもの
赤いリンゴは誰のもの
LalalalaLa-la La-la~LalalalaLa-la Lalala~
ここからサビ、な訳ですが、なんか僕的には文章に違和感を感じてきました。
というのは、「世間に見切りをつけた人」と、「リンゴを投げつける人」って実は違うのでは??、、、という疑問です。
黒いマント、は自分を覆い隠すものって感じなので、
僕の頭の中では、「匿名上のSNS」みたいな印象をすごく強く受けています。
そして、多分、「かぶりつく=理解する」、ってことなので、
他者に自分の「正義」を理解させようと(食べてもらおうと)、そのリンゴを投げたが、
正面から断られた、って感じですね。
ここまで聞いてると、サビと、サビまでの歌詞は結構分離していることがわかりますね。
その後の詳細は、
「3.まとめ」をご覧いただければわかるかと思います!
取り返しのつかない決断の時が来たんだ
後悔の涙だって取っ払ってしまうんだ
なんだかこれだけみてると、「まだ見切りをつけれていない心の弱さ」みたいなふうに感じます。
というのも、「決断」っていうのは、見切りをつけるのにまだ戸惑っているみたいな、そんな印象を受けるからです。
孤独になるのは怖いけれど、もう決めるのだっ!、みたいな…。
怪しげな道しるべ 怪しげな誘い水
惨たらしすぎる 裏切りの雨
純粋の水面に一滴落ちる時
ひたむきな背中
世間に見切りをつけて
(*サビ*)
ここでちょっと変な切り方をしましたが、
この、「道しるべ、誘い水、雨」って列挙してるんだと思います。
今まで見てきてもわかっちゃいたけれど、
改めて認識して、世の不条理に涙する、って感じでしょうか。
「みすぼらしい背中」、から、「ひたむき(=一途にうちこむさま)」に変化しているので、
一番とは違い、二番では前向きな「見切り」をつけているのだなと感じます。
そしてサビで幕を閉じます。
3.まとめ
この曲の全体のテーマとしては、「正義」です。
世の中、いろんな「正義」が存在して、SNSにもその争いの痕跡は顕著に残されています。
「政治」なんかはとてもわかりやすい気がします。
増税とか、政治資金とか、陰謀論とまとめられること(🐀?、🐯?)とか、
話題はつきません(というか、常に話題に尽きることがない業界なのでしょう)が、
皆それぞれの正義感をふりかざして、必死に自身のスタンスを守っていきます。
しかし、それは「誰のために」行なっているのか、というところが最大のポイントなのではないかと思います。
具体的には、随分前ですが、「LGBT理解増進法」という法案がありました。
国会は「多様性の尊重」を売り文句に様々なキャンペーンを実施し、無事、法案は可決されました。しかしその裏腹、
実際にLGBTである当事者の方は「その”過度な”法案可決を望んでいない」、といったインタビュー・意見も多数散見しました。
あくまでこれは一例ですし、僕も勉強不足があると思いますが、
その投げた「正義」であるはず”リンゴ”は、
「え??結局誰のものなの?」って、なってる現状はとても多いのではないか、
と想像しました。
今の世の中のそんな偏重ぶりに、剛なりに考えた末、
この曲を作成したのではないか、
と僕は、個人的に思っています。
それを考え、僕は、
「無責任に正義を主張することは罪の一つかもしれない」と思い、
もっと「自分の頭で考え、真実を見極める」ことが重要であることを再認識しました。
…といっても!!とはいってもですね、、。
Bro²BLOODでも剛本人が言及しているのですが、
この「黒いマントと真っ赤なリンゴ」は、、、
剛自身も「歌詞を辿ってくとねぇ、俺もわかんないわけよ」なんていっちゃってます。笑
(↓ 5:22くらいから聞いてもらえると。 ↓)
なので、そこまで深く考える必要もないのやもしれません。笑
私個人としては、テーマの割にとても口ずさみやすい、抽象的な曲に仕上げられていることは初っ端で感じたので、
「歌いながら、あとはみんなで考えていこうぜ!」みたいな、
メッセージ性を一番感じた曲でした。
4.終わりに。
というわけで、今回は、「黒いマントと真っ赤なリンゴ」についての考察をしてみました。
ここに至るまでに、まぁ、色々と、あったわけです。
もちろん誰にも真実はわからないし、そんな占いみたいなことをするつもりは毛頭ありません。
ただ、言われもないこと、つまり「誹謗中傷」されている(現在進行形で)ことには日々腹立たしさを募らせながら、
乗ったら負けだ、と、
それだけ自分に言い聞かして、時には別の表現法を考えてみるとか(逆に勉強になったこともあるぐらいなのかもしれませんが)、
色々試行錯誤を重ねてここまでやってきました。
最後に、一年ほど前にInstagramにこんな投稿をしていたのをここで振り返っていきます。
人が怒る
人が笑う
人が泣く
すべては自分にある
責任とか裁判官的判決的なものではなく人は鏡
うつるのは自分
わたしは、人を通して、わたしを知る
冒頭に、そう書いていました。
ファン目線だとか、そういうのは抜きにして、客観的にみても、
純粋に、人として、真剣に、生き方について考えている方にしか私は見えないのです。
僕はそんな剛の、長渕剛さんの、名誉回復に少しでも貢献できたらなと思っています。
というわけで、今回は以上です。
ではまたっ。