ハニープロセスって甘いの?【もっと詳しく】
皆さん、こんにちは!
いつもグリーンコーヒーストアをご利用頂きありがとうございます。
前回、ハニープロセスについてご紹介しました。前回の記事はこちら!
今回はより詳しく、それぞれの種類についてご紹介したいと思います。
ハニープロセスの種類
ハニープロセスは、ミューシレージ(コーヒーの果肉の下にあるネチネチした部位、粘液質)の量と乾燥時間によって5つの種類に分かれます。
仕上がった際の色合いから、「ブラックハニー」「レッドハニー」「イエローハニー」「ゴールデンハニー」「ホワイトハニー」とそれぞれ呼ばれています。
地域や農園によって多少の差はありますが、一般的な工程は以下の通りです。
風味について
ブラックハニー
ハニープロセスの中で、最も甘さがあり、ワイニーな風味
レッドハニー
豆の旨味や風味が濃縮された味わい
イエローハニー
甘みはしっかりとあり、バランスよくハニープロセスの良さを感じられる
ゴールデンハニー
優しい甘さが特徴で、やわらかな味わい
ホワイトハニー
すっきりとした口当たりで、爽やかな白ワインのような風味
ミューシレージの量が多く乾燥時間が長い(ブラックハニー製法)ほど、ミューシレージ中の糖分がゆっくりと染み込むため、風味が強くなります。
焙煎後は、風味の違いはあれども、生豆の色の違いまではなかなか気づきにくいですよね。生豆の状態まで知れる焙煎士だからこそ、より一層楽しめるハニープロセスなんですね!
蜂蜜みたいに甘いの?
ハニープロセスは、スペイン語で「ミエル・プロセソ(Miel proceso)」と言います。実は、この「ミエル」は、「ミューシレージ(コーヒーの果肉の下にあるネチネチした部位、粘液質)」と「蜂蜜」の2つの意味を持つ単語で、蜂蜜のようにベタベタするために名付けられたそうです。ここから、英語では「ミエルプロセソ」のことを「ハニープロセス」と呼ぶようになりました。この名前から、「蜂蜜のように甘いの?」「蜂蜜を使ったコーヒー?」などと想像する方もいるかもしれませんが、蜂蜜そのものとは無関係です。
とはいえ、ハニープロセスで作られたコーヒー豆は、コーヒーの果肉の甘さや風味がコーヒーのタネに移り、コーヒーとしては甘さや深み、複雑さが増します。
甘みとフルーツ感、そして華やかな香りが引き立つのがハニープロセスの魅力です。
【ハニープロセス製法】コーヒー豆ご紹介!!
こちらでは、GCSで取り扱っているハニープロセスのコーヒー豆をご紹介します!!
〇コスタリカ
[17748]ラスラハスマイクロミル-フィンカサバナレドンダ-ヴィラサルチ-イエローハニー
チョコレート、プラリネ、シトラスフルーツの芳醇な甘みと明るい酸味が特徴です。
[17100]ラペルラデルカフェマイクロミル-フィンカフェロールデルカフェ-ヴィラサルチ イエローハニー
グレープフルーツを皮ごとかじったようなジューシーさと、ココナッツのようなマイルドでミルキーな質感さらにミントやシトラスのような爽やかな印象です。
[17763]ジョナサン コマチョ フィンカ サンホセ - ロテ サンホセ - ハニー
クエン酸の酸味とトフィー、ココア、グレープフルーツの甘く香ばしいフレーバーが特徴です。まろやかな口当たりで、黒糖の様な甘味も感じられます。
[17125]ラスラハスマイクロミル-オーガニック-ハニー CBC CR-BIO-002
ココア、ワイン系のベリー、レモンの甘く柑橘系のフレーバーとクリーミーな口当たりが特徴的なオーガニックコーヒーです。
〇エクアドル
[18374]マーサ カルデロン-フィンカ モンテフアイコ-ティピカ-ハニー
ベリーやキャラメル、コーヒーチェリー、トフィーの風味があり、バランスの取れた甘くワインらしい味わいが特徴です!
〇ブラジル
[18727]ファゼンダ セハ ドボーニ マテウス ローピス サングラージ イエローカトゥアイ
ケニアを思わせるような酸味と、甘さが特徴です。シングルでも楽しめるロットです!
[18728]ファゼンダ エディオ アナシエト イエローカトゥアイ
カカオや柑橘系の果実の風味があり、まろやかで甘く、なめらかな味わいです。
価格や詳細は、リンクからご確認下さい!
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今回はハニープロセス製法の特徴についてご紹介させて頂きました。
表記ではハニープロセスとしか書いていない豆も、どのプロセス段階だろう?とそれぞれの段階の豆の色と照らし合わせて実際にみてみるのも、楽しみ方の一つかもしれないですね。
最後まで御覧頂きありがとうございました!