DDDPについてのQ&A
こんにちは、DDDPの中倉です。
今回は総合文芸誌『Drops』や『Drops/note』を運営している、私たち『DDDP』についての自己紹介を行わせて頂きたいと思います。
『DDDP』という名前の由来や活動理念、予定している今後の活動などについて、Q&A形式で紹介していますので、是非ご覧ください。
目次
Q1.DDDPってなに?
Q2.DDDってどういう意味?
Q3.具体的にはなにをやるの?
Q1.DDDPってなに?
DDDPは「宛先をもつ表現」を主軸として活動する、総合企画ユニットです。
総合企画というのはようするに「本が作りたいけど、それ意外にも色々なモノを作ってみたいし、イベントなんかもやってみたい。それなら思いきって、全部やろうじゃないか」と考え、DDDPのPには『product』や『publishment』、『project』といった、様々な意味を込めました。
2.DDDってどういう意味?
DDDは『Daft Dance Droppers』の略字となっております。
これは岩戸隠れ伝説にでてくる、アマノウズメの話を友人から聞いているときに思い付いた名前です。
岩戸隠れの伝説では、洞窟に引きこもり、岩で戸を閉めてしまったアマテラスを引き出すため、アマノウズメが踊る場面があります。しかも古事記によれば、そのときアマノウズメは半裸になって躍り、その場に集っていた多くの神々を笑わせたらしい。
結果的に、外の騒がしさが気になるアマテラスは、そのまま誘い出されるように外へ出てしまうのですが……私が「いいな」と思ったのは、アマノウズメの躍りが、単なる自己表現ではなく捧げ物、つまり「宛先をもつ表現」だったからです。
考えてみれば、そもそもあらゆる表現は、宛先を持っていたはずです。その宛先は場合によって神であったり恋人であったり、様々でしょうが、いずれにせよ、宛先はあったわけです。
しかしいつしか宛先の重要性は薄れてしまった。今では「自己を表現するために宛先を作る」というような本末転倒の状況さえ見受けられます。
もちろんそういうのも、アリだとは思います。現実として、僕もそういうものを見て、楽しむ時もある。
けれど、自分がやるなら「宛先をもつ表現」をやりたい。それは時として、自らをクールでスマートに見せる自己表現に比べれば、愚かなのかもしれない。
けれど、それで宛先に届くなら、そしてそこで感動を生むことができるなら、自分が愚かに見えるとか、そういうことは、どうでもいい――そう想い、Daft Dance Droppersという名前をつけました。
Q3.具体的にはなにをやるの?
現在のところ、総合文芸誌『Drops』や、その制作過程やコンテンツを順次楽しんで頂ける『Drops/note』の運営を予定しておりますが、そのほかにも様々なプロダクト制作やイベントなどを行うことができれば、と考えています。
ただ、私たちの活動は恐らく「身近な友人を笑わせたい」「この世界をあの人にも見てほしい」といった具合に、どれもが非常に個人的な宛先を持つものになると思います。
しかしそれでも、アマノウズメの躍りが『アマテラス宛て』でありながら、多くの神々を笑わせたように、私たちが『個人的な宛先』へ送る表現を、皆様に少しでも楽しんで頂ければ、これに勝る喜びはありません。
これからどうぞ、よろしくお願い致します。
(DDDP 中倉)