AWS SOA合格記
AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト(通称SOA)に合格したのでその記録をつらつらと書いていきたいと思います。
関連記事:
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・AWS DOP合格記
AWS資格の合格記もこれで三つ目となり、Associateをコンプリートしたことになります。やったぜ。
学習開始時のスキルセット
・AWSを業務で触り始めておよそ一年半
・AWSを用いたよくある三層アーキテクチャやWebアプリのインフラ設計やAPIの開発に必要なサービスは一通り理解して触れる
・CloudFormationやKubernetsなどを用いた業務レベルでの構築経験はなし
・サーバーレス関連は最近よく触るようになり、AWS SAMやCDKの勉強を始めた
・SysOpsの領域は全くノータッチ
学習期間
勉強開始:9月頭
Web問題集、Udemyの模試試験:9月〜10月頭(約50時間)
Black Belt:10月一週目(10時間弱ぐらい)
公式の模試試験 & 最後の追い込み:10月上旬
受験日:10月二週目
今回は試験の合格を主目的にしていたのでハンズオンや体系的な学習を省くなど範囲を絞ったつもりでしたが、それでも合計80時間程度と(前回あんなにイキったのに)かなり時間がかかってしまいました。
セキュリティや監視など触ったことすらないサービスが多く、そもそもそれらの基礎から学習する必要があったため大変でした。
おなじみのUdemyの動画講座などで勉強した方が結果的には早かったかもしれません。
学習に使用した資料など
毎度お世話になってるkoiwaclubさんのWeb問題集です。
AWS SOAに関しては2020年10月時点で81x7=計567問もの問題が収録されており、この問題集の正答率が8割キープできるようになればまず合格できると思います。
特にNo.40以降の問題は比較的新しいものばかりなので、まずはそれら問題の回答を理解し自分で解説できるように学習するのがおすすめです。
・AWS 認定SysOpsアドミニストレーター アソシエイト模擬試験問題集(全4回分260問)
こちらも毎度おなじみのUdemyの模擬試験集です。
AWS DVAの模擬試験と同じく、むしろそれ以上に難しい問題ばかりで勉強にはなるものの、実際の試験には10問に1問出題されればいい方だと思います。
残念な点として同じUdemyのSAAやDVAの問題集とは異なり、エスパー必須の問題が若干多めに感じました。
自分の理解不足な分野を洗い出すには最適な教材だとは思いますが幾分か過剰な気もしますので、得点9割超えを狙うのでもなければ軽く一周通しでやっておくぐらいが精神安定的にちょうど良いです。
いつもの(その3)。
「AWS資格試験もこれで3回目だし、今回はチェックしなくちゃいけない動画もそんなにないでしょ」とか思っていたのですが、蓋を開けてみたらめちゃくちゃありました。とても辛かったです。
ただAWS SOAの試験範囲のサービスのBlack Beltの動画は概要説明や具体的なHow to、ハンズオンなどが多く、試験で問われそうな内容はあまりありませんでした。
あとこれは直接試験には関係ないのですが、Route53のBlack Beltの前半でDNSの仕組みが解説されているのですが、こちらが非常にわかりやすいのでそれらの理解が曖昧な人には是非とも見ていただきたいです。
・公式の模擬試験
SOAの模擬試験ではkoiwaclubのWeb問題集やUdemyの模擬試験の内容をしっかり理解できていれば十分合格点は取れると思います。
9.5割は問題集でカバーされている範囲から出題されるので、なぜ間違えてたかを調べるのもやりやすかったです。
公式の模擬試験の結果で、なぜ間違っているのかどうしても納得できない問題がいくつかありました。
そこでこちらの記事で紹介されていたデジタルトレーニングを参照してみたところとても役に立ちました。
このデジタルトレーニングではAWS試験独特の概念や問題の考え方などが解説されており、またいくつかの例題がなぜ不正解なのかを含め丁寧に解説されています。
例えばAWS DVAとは異なり選択肢にS3 Glacierが含まれる場合、明示的に迅速取り出しなどの方法が記されていない場合は暗黙的に標準取り出しが前提になるなど、この動画を見なければまずわからないであろう情報が詰まっているので一度は目を通しておくのをおすすめします。
試験結果
試験自体は簡単に感じました。AWS試験で初めて見直し含めても1時間ぐらい余りました。
当日は見直しもそこそこに切り上げてしまったのですが、あともうちょっとしっかりやってれば900点台にのってたと思うと少し悔しいですね。
受験者へのアドバイス
・出題範囲の所感
2020年10月現在、koiwaclubのWeb問題集を安定して8〜9割取れれば十分合格ラインに届くと思います。
自分の場合は本試験でも類似問題が5割程度出ました。
特段難しい問題や突拍子のないことを聞かれるような問題もなく、試験範囲内の各サービスの特色を理解していれば解ける問題ばかりなので、暗記というよりもサービスそのものを理解するつもりで模擬試験集に取り組みましょう。
ただSAAやDVAとは異なり、初めて見る問題やわからない問題が出題されると答えを2択に絞るのすら難しいです。
なのでいかに知っている問題を増やすかが合格のカギになると思います。
・AWS公式ドキュメントに関して
ここ最近AWSの日本語ドキュメントの大半が突如機械翻訳になり、めちゃくちゃな文章になる事態が発生しています。
既存の日本語訳されたドキュメントですら日本語として成り立ってるすら怪しい機械翻訳に変えられてしまっているので、これから勉強する方はDeepL片手に元の英語のドキュメントを参照する必要があるので注意が必要です。
早めに元に戻すか、機械翻訳の精度あげて欲しいなぁ…
まとめ
試験自体は簡単に感じましたが、試験範囲のサービスや概念が馴染みのないものばかりで勉強している時の方が数段辛かったです。
ネットで合格記事を見ると「他のより簡単!」というのが散見されますが、おそらく保守・監視業務などの経験をされている方からすると、という前置きが入ると思います。
自分のようなWebアプリ開発が主軸のソフトウェアエンジニアで、実質これがきっかけで保守・管理入門みたいな方にとっては普通に難易度高いので気をつけましょう。
最後に
さてこれで当初の目標だったAWS Associate 三冠を達成しました。
今年度中にできればAWS SAPを取得したいですが、AWS資格で一番難しい試験ということもあって今から不安で胸がドキドキしてきますね!
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