患者様の不安を取り除き、良き相談相手となる歯科衛生士を目指して
新潟矯正歯科クリニック【歯科衛生士・高橋莉央】
歯科衛生士がステップアップを考える時、一般的にはより専門的な分野へと進んでいきます。
一般歯科を5年勤めた高橋莉央も、歯科衛生士としてのキャリアを考え、自身も経験した矯正の道へと進みました。
プロフィール
高橋莉央 一般社団法人DDデンタルクリニック 歯科衛生士
歯科衛生士である以上、自身も歯並びがきれいでなければ説得力がないと矯正をした経験から、一般歯科を経験した後に矯正歯科へ。地元の新潟で、患者に寄り添う治療を続ける。
歯科衛生士としてのステップアップを目指し矯正歯科へ
ー 高橋さんが歯科衛生士としてDDデンタルクリニックで働くようになった経緯を教えてください。
一般歯科で5年ほど勤務した頃、歯科衛生士としてステップアップをしたいと考えるようになりました。私自身、大人になってから歯並びが気になり矯正をしています。実際に自分がやって良かったと思ったものに携わることは強みになりますし、患者様に寄り添うことができると思い、矯正歯科を選びました。
DDデンタルクリニックに決めたのは、マウスピース矯正を積極的に行っているからです。私が矯正をしたときは、まだワイヤーが主流。歯並び的にもマウスピースは難しく、ワイヤーが良いと言われ、ワイヤー矯正を選びました。でも、選べるならマウスピースが良かったと思いますし、今後広がっていくであろうマウスピース矯正を学びたかったのです。そこで調べたところ、新潟では当院がマウスピース矯正を積極的に取り入れているほか、最新の技術導入にも力を入れていることから入社を決めました。
ドクターと歯科衛生士がひとつのチームとして患者に向き合える
ー 矯正歯科における歯科衛生士のやりがいはどのようなものでしょうか。
最初は、経緯や結果がわかりやすい点におもしろさを感じました。歯並びが目に見えて変わっていくのでやりがいがあります。今は、ドクターと歯科衛生士がひとつのチームとして、互いに意見を出し合いながら患者様に寄り添った矯正プランを提供できる点に、この仕事の奥深さや醍醐味を感じています。
一般歯科ではドクターの治療方針が基本にあり、歯科衛生士はドクターの指示に従って治療のサポートをしていきます。個人病院であればなおのこと、ドクターの指示、方針は絶対です。しかし、矯正歯科は年単位で患者様が通われ、来院時も調整などがメインとなってくるため、私たち歯科衛生士が患者様と向き合う時間が長くなります。患者様の歯の状態、気持ちの状態をより詳しく把握しているのは歯科衛生士です。患者様がドクターに言えなかった不安や要望などを聞き取るのも私たちの大切な役目です。そういった患者様の状態を把握し、ドクターと歯科衛生士を含めたチームで患者様の矯正プランを進めていきます。求められる知識量も増えますが成長を実感できますし、患者様にとっての歯科衛生士の重要性を実感しています。
また、通院期間が長くなるため、患者様ときちんと向き合うことができる点も、矯正歯科ならではだと思います。
グループならでは。他地域の事例などを共有して知見をアップ
ー 歯科衛生士として感じるDDデンタルクリニックの働きがいとは?
転職して約3年。歯科衛生士としてのスキルがアップしていると実感しています。当院では週に1回院内のミーティングがあり、患者様の矯正プランなどを確認してチームとして対応を進めています。そのほかに月に1回、新潟県内やグループ全体のミーティングがあり、ほかのクリニックの動向や事例、新しい情報が共有できます。全国各地に医院があり、さまざまな症例や事例などが集まりやすく、実際に自分が経験する以上の症例について情報を得ることができます。
また、本部との距離も近く、気軽に要望や提案を挙げることができます。課題点や改善点を見つけたときに本社に伝えると真摯に対応してくださり、小さなことでもきちんと検討して回答をいただけるのです。過去には「こういったものがあるとクリニックがもっと良くなるのでは」といった要望を伝えたところ導入が決まり、それが全国のほかの医院でも運用されたことがありました。自分の意見を検討していただける体制は、よりいっそうのやる気が生まれますね。
働く環境が整っている点も魅力です。シフトが柔軟で、休みの希望が通りやすいのです。これはグループ内のほかの医院からヘルプが来ていただける体制が整っているためです。一方で、私自身が他院のヘルプで出張をすることもありますが、ときどき東京やほかの地域に行けるのは気分のリセット[1] にもなり、私自身は気に入っています。他院の雰囲気を知ることができるほか、さまざまなドクターと話ができるため、それぞれのドクターの考えが聞けて興味深いです。矯正はドクターによって考え方が異なることが多いので、多角的な意見を取り入れることができていると思います。
新潟矯正歯科クリニックなら新しい施設で最新の矯正技術に触れられる
ー 求職中の歯科衛生士の方に向けてメッセージをお願いします。
当院はマウスピース矯正をはじめ、ワイヤー矯正も行っています。高い技術レベルでどちらも経験できる環境があり、矯正歯科に関わる歯科衛生士としてとても大きい経験値になると思います。
また、近年注目を集めている口ゴボ治療も導入しています。口ゴボ治療については、韓国のバノバギイレブン歯科が考案した独自技術を採用。本場韓国で口ゴボ治療をけん引しているドクターが、月2回来院して指導をしてくださっています。現段階では口ゴボ治療の定期的な指導は、グループの中でもまだそれほど多くは実施されておらず、当院だからこそ直接学べる機会があります。
矯正歯科を経験されている歯科衛生士でしたら、さらなるステップアップがはかれます。一方で、これから始めたいという方には、研修制度やいつでも自由に視聴できる動画などが用意されていて、矯正歯科について勉強する環境が整っているのでおすすめです。新しいことを始めるときには不安もあるかと思いますが、思い切って飛びこんできていただきたいです。