MBA受験にかかったカウンセラー費用(前半)

こんにちは👌MBA受験ではカウンセラーをつけるのが一般的ですが、カウンセラーを申し込む時点では何にいくらかかるか予測がつかず、総額を把握するのが困難であるように感じました。n=1の体験ですが、カウンセラー選びとかかった金額について公開することで、これからMBAを目指す人の助けになればと思います。またMBA合格生、在校生、卒業生でカウンセラー費用を公開してもいいという方がいらっしゃいましたら、連絡いただけるとありがたいです。

私のMBA出願状況
2020年の6月にMBAの情報収集を始め、7月に英語の勉強を開始しました。スコアメイクはTOEFLが2020年8月下旬、GMATが2020年12月下旬に終了し、2020年のR2、2021年のR3、R1の3回(も)出願しました。出願校はR2でR2でM7 2校、R3でM7 1校、R1でM7 4校+非M7米国校 1校です。

カウンセラー選び
そもそもMBA受験を思い立ったのが2020年6月、その年のR2には出そうと意気込んでいたので、カウンセラーをじっくり吟味する余裕もなく、R2は2020年の10月ごろ一番有名なエドにスポットでエッセイの添削を依頼。

GMATとの並行もありエッセーにかけられる時間が少なく、そもそもMBAのエッセイには何が求められているのか?、自分の将来で何を達成したいのか?も全くわかっていない状態で書いたので、今見るとかなり謎なものを書いていました。。エドからはDig deeperとよく言われていましたが、どこをどう深堀すればいいのかよくわからず、R2は書類落ち。エドのアドバイスはもっとパッション込めて〜等漠然としたものが多く、早いが内容が雑なこともあり、私的にはあまり参考になりませんでした。

R3ではエドではなく、エッセーはマシューに依頼。MBAのエッセーでは「今までxxxをしてきて、将来にかけてyyyをしていきたい。そのためにはzzzの要素が自分に足りず、これをビジネススクールで学びたい」という構成にすべきと教わる(今考えたらなぜこんな基本的なことにR2で気づいていないのかという感じですが、当時は時間が超タイトで余裕がなかった、エッセーとは何かを知らずに自己流で執筆したのが敗因。自己流ダメ絶対)。

R3でめでたくインタビューに呼ばれる。ここからインタビューの練習をマシューとジェシカに依頼。ジェシカは怖いと評判でしたが、かなり突っ込んで聞いてくれて、細部にわたってロジックが崩壊していないかチェックしてくれたので大変よかったです。ジェシカにもマシューにもinternational studentはビザも間に合うか怪しいし枠も少ないしでR3で受かるのは極めて難しいと言われつつ、intake2021に間に合わせたかったため、インタビュー準備を進める。

インタビュー当日。用意していた部分とは全然違うことを聞かれ撃沈、Waitlist入り。。。からの不合格。。アドミからは正式にinterntional studentがR3受けるのは非推奨、R1orR2でチャレンジしてとも言われましたが、おそらく不合格の原因はインタビューだと思います。

R2もR3も出して不合格、完全に疲れてしまった私は、ここでMBA受験を諦める決意をしました。お世話になった人々に「R3もだめでした、もう受験はしないことにしました、お世話になりました」とメールを送信。するとそのうちの一人に、後の救世主となる前職先輩Aさん(M7卒業生、直接の面識なし)を紹介してもらうことに。

ZoomでAさんに「R3だめでした、転職でaaaやbbbとか受けようかなと思います」と相談すると、いやaaaやbbbや今じゃなくてもいけるけど、MBAは今じゃないといけないと思うよ、本当に諦めて悔いがないかよく考えた方がいいと言われ、再受験を考え始めました。ジェシカにも「アンタ絶対R1うけなさい!!!!!!!!!!!」と絶叫されたことも後押しし、R1受けるかなどうしようかなと心が揺らぎ始めました。

そんな中、2人目の救世主現る。なんと仲良しの前職同期B君(大学から渡米、米国トップ大学卒)がアメリカ大学院を受験するとのことを聞き、やっぱりアメリカ行きたい!ということで2021年7月ごろ(多分?)R1受験を決意。2人でAさんにエッセーの指導を受ける。

