スルーしないで!!席替えの際に出てくるいじめのサイン
こんにちは、Pontaです!
今日は「席替えの時に気をつけなければいけないこと」についてお話しします。席替えって、子供たちにとってすごく楽しみなイベントですよね。新しい席に移ることでテンションが上がり、教室の中がワクワクした雰囲気に包まれます。でも、教師としてはこの「席替え」が持つ別の側面にも気を配る必要があるんです。
実は、この席替えのタイミングは、いじめやちょっとした差別の兆候を見つける絶好の機会でもあるんです。今日は、どういった時にそれらを見つけられるのか、そのポイントについて詳しくお話しします。
1. 席替え直後の反応に注意
まず、席替えをして子供たちが新しい席に移動した直後の様子に、しっかりと目を配りましょう。この時に子供たちから「やだ!」とか「Aと一緒になりたくない!」といった声が出ることがあります。こうした言葉を聞き逃してはいけません。
その場でしっかりと注意を促し、「そういうことは言わないように」と伝えることが大切です。これをそのまま放置してしまうと、些細な言葉が差別やいじめの芽となりかねません。また、後でその子供と話す時間を設け、なぜそのようなことを言ったのかを確認し、フォローアップすることも大事です。
2. 子供たちの表情と態度に注目
次に、声には出さなくても、子供たちの表情や態度にも注意を向けましょう。新しい席に移った時、嫌そうな顔をしたり、周りと目配せをしている子供がいるかもしれません。また、隣の席に移動する際に、あからさまに避けるような動きをする子もいます。こうした態度も見逃してはいけません。
表情や仕草が微妙で、その場で注意するのが難しい場合でも、こうした行動は教師として心に留めておき、今後の指導や観察に役立てることが重要です。いじめや差別の兆候は、こうした小さなサインから現れることが多いので、しっかりと見ておくことが求められます。
3. 座席の距離感にも気を配る
さらに、席替えが終わった後に、座席同士の距離にも注意を払いましょう。時には、子供たちが隣の席と微妙に距離を取って座ることがあります。例えば、指一本分くらいの距離を開けて座るなど、教師が気づかないほどのわずかな隙間を作ることがあるんです。
これが片方の子供が意図的にやっている場合もあれば、両方の子供が無意識にやっている場合もあります。こうした状況を見逃さず、「ちゃんと隣の席にくっつけなさい」と指導することが大切です。これは、いじめの前兆としてよく見られる行動でもありますし、いじめがすでに存在している場合にも顕著に表れるものです。教師として、こうしたサインに敏感になり、対処することが重要です。
4. いじめや差別を防ぐための事前対応
では、こうした問題を未然に防ぐためにはどうすればいいのか?その答えの一つは、事前に子供たちに話しておくことです。予告することで、子供たちにプレッシャーをかけ、いじめや差別的な言動を抑制する効果があります。
例えば、「席替えをした後で『Aと一緒は嫌だ』とか『隣に座りたくない』なんて言ったら、その場で席替えを中止します。元の席に戻して、今後一切席替えはしません」というふうに伝えておくのです。これにより、子供たちの間で無用なトラブルが起こることを事前に防ぐことができます。
また、隣の席と距離を離すような行動に対しても、同様に事前に話をしておくことで、そうした行動が出にくくなります。「先生はしっかり見ていますよ」と伝えることで、子供たちに規律を意識させることができます。
結論:いじめの芽を摘むために
今日は、席替えの際にいじめや差別の兆候を見つける方法についてお話ししました。いじめの芽は、日常の些細なやり取りや態度の中に潜んでいることが多いです。教師として、そのサインを見逃さず、適切に対処していくことが、子供たちの健全な成長を支えるために必要です。
席替えは、楽しいイベントであると同時に、注意深く観察しなければならない場面でもあります。こうしたポイントを押さえて、日々の指導に役立てていただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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