なぜドッジボールは5分間になったのか?
最初にお断りしておきますと、答えは出てきません。普段思いついてしまった素朴な疑問に対し私なりの解釈を展開するのみでございます。
ドッジボールの時間は5分間です。これは小学生も大人も男子も女子も同じです。セット数は決勝戦や三位決定戦、準決以上の試合では3セット行われることも珍しくはありませんが、基本的にはほぼ例外なく1セットです。前半後半もありません。
ドッジボール🌎
全年齢:5分
では他の球技はどうなのか見ていきましょう
サッカー⚽️
小学生:20分ハーフ(40分)
中学生:30分ハーフ(60分)
高校生:40分ハーフ(80分)
大学・一般:45分ハーフ(90分)
バスケットボール🏀
小学生:6分クォーター(24分)
中学生:8分クォーター(32分)
高校・大学・一般:10分クォーター(40分)
ハンドボール🤾♂️
小学生:15分ハーフ(30分)
中学生:25分ハーフ(50分)
高校・大学・一般:30分ハーフ(60分)
ラグビー🏉
小学生:10分ハーフ〜20分ハーフ※学年や地域による
中学生<U13・U14>:15分ハーフ(30分)
中学生<U15>:20分ハーフ(40分)
高校:30分ハーフ(60分)
大学・一般:40分ハーフ(80分)
決められた時間内に勝敗を決める競技
アメフト、アイスホッケー、水球、ラクロス
時間無制限で一定の点数到達を争う競技
バレーボール、テニス、卓球、バドミントン
時間以外の同様の条件下で点数を競う競技
野球、ソフトボール、ボウリング、ゴルフ
何度も言いますようにドッジボールは5分間。そして試合終了時点での残りの内野数により勝敗を決します。特殊ですよねぇ。
サッカー、バレー、ハンド、野球、テニス、多くの球技に共通するのは多く点を取った方の勝ちということです。ですがドッジは違います。もはや、ドッジだけは違います!と言いきれちゃうかもしれません。アタックをたくさん決めた方が勝つ、とは限らないということです。
脱線しますが、例を出しておきますね。
Aチーム内野11人、Bチーム内野11人でスタートしました。
Aチームが内野から連続して3人当てました。
これでBチームの外野が4人という状況(内野数はA11対B8)
今度はBチームの外野から連続して2人当てました。
Bチームは外野から2人内野に復帰し、内野数はA9対B10です。
ここでタイムアップとなり試合終了。
さて、アタック数はAチームは3、一方のBチームは2ですね。このようにタイミングさえあえば少ないアタック成功数でも勝つことができるのがドッジボールです。バスケットボールのスリーポイントも同じことが言えますね。
さて本題の「なぜドッジボールは5分間になったのか?」考えれば考えるほどちょうどよかったからという結論になっちゃう。ですがもうひと足掻き。
では「なぜ時間無制限で全滅させるまでやらないのか?」という対極にある疑問も自ずと出てくるでしょう。でもこれは現実的に難しい。現状、ゼロゲームにするにはチーム同士の実力差がないと5分以内ではなかなか見られないものだ。時間無制限でとなると大会を開催する上で進行上の問題が絶対に出てくる。1日で消化しきれなくなるこれがまず1点。そして限界までやったとして、勝った方もアタッカーは疲弊し、負けた方は屈辱的な気分になる上にケガのリスクも高まる。これが2点目。そんな事を小学生はじめ選手にさせちゃいけない。そういう美学がまだうっすら残る甲子園大会でも似たようなことが問題視されている。なので時間無制限にならないのは当然の流れでしょう。
ドッジボールは5分がちょうどいい。10分は長すぎる。4分や6〜9分は中途半端。3分以下は短すぎる。ほんと絶妙なのが5分。
でも野球ずっと見ててドッジ見るともう終わり!?ってはなります。
では次のお話は「ドッジボールはなぜ12人なのか?」です。もうええて!
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