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ドッジボールにもカッコいいポジション名つけたいんですが

ドッジボールには野球、サッカー、ラグビー、バレー、バスケなど一般団体競技に見られる事細かなポジション名は普及しておらず、まだまだ改良の余地があるとみている。現在、明確に共通して使われているのは「アタッカー(攻撃手)」「元外野」「カットマン」ぐらいでしょう。

今のドッジボールのポジションの扱われ方を見ていると未成熟で「キャプテン翼」以前のサッカー、「スラムダンク」以前のバスケ、ブームが起こる前のそれに似ている。もちろんサッカーやバスケは本場の舞台が欧米にあり、お手本があるという意味では全然異なる。ドッジボールにはそれがない。ブームを起こすには国内で生み出し広め浸透させる必要がある。

そこで何が起こるか。自分の憧れの選手にポジションがあれば、そこを必死に目指して奪りに行く努力を子どもたちはするはずです。野球で言うところの「大谷翔平選手のような160キロ投げるピッチャーになりたい」「大谷翔平選手のようなホームラン王になりたい」「大谷翔平選手のような二刀流を目指したい」と具体的な目標まで出来るという寸法です。

さらに、今でこそアタッカーやカットマンが脚光を浴びるドッジボール界ですが、キャッチナンバーワン名外野手のような黒子的ポジションでも一番を目指すきっかけにもなるはずです。

だから今回はこのフジコヤマトが名付け親となって勝手にポジション名を考案し提供する回とさせたいただくとします。異論OK、スルーするも自由、明日からのドッジにポジション名を使用してドッジを一段階楽しいものに変えてなおかつシステマチックなドッジに効率的に最適化することで強いチームへの第一歩を踏み出すのも自由。自分のチームではこんな感じで呼んでますってタレコミも歓迎でーす(笑)


まずは図をご覧ください

イメージしやすいように攻守同時に記載してるのはさておき、ざっとこんな感じです。アタッカーもディフェンスラインのどこかに収まることになるでしょう。またチームによっては内野アタッカーが3枚じゃないチームもあり、右側ないし左側にエースアタッカーを配置するチームもあることでしょう。ディフェンダーも右側・左側それぞれ得意があるし、作戦や試合状況によっても変わる。それぞれは各々で置き換えお願いします。


アタッカー<A><AA><SA>

チームの攻撃の要となるアタッカー<A>。通常は2枚から4枚ほどチームにいる。中でも中心となってアタックを任せられるのがエースと呼ばれるエースアタッカー<AA>である。さらに世代最強クラスのアタッカーはスーパーエース<SA>と呼ぶこととしよう。ドッジをはじめた子なら誰でもやりたいと思うポジション!これは間違いないでしょう。また、一部では「元外野最強論」を唱える関係者も多く、ブロードレシーバー(元外野)と兼任するエースアタッカーも少なくない。

ブロードレシーバー<B><BR>

いわゆる元外野。外野でチームの攻撃を支える役目。攻撃において左右に走り回ったり、理論上半分の機会を処理する体力を必要とし、勝負どころではアタック力も必要とされる。ここに最も信頼のおけるエースが入ることも珍しくないし、内野アタッカーを操るべく司令塔的な選手が入ることもある。チームカラーが最も反映されやすいポジション。長くて呼びづらいなら「ブロード」もしくは「ビー」でOK!(そのためにA・B・C・Dならべた説)

センター<C>

ディフェンスの中央に位置しディフェンスラインを牽引する役目。キャッチ力もさることながら集中力や視野の広さ、声の大きさなど統率力も必要だ。バレーやバスケでは身長の高い選手が同名のポジションを任せられる傾向にあるがその必要はない。野球のセンターのように外野の守備の要であったり、サッカーのセンターバックの役割が最も近いだろう。このポジションのトップを目指す玄人好みの選手が出てきて欲しいものだ。

ディフェンダー<D><DF>

攻撃にはほとんど参加せずキャッチに重きを置くポジション。センターとウイングの間を埋める選手たち。キャッチや回避、ターンに全力を注ぐ役割となるが、アシストキャッチなど粘りのディフェンスができると最高。仮に当たって外野に回った場合、当てて戻れる力があれば文句ないが、最低でもパス回しができればチームとしては助かる。エース同士のぶつかり合いであっても、結局はどんなゲームも彼らのキャッチ力や集中力が勝敗を左右する。このポジションのレベルが高ければ高いほど負けないチームとなり安定感をもたらす。

ウイング<W><WG>

ディフェンスラインの右端、左端。ここのポジションがザルだとカウントを落とされやすくなる。低めのスライドキャッチなどかなりアグレッシブな守備が求められる。攻守両面でルーズボールを追うシーンも多いので俊敏で反応の良い選手向き。アタッカーの選手が兼任することもある。このポジションは、相手のチャンスを摘み取り味方の攻撃に繋げる、スラムダンクの桜木花道さながらのリバウンド王なのかもしれない。渋いぜっ!

ジョーカー<J>

カットマン。センターの<C>と頭文字が被ってしまったのでC以外で。スイーパー<S>・リベロ<L>この辺もよいかもしれない。ジョーカーは「切り札」の意味でなんとなくカッコいいし最有力。とにかく子どもに人気の憧れのポジションで運動量もブロードレシーバー並みに多い。高い運動能力と反射神経、洞察力、判断力、勝負勘が必要である。求められるものの高さからアタッカー兼任の場合も多く、スーパーエースを張るような子はほとんど当たり前のようにジョーカーも兼任する、なんならジャンパーもね。

最高のディフェンスは当たらないこと!ではあるけれど、もう一歩先の攻めたディフェンス。両端に優秀な<WG>を備えて平面で、さらに内外2枚の<J>を絡めて立体的にプレッシャーをかける。信頼厚い<C>を中心に粘りの<DF>と一体となり堅固なラインを築く。できれば<WG><J>は3枚目まで用意して万が一当たった場合のフォローができればベター。ただし!<C>は試合開始から終了まで絶対に当たってはダメ!そういう心構えで試合に臨むべし!代わりはいないと自分自身に言い聞かせること!


余談、「元外野=ブロードレシーバー」ここが一番悩んだ。今回のテーマのきっかけになったポジションでもある。だって割と花形のポジションなのに元外野って。カタカナじゃなく漢字で「元」とか「外野」とかネガティブワードの組み合わせじゃん。略しても「モトガイ」って。1文字しか短縮されてねーし。不憫っ!不憫でございまする!って思ってこの企画を思い立ったわけであります。ちなみに、元外野の変換候補は…

  • ブロードレシーバー<BR>

  • レシーバー<R>

  • ワイドレシーバー<WR>

  • コントロールタワー<CT>司令塔

  • ショートストップ<SS>遊撃手

  • アウトプレイヤー<OP>外野手…野球のアウトフィールダー<OF>転じて<OP>だったけどこれはちょっと無しだね…

なんか他にもあった気がするけど…特に上の後半は微妙よね。元外野の特性とちょっとズレるというか。割と消去法でもあったけど「広範囲移動型の受け手」と言うどんな元外野も持つ特性とマッチしたので私の中ではこれに決めました。


いかがだったでしょうか。選手の子どもたちは自分の目指す方向性がちょっとでも具現化できたでしょうか。だとしたら幸いです。草案としてはなかなかの出来だと思っております。皆様の意見を伺えたら嬉しいです。では今回はこの辺で。



ごきげんよう

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