歯を同時に5本抜いた女の話(現在と番外編)

抜歯と移植をして約1ヶ月が経った。
退院してから少し早いが予定が合わなかった為、4日後くらいに歯茎の抜糸に行った際に鈴木先生は口の中を見ながら
「いやあ、我ながら移植が上手過ぎるなあ」
と凄く喜びながら私の歯茎を縫っていた糸を切りまくっていた。本当に面白いなこの先生。
そして抜いた歯をネックレスにするならいつでも穴を開けるからねと微笑んでいた。穴開ける気満々ですやん。

そして移植した歯は骨をくっつける為、前列に生えている歯と金属で留めている。これの金属は1月に取りに行く予定だ。

この頃にはかなり口も開くようになっていた為、恐る恐る抜糸した後を見てみると普通に歯茎に穴が開いていて?!?!となったのだが、これは合っているのかよく分からない。1つ言えることは物凄く咀嚼した物が挟まる。なので歯磨きの後そこも綺麗にしないと雑菌が繁殖しそうでそれが怖い。

あと移植した歯にも雑菌が繁殖するのが怖いのとここらへんの清掃は地元の歯科で引き継いで欲しいと言われたので、行ったら金属がついてるから2月まで無理と言われた。そんな事ある…?大丈夫なのかと思ったがそう言うなら仕方ない。


そしてここからは手術後、私が感じた事を書き記します。

・退院後の食事について。
まあ、びっくりするくらい口が開かない。
私は親知らずを全部抜いたので奥歯で物が噛めない&固いものを食べると移植した歯がぐらぐらする可能性と咀嚼したものが喉を通ると痛かった為、ずっとプリンやゼリー、豆腐、スープを飲んでいた。抜歯3日後くらいからお粥を食べ始めた気がする。
そして土曜日に退院し、次の月曜日には仕事に行ったのでまあ、話しかけられる話しかけられる。口が上手く開かないし、声はガサガサなのに抜歯はどうだった?などなんだのかんだの聞かれて、心配してもらえるのはありがたいんだけど…しんどいんだよなと思いながら無理やり話をしていたせいでこの日は帰ったら朝より口の開きが良くなった。荒療治ってやつ?
とりあえず本当に口を開くのがしんどかったら辛いので話せないと1言、伝えるのがベストだと思った。

・保険について。
私は①?でも書いたのですが精神疾患を患っているため普通の保険に入ることが出来ず、何年か前に精神疾患の人でも入れると物凄く宣伝していた某オリッ○ス生命保険に入っているのだが入院の保険は出たけれど、抜歯についての手術の保険は降りなかった。顎の骨を削る、歯の移植の点で先生は保険が出るはずと言っていてコールセンターの方と10回以上色々とやり取りをしたのだが結局無理だった。というかもう電話でのやり取りが疲れたので諦めた。

なので事前に親知らずでも手術の保険が降りるかは予め確認しておくのが良いです。
ちなみに高額医療費のやつは病院の入退院センターで手続きが出来た為手術費、入院費含めて私の場合は6万円弱で済んだ。この手続きをしないと26万円程かかると知った時は白目を剥きそうになった。ありがとう…国の制度…。

場合によっては市役所で手続きをしないといけないそうなのでそれは多分説明があると思います。

・入院中について
私の場合は特に食事制限もなく、絶食までは好きな物を食べて良いと言われたのでお菓子などを持参した。多分入院食だと少ないかもしれないので何かちょっと小腹が空いた時に食べられるような物があるといいかも知れません。あと、ふりかけは神ですのでふりかけはオススメします。
あと、入院する病棟にもよると思いますが私は手術云々じゃなくて違う理由で眠れずメンタルがやられたのでヘッドホンもしくはイヤホン、そして推しグッズを持っていくのをオススメします。

幼稚園の頃からの付き合いであるペンギンのぬいぐるみのペン先生を始め、推しのアクスタや推しが好きなキャラのぬいぐるみを入れたポーチを持参して枕許に置いてぼーっと眺めることで少しは精神が落ち着いたので看護師さんに見られても平気な方はぜひ!

・全身麻酔について
これはもう本当に一瞬で記憶無くなりますから大丈夫です。酸素マスクをつけられて深呼吸を繰り返しているうち…2分くらいで気がついたらもう病室にいました。多分麻酔科で説明されると思いますがまれに重篤な症状が出たりなどのリスクはもちろんありますが、私は今回局部麻酔より全身麻酔を選んで良かったなと思っています。


大体こんなところでしょうか…
もし何か質問等ありましたら記事に追記しますのでコメントなどお気軽にどうぞ!

私の場合はまだ移植の件で少し両方の歯科にお世話になりそうなので、そちらでもまた何かあればいつかまとめようか…な?

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