ゲームで遊んだら採用されました 〜株式会社ゆめみ〜
【お知らせ】
2019年6月現在、下記の通りゲームプレイ採用を一時停止しております。
応募していただいた皆様に感謝申し上げます。
もしこの記事を読んで選考過程に進んだ方がいらっしゃれば「このnoteを見て応募したよ!」と言っていただけると私が非常に喜びますので是非ともアピールしてください。
(それでプラス評価がもらえたりすることはありません。)
〜ここから元記事〜
ゲームプレイ採用って言葉、聞いたことありますか?
あの「本当に内定者いるの?ただのパフォーマンスじゃないの?」って一時期噂になったあれです。
この度、そのゲームプレイ採用の第一号として入社し、サーバーサイドエンジニアとして働くことになりましたので、入社エントリーなるものを書いてみたいと思います。
・ゲームプレイ採用って?
簡単にまとめると
1. ゲーミングプラットフォーム「Steam」で配信されているFactorioというシミュレーションゲームをプレイして
2. その結果からプログラミングとそれに対する学びの適性を見るよ!
3. もちろん、プログラミング未経験でも全然問題ないよ!
という一般的な方法から578度ぐらいズレている採用システムのことです。
・どこに入社したの?
こんな奇抜なことやっているのはいったいどこの会社だ!?
ここです。
実はゆめみという会社、他にも多くのきば…特徴のある制度を実施しています。
有給取り放題制度、勉強し放題制度、定年100年制度、ワークフルライフ制度、給与の自己設定制度…etc
この時点でもだいぶ個性溢れてるんですが、今回ご紹介したいのは2019/4/1より新たに追加されたこちらの制度です。
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私、第二新卒で入社一週間経ってませんが、役職CEO(最高経営責任者)です。
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何故か特に問題なく会社は回っています。ほんとなんで?
他にも書ききれないぐらい多くの"ゆめみの当たり前"があるので、興味のある方は是非調べてみてくださいね!
・君の経歴は?そもそも誰?
名前:ddd-En
・前職はエンジニアですらなく、物流倉庫で毎日フォークリフト乗り回してた
・プログラミングの経験は大学生の時に授業でC++で「Hello World!」を出したり、手に職つけようとExcel VBAをちょこっと触った程度
・採用過程はどんな流れだったの?
大まかな流れとして以下のような感じでした。
11月 中旬 : エントリー
12月 中旬 : プレイレポート提出
1月 初旬 : 一次面接
中旬 : 最終面接
下旬 : 課題その1
2月 初旬 : 課題その2
下旬 : 内定
・応募してからプレイレポート出すまで
ゆめみの採用エントリーフォームからエントリーすると、だいたい一週間後ぐらいにゆめみのsteamアカウントからフレンド申請され、一緒にFactorioがギフトで送られてきました。
最初はプレイする期間を二週間と決めて、その中で成果を出そうと考えていましたが、ちょっと足を滑らせFactorio沼に頭からダイビングしてしまったため、毎日仕事が終わった後だけでなく、休日もほとんど一日中プレイするレベルでどハマりしてしまう大誤算が発生しました。
その結果、二週間経った時点でのプレイデータに満足できず、最終的に一ヶ月かけて自分が納得できるレベルになるまでやり込みました。
・一次面接
一次面接はカジュアルな形での面接だったのですが、今までIT系の面接を受けたことがなかったので、そのフランクさにものすごくカルチャーショックを受けたのを覚えています。
面接は前半がゆめみという会社の説明、後半がこちらへのヒアリングという形をとっており、内容も選ぶ選ばれるの面接ではなく、
『ミスマッチしたまま就職してしまうと、お互いが不幸な結果になるので、ゆめみという会社の価値観とあっているのか、面接を通してコミュニケーションをとりながら相性を判別しましょうね。』
という感じで、とても有意義な時間を過ごすことができました。
一次面接に関しては、面接官を担当してくださったT8さんがnoteを書いていらっしゃいますので、詳しく知りたい方はそちらをご参照ください。(AWS負荷試験入門はいいぞ。)
・最終面接
さて、無事一次面接を通過すると次は片岡代表と一対一で面接を行うことになりました。心の準備が全くできてなかったので、めちゃくちゃ緊張して足がガクガク震えていました。