まずAさんにR3のエッセーを見せたら「あなた、これはMBAじゃなくてコンピューターサイエンス行きたい人のエッセーです、よくこれでR3呼ばれたね???!?!?!?!??!」とコメダ珈琲で絶叫される。MBAなんだからもっと世界にどういうインパクトを与えたいか、🌈Big dream and Big thrills Flying High🌈(← NCT DreamのHello Futureの歌詞、Aさんは実際はこんなことは言っていない)みたいな🌟ワクワク🌟する内容で書くべきとのご指摘を受け、かなりニッチなfintechよりの内容でエッセーを書いていた私は衝撃を受けました。また自分の行動には再現性があり、仕事と課外活動で別のことを書きながらも、同じ行動パターンが軸になっていると示すことが大事だと教わました。これも仕事は仕事の話、課外活動は課外活動の話〜と別物に捉えていた私には衝撃でした。さらにはM7は合格率が低いんだから、とりあえずたくさん受けなさいとのコメントを受け、出願校を増やすこととしました。

そんなこんなでAさんに指導してもらいつつ、方向性はカウンセラーなしで決定しました。出願校を増やすというのは大正解で、どの学校も「あなたは何者で、将来何をしたくて、そのためにMBAはなぜ必要なのか」を聞いてくるのですが、それぞれ微妙に異なる角度から聞いてくるので、ぼんやりとしていた将来像がクリアになったと思います。

英訳部分についてはB君に本当にお世話になりました。彼は純ジャパで大学から米国大学という経歴であり、試行錯誤の上で英文のアカデミックライティングを体得したため、日本人が陥りがちなミスについて完全に理解していました。話の構成からワード選びまで彼からそれはそれは大量に彼から学ばさせてもらいました。(深夜3時までlive codingならぬlive editingをしてもらったことも、、、)

方向性英訳ともに大筋はAさんとB君と決定し、細かい言葉の選択や、流れの確認はマシューにお願いしました。マシューは方向性を大きく変えるような示唆は出してくれないので(本人もエッセーの流れを根本的に変えるようなコメントはしないと言っている)、この戦略は非常に正しかったように思います。自分のことをよく知る卒業生や、米国大学卒の友人と共にとことんエッセーの流れについて議論し、細かいところをカウンセラーに修正を依頼する、というのが私にはあっていました。(もちろん方向性についてバンバン意見をくれるカウンセラーもいると思います。ジェシカはそのタイプだと思います。)マシューはエッセー中に出てくる人のpronounsの間違いや、授業名のスペルミスも指摘してくれたので、かなり細かいところまで見ていると思います。

インタビューの練習についてはマシューとB君にお願いしました。B君からは「そもそも話の構成方法が日本人っぽい」などと辛辣なコメントをもらい、本人のお手本を見ることでネイティブっぽいインタビューの回答方法を学べ、これが非常に参考になりました。マシューも大変親身でしたが、やはり日本人にしかわからない日本人の話し方のくせについては、あまり訂正してくれないように思います。

そんなこんなでR1で第一希望の大学に合格!私の失敗談をまとめると、以下の通りになるかと思います。

  • エドは有名だが、指示が漠然としていてわかりにくかった。ただ返信は早い

  • ジェシカは大筋の方向性を決めるのに親身に関与してくれる。マシューは大筋の方向性を変えるような示唆は出してくれないが、細かいところまで見てくれる、返信も早くとてもフレンドリー

  • 私以外のMBA在校生も言っていましたが、結局カウンセラーより、自分のことをよく知っている在校生のアドバイスが役に立った(カウンセラー代もだいぶ節約になる)

  • 大筋の方向性を決めるパートと、細かいところを見るパートでカウンセラーを分けるのもあり

ということで、MBA受験を意識する際には「自分は将来何を成し遂げたいのか?」というところをロジカルに話せるようにまずは自分で内省し、内容を在校生や卒業生、また受験仲間とブラッシュアップしつつ、納得のいくものができたところでカウンセラーにお願いするとカウンセラーも指示が出しやすい上、カウンセラー代の節約になるのではないかと思います。

ここまで書くのに数時間かかって疲れたので、実際にかかったカウンセラー代は後半に回そうと思います。



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