長野放浪記2日目
珈琲美学アベに早朝から行ったが、満席でかつ並んでいた
即決で諦め、別所温泉へ向かった
別所温泉は、長野県上田市の標高約570mにある信州最古の温泉であり、泉質は弱アルカリ性の単純硫黄泉で黄色である
【男はつらいよ 寅次郎純情詩集】のロケ地でもある
別所温泉の源泉、共同浴場「大湯」「大師湯」「石湯」足湯「ななくり」「大湯薬師の湯」及び13ヶ所の住民用洗い場を所有・管理するのは特別地方公共団体である
所有者は別所温泉財産区であり、管理者は上田市長だ
別所温泉の源泉は上田藩によって保有されていたが、1871年の廃藩置県の後、源泉は国有となった
1889年小県郡別所村に温泉や共同浴場の維持・管理に当たる鉱泉組合が作られたが、大正初期まで別所村が国に源泉の借料を支払って温泉を運営していた
1916年源泉が国から別所村に払い下げられて以降、源泉は別所村の村有となった
1956年別所村と西塩田村、東塩田村、中塩田村が合併して塩田町が発足したが、同町設立に際し、源泉や共同浴場など温泉財産については塩田町に移管せず、引き続き旧別所村をもって所有者とする旨が合意された
これにより地方自治方第3篇第4章の規定に基づき、特別地方公共団体として別所温泉財産区が設立された
また、別所温泉を含む上田周辺は養蚕の活況で古くから賑わっていたが、養蚕業の衰退や社会情勢の変化と共に廃業している
伝統のある宿はたいてい元蚕種屋で、湯治客に家の一部を間貸していたことから始まり、半農半商経営だった
大師湯近くにある北向観音の正面石段西側には、愛染かつらがある
のうぜんかつらとは無関係だ
別所温泉を春に訪れたなら、ほんとうにのほほんとして和めるだろうと思う
ハードオフを2件ハシゴした
中野川中島店には引退した方や引き取った方のものであろう、クラシックとヒップホップの在庫が半端なくあった
小布施に向かう途中、謎の古本屋、カフェがあり凸した
民家を趣味で本屋としているような感じで、カフェでは全くない
雑にジャンル分けされた棚が6畳2間に乱雑に配置され、ラジカセで日曜サンデーを流している
単行本500円、文庫本200円くらいで販売されていた
足の踏み場がないくらい散乱された物の中を掻い潜って、4冊購入した
おぶせミュージアム・中島千波館をダッシュで閲覧し、ohanaという店でとんでもなくうまいあんパンと焼きそばパンを買った
高田世界館でプシュパを見た
ここは日本の新潟県上越市にある映画館で、1911年高田市に芝居小屋高田座として開館した
2009年に一度廃業したが、街なか映画館再生委員会が特定非営利活動法人認定を受け、同委員会が運営を行っている
洋館建築では全国でも最古の映画館の一つとして知られ、登録有形文化財に登録されている
日曜日の17時から上映の回で、お客は私を含めお爺さんと2人だけだった
映画があまりにも途中で終わってしまい、トイレでお爺さんと愚痴りあった
上越の夜は、恐ろしく暗い
中華料理 美味居(うまい)でボリューミーな青椒肉絲定食を胃にぶち込み、疲れ切りながら高速道路を使用して北上する
22時6分、車内ではBetty Davisがとんでもない爆音で流れている
トロトロ走る運送屋のトラックの後ろで、黄色や青の電灯の中を「キリンビール」とシャウトする(ピンときた方、一杯奢ります)
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