ここでは一次面接からさらに踏み込んだ価値観、考え方のマッチングが行われました。
先に結論から言いますと、私はここでやらかしました。「あっこれ落ちたわ」って確信できるレベルのやらかしを数回やりました。
なかでも致命的だったのは、自学・自律・自責の文化があるゆめみに就職しようとしているにもかかわず、仕事が忙しいからと業務で使うであろうプログラミング言語の勉強を、エントリーしてから一度もしてこなかったことです。そのことについて尋ねられたときは顔から血の気が引くのが感じられました。
面接も終わりかけ「今のあなたの能力ではゆめみに入社してもできることはない(意訳)」と言われた時は内心「ですよねー!」って思ってました。
ですが私が幸運だったのは、その時その場でその自分の至らない点に気付けたことで、価値観を修正し成長することができたことです。ほんとにギリギリのタイミングでしたが。
最後の最後に苦し紛れに「きゃ、か課題をくだひゃいませんか…」と噛みながら言い、それが受理されたのは本当に奇跡か何かだったんじゃないかと今でも思います。
・課題その1:オンラインスクール
最終面接が終わり家に帰ると真っ先にPCの電源をつけ、Factorioをやっていた時以上の熱意でプログラミングの勉強をはじめました。
そうしていると今度は、費用はゆめみが負担するので課題としてこれをやってくださいと、プログラミングのオンラインスクールを受講することになりました。
なんで内定者ですらない候補者にそんなポンとお金出してくれるの?
自分の不甲斐なさがとにかく悔しくて、二ヶ月のスケジュールの講座と課題を一週間で終わらせました。
・課題その2:コードチェック試験
スクールの全課題をクリアすると、コードチェック試験を受けることになりました。問題自体は1ヶ月もプログラミングを勉強すれば簡単に解けるようなものです。
そして私は例に漏れず、ここでもやらかしました。
CLI(コマンドライン)アプリケーションという存在を知らなかったため、テストコードが一つも通らなかったのです。
その日は1日中体育座りで日向ぼっこをして過ごしました。
それでも諦めきれずオンラインスクールの内容とは別に、独学で作った掲示板を大急ぎで改修してGitHubのリポジトリのURLを添えてメールで送りました。
一週間ほどすると、ゆめみから返事が来ました。
半ば諦めながらもメールを開くと、そこにはテスト結果へのフィードバックとslackを使ったコードレビューのお誘いがありました。
泣くほど嬉しかったです。
そこからさらに一週間ほどかけてコードレビューをしていただきながらコードを修正した結果、最終的に合格をいただき、内定をいただくこととなりました。
・実際入ってどう?
まず驚いたのが、ゆめみのHPに書いてある制度や片岡さんのnoteで書いてあることが本当に実施されていることです。正直、さすがにいくつかは形骸化してるでしょとか思ってました。ごめんなさい。
現在は入社して一週間が経ちましたが、今でも夢見てるんじゃないかってぐらい毎日が楽しく、それと同時に忙しいです。もっと勉強したいのに時間が足りない!なんて気持ち、十数年ぶりに味わいました。
そして何よりも自由です。12時過ぎてから出社しようが、就業中に昼寝しようが、Twitterで片岡代表に調子乗ったこと言おうが誰にも怒られません。
もちろん、それ相応の責任は常に付きまといますが。
また所属するチームによるのかもしれませんが、自学・自律・自責を重んじているので自分から積極的にアプローチしてコミュニケーションを取りに行かないと割と何もできません。
少なくとも、分からないところは相手が気づいて教えてくれるまで待ってよう。という考え方ではそのうち苦しくなってしまうと思います。
色々と苦労はありましたが、入社できて本当によかったと感じています。(大変なのはこれからだけどね!)
おわりに
今ゆめみは中期のビジョンとして100社・1億MAUを掲げており、それに伴い現在の社員数約150人から1000人に大幅増員する目標を立て活動しております。
今回の記事を見て、少しでもゆめみという組織に興味を持った方がいらっしゃいましたら、遠慮なくお問い合わせしていただけたら幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
ゲームプレイ採用の詳細はこちらから!
ゆめみ代表取締役の片岡さんの採用候補者向けのメッセージです。
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