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postalkとは、何か 2/n (新機能リリースしました)
前回は、ヒマな高速バスのなかで悶々と書いたけど、もっと力を抜いて考えてみよう。
前回の内容を簡単にまとめると、真っ先におもいつくぐらいだし、ホワイトボードではなく、付箋から始まっているということは、postalkは同期的な付箋アプリということなんでしょうね。キャッチコピーを仮につけるならば、「みんなで貼り合う付箋サービス」とかかな。
みんなで付箋を貼り合うサービスって言われて人はなにを想像するのだろう。「ああ、昔はワークショップのときに付箋貼ってたな〜」「でも、ワークショップってあんまりやらないしなぁ」って言われちゃうんだろうな。
ぼくが付箋に抱くイメージもそれとほとんど変わらないが、梅棹忠夫や川喜田二郎の仕事が思い浮かぶ。小さなカードを並べて、ホッチキスで止めるこざね法やカードを書き出して分類し、文章を生成するKJ法のような知的生産を支えるものがpostalkを下支えしている。しかし、もうこれらの手法を意識している人たちは少ないだろう。たぶん、通用しない。
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付箋から湧き上がるイメージがどうしても行業しいものになってしまう。もちろん、postalkでワークショップをすることもあるし、おすすめしているけれど、それ以外の場面でもpostalkは利用されている。たとえば、個人の考えを整理するときやオンライン・ミーティング中のホワイトボード代わりに使われたり、開発する際の手順をどうするかを話し合ったり、大学の宿題を提出する際にも使われている。
おもいつく使われ方を列挙して気づいたが、これは付箋でもホワイトボードでもない何かなんだろうな。付箋というオブジェクトを使って、コミュニケーションしているわけで、これをなんと呼べばいいんだろう。しかし、固っ苦しい文章だ。
GUIで矢印ができるようになりました。
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GUIを取り入れるようになった理由はpostalk parkでも書きましたが、ひとつは誰かに紹介しやすくするためで、もうひとつは使い勝手の向上です。絵文字も頻繁に使いますし、簡単に図解できることはpostalkにとってメリットが大きいので、実装しました。ぜひ、お試しください。