AIアート研究所 - 研究報告その１

2022年10月3日 21:15

こんにちは、だだっこぱんだです。今回は僕が運営しているDiscordサーバー「AIArt研究所」で得た知見を共有します。
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美少女系の基本的なタグ | waifu-diffusion

waifu-diffusionはdanbooruという海外のサイトから学習しているので、そこのタグについて知れば、うまいことプロンプト作ることができます。
まずはDanbooruの基本的なタグについて。

画像の対象がどのアニメ、マンガ、ゲームからの物なのかを指定するタグです。オリジナルのコンテンツは"original"で学習されるようです。

キャラ名です。東方Projectの八雲紫なら"yakumo_yukari"で出てきます。

キャラの特徴を示すタグです。全身の画像だったら"full_body"だったり、黒髪だったら"black_hair"だったり。

作家名です。
これらのタグはWaifuDiffusionでは学習されていません。しかし派生元のSDがぼんやり覚えてる何かで変わることはあります。

waifu-diffusionでよく使われるタグについて紹介です。

DanbooruのWikiによると「たぬきソフトのゲーム「微少女」を指します。美少女 (「美しい若い女の子」) の一般的なタグとして使用するにはあまりにも一般的で主観的です。」
だそう。

使ってみると効果は大きいです。bishoujoを指定するとかなりきれいなアニメ風の画像になります。
bisyoujoとbishojoは少し弱めの効果になりました。

cuteは目の間が少しだけ離れた、パリッとした顔つきに、moeやkawaiiはやや幼くなるようです。bishoujoは比較的幼くなりにくいみたいです。

服装指定に revealing see-through sheer lace とか from_back を入れると、アニメ系のサンプルが少なく、リアル画像の学習データが強く選択される場合があるようです。
ネガティブプロンプトに photorealistic を入れても出てくるそう。

副作用もありますが、アニメイラストに偏って登場する概念 を入れることである程度軽減できるみたい。

CFG Scaleに比例して肌の影や、背景の彩度、コントラストがキツくなっていくというもの。
x/y-plot を使って検証してみました。

肌色を調整したいときはCFG Scaleを変えてみるのもありですね

Danbooruのメタタグは、WaifuDiffusionでは学習されていないですが、プロンプトに使うと効果はあるのでしょうか？

Do not use meta tags such as "highres" as these were not used in training.
「highres」などのメタタグはトレーニングで使用されていないため、使用しないでください。

https://wiki.installgentoo.com/wiki/Stable_Diffusion#Waifu_Diffusion

よくわからんですね。HQだとアニメ絵率が上がってますが、偶然かも…？

一番初めにも話しましたが、AIアートの研究所的なコミュニティを運営しています。いろいろと情報共有したり、検証したりしてるので良ければ参加してみてください！