神聖かまってちゃんの「肉魔法」を聴いて欲しい
神聖かまってちゃんの一番好きな曲は、「肉魔法」です。feat.赤飯さんverも最高なのでそちらも聴いてみてね。
とにかく「肉魔法」の歌詞が胸に刺さりまくる。
ここからは個人の解釈が入りますのでご注意を。気になる方はブラウザバック!
まず、冒頭の歌詞から1番サビまで。
このままではフルに引用する羽目になるため掻い摘んで説明する。できれば歌詞を調べながらこの記事を読んで欲しい。
大人になりたくない・ガキと言われたくない→社会に適応できない自分
わがまま→社会への反抗
魔法の使い手→音楽活動、曲の創作?
魔法→完成した曲
消えたい願い→希死念慮
生きたい想い→死にきれない自分
全部合わせて解釈すると、音楽活動をしている中で「そんなんじゃ社会でやってけないよ」など人から批判されつつも、自分の創作力を信じて、体力・精神力を削り、希死念慮と死にきれない自分を曝け出した曲を世の中にぶつけて、解き放つことで、自分は昇華される。みたいな?歌詞では「肉魔法」を使うことで「どでかい魔法がひとつ」生まれる。「どでかい魔法」とは、自分にとっての大事な曲であり、自分自身でもある。死にたいと生きたいの間で葛藤する自分を解き放つには、「どでかい魔法」という名の曲を生み出すことで自分が死にきれない・生きる理由を再認識する。
2番サビでは、走り続ける(曲を作り続ける)ことで自分が生きる理由を作っているように伺える。
そして、その「魔法」とやらは止まらない。おそらく音楽活動をずっと続けていること。誰に「無理に決まっている」と言われても、自分が生きる理由のためにずっと音楽活動を続けて、続けて、続けて、アーティストとして駆け出していく。
というのが私の解釈。なんというか、己を貫く姿と、死にきれないつらさと、それでもなんとか世の中にしがみついて生きようとする懸命な姿を思わず想像してしまい、泣きそうになる。
の子さんは自分の思いを投影した曲を作ることが多いです。「肉魔法」もそのうちの一つ。一度どん底(絶望?)を経験したことがある人だからこそ生み出せる、自分の強さと弱さを曝け出した1曲だと思う。
の子さんの本心をもっと見たいのであれば、「天使じゃ地上じゃちっそく死」「花ちゃんはリスかっ!」を聴いてくれたまえ。
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