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この世界

 イシノアサミさんとゼロの紙さんの

どこかでだれかが

 やわらかい筆致とほのかな色使い
 先入観を極力排除し
 普遍的なこころのあり方に
 焦点を当て
 見る人の感性を邪魔せず
 そのひとの受け取り方を
 大切にすることばのつらなり

 

届いた時の状態

 この世界
 わたしの文章の中で
 この  とか ある とか 表現する時
 伝わっているかたも
 いらっしゃるかも知れませんが
 一般口語的な意味を少し外れた
 哲学で触れるような意味合いで
 記述していることがあります
 
 この世界と言う時
 一般口語では 単純に世界のことだなと
 捉えるのが一般的かと思います

 この と言うとき
 今
 わたしの思う わたしの感じている
 が言外の意味にあり
 世界  は
 地球または宇宙という物理的な
 捉え方に寄った感覚や
 自分の観ている 事象 そのもの
 イメージの話として捉える感覚があります
 
 ひとを機械的な 観測機械のように
 捉えて お話するならば
 色覚 や 聴覚
 味覚 や 触覚
 などの 機能的には独立した
 個々の機能を備えており
 各感覚器官はそれぞれに
 異なる情報を取得しています
 
 しかし、ある事柄やものを認識するために
 いくつかの情報を混ぜ合わせることで
 より そのある事柄やものへの認識を
 深く広いものにするという作業を
 毎日行っています

 その中で、色や音などの
 個々の事象においては 関係のない
 事柄を
 ある 何か を認識するにあたって
 関連性を見出して
 それである と 認識の強度を高めて
 自分の認識のもとに
 よりどころが存在するかのように
 記憶していっています


届いた全てのもの

  どこかでだれかが で 表現されていることは
  ひとがそれまでに 培ってきた感覚が
  多様であればあるほど
  それは 喜びや悲しみ 痛み 穏やかさ
  を 望む望まないにかかわらず
  受け取ってきたことが多いほど
  それぞれの色の持つ意味が
  広く 深く 繊細に 感じられる
  そして それは 見るひと それぞれで
  異なる世界を見せてくれる
  そんな不思議な 絵本 です

  以下に、作者様の関連記事を記載いたします。
  ご興味を持って頂けたかたがいらっしゃったらとても嬉しいです。

  イシノアサミさん、ゼロの紙さん
 素敵な作品をありがとうございます!

 よいお時間をお過ごしください。

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