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彼女の言葉に救われた気がする。

社会人になって2回目の春が終わり、夏が近づいてきた。
7月から後輩が配属されて、自分も晴れて2年目の先輩になる日が少しずつ迫ってきている。いまだに上司に毎日怒られるし、注意を受ける。書類や申請もミスも多く、効率よく仕事なんて全くできてなくて残業が増える日々。

メンタルや体力的にもきつくてしんどい時もあるけど、必死に耐えながら毎日を生きて毎日出社して仕事をしている。毎日仕事が終わって、駅まで向かう帰り道に今日もよく頑張ったなと自分褒めてる。

この日は4月に東京に上京してきた友人とアメ横で外飲み。
僕は夏が来る前のこの季節がすごく好き。夏が来たようなまだ来ていないような季節。まだ会ったのは2回、ちゃんと話したのは1回。だから、まだお互いの知らない事ばかりだけど、すごく楽しかったし、救われた気がした。

「言葉にした方が強い」

彼女はその言葉を何度も繰り返していた。
何度も繰り返す彼女を見て僕は彼女がすごく強く見えた。元気で、明るくて、何事にも一生懸命で、一緒にいるとすごく楽しくしてくれるような人。誰にでも好かれるような人で、太陽みたいな人。

でも彼女は自分の事は弱い人間だと何度も繰り返していた。弱い自分に勝つために言葉にしてるいると。

そんな言葉を聞いて、ここ1年間は自分は言葉にしていないなと思った。何か目標ややる事を言葉にしてできなかった時にどうしようか、自分にできるのかとか周りの不安や心配要因を先に考えてしまって、自信をもって言葉にしていないなと。

自信がなくても、不安や心配の要因や裏つける証拠がなくても言葉にしていかないと。「きっと言葉にした方が自分が強くなれるし、言葉にしたやつが強い」。


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