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キッチン成スさん 米沢牛のとろけるカレーの感想


山形県南陽市に『スパイスキッチン 成ス』さんは所在する
山形のカレー屋を紹介するテレビ番組にて、間違いなく最高峰のカレーを提供するジャイが紹介されず、喫茶店のクソみたいなカレーを紹介していたことがあった 

どういったことが理由かは解せないが、保守的な実際の本当に必要な現場やとりあげるべき声を無視した山形の保守的なテレビの世界に、服部の負の遺産に、中指を突っ立てていたわけだが、成スさんは良さそうだった


2019年に開店された成スさんは、白を基調にした店内に統一された調理器具を使用され気持ちがいい
またレモンスライスを使用したレモン水を提供しており、あまり気にしないようなところをわざわざ手間をかけているのが好きである

提供されるカレーは、欧風カレー風の黒っぽい色をした具がほとんど見えない系で、ご飯は山形県産の米と豆や紅大豆が一緒になっている
米沢牛の牛筋が使用されているのだが、米沢牛というネームバリューはあるにしても高価である
アマゾンで検索したころ、米沢牛筋500gは1250円で、海外のものは400円程度である
100g米沢牛筋がはいっていたとして、250円分が普通盛り750円を占めていたらやっていけないであろう
おそらく、肉屋さん等でお店には出せないような肉の切れ端を安価で仕入れ、とことん煮込むことで原型をなくしてごまかしているのではないか
米沢牛であることは一緒であるから、そうだったとしても私としては得したと思うタイプなので問題はない
辛みを調整することができるが、普通の辛みは普通だけあって普通である
口当たりがよく、なめらかで癖がないのにあっさりはしていなく、阿部サダヲさんのようである 揚げたてで出してくれるとんかつは、グループ魂の港カヲルさんとバイトくんさんのごとくいい意味で足していくことのOver30dothesoulな快楽が竹内力である(グループ魂の【魂】読み方は【だましい】ではなく【たましい】である)
よく量販店などにあるS&Bの缶のスパイスのでかいバージョンがキッチンにきれいに並べられており、庶民の味に近づけつつ、豆をご飯にいれたり米沢牛というブランドで他店との差別化を図っているように思える
私は庶民の味を追及したココイチカレーを定期的に食べたくなる舌を持ち合わせている為、成スさんの味はとても落ち着く

また【じっくり煮込んだ米沢牛のスジとスパイスが効いたカレーはベストマッチ♪】とネットに書き込みされていたが、ベストマッチという程カレーを、ジャイを、津々浦々の店と比べてベストなのかな、と思った


店長さんは北海道から山形に来られ、さわやかではきはきして飲み屋の若手ハゲオーナーっぽくて好きだ(実際剥げておられる)

成スさんは自宅から1時間くらいかかるが、定期的に来たくなる自身のカレーバランスをココイチと共に調整してくれる良カレー屋である

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