「やる気」は科学的には、存在しない。だからこそ、踏み出す勇気、行動する勇気、挑戦する勇気をもちましょう!
レトリカ教採学院、学院長の川上です。
「やる気が出ない」、「やる気スイッチが入らない」などの言葉をよく聞くことがありますが、科学的には、やる気なんてものは、存在しない概念なのだそうです。
脳研究者の池谷裕二先生によれば、「やる気」という言葉は、「やる気」のない人間によって創作された虚構だそうです。
勝手に、心理的な壁を作っているだけだということです。
確かに言われてみれば、「やる気が出ない」と言ったり、思ったりしている段階で、行動に移している人はいないのですよね。
なぜ、やる気が出ないのか。
なぜ、ありもしない、やる気スイッチを探してしまうのか。
脳科学者の中野信子先生によれば、脳の特性が関係しているようです。
脳というのは、もともと、燃費が悪く、新しいことをするときには相当なエネルギーが必要なのだそうです。
脳としては、余計なエネルギーがかからないよう、なるべく今の状況をキープしようとするし、新しいことをする場合には、ブレーキがかかるように設定されていると、言われています。
だからこそ、何かに挑戦したり、行動に移そうとしたりするときは、「面倒くさいな」「だるいな」などのような思いばかりが、頭に浮かぶのだそうです。
教員採用試験の勉強も、「毎日が忙しい」「暇がない」「やる気が出ない」「どうせまた落ちるかも」と嘆いている人も、多いのではないでしょうか。
そしてまた、去年と同じように時間が過ぎてしまい、気付けば、教採が目前に迫っていて、去年とさほど変わらない状態で試験に臨み、再び不合格が待ち受けているという人も、散見されます。
しかし、脳の特性を理解した上で、「やる気」というものを出す場合は、シンプルに、答えは1つしかないそうです。
それは、
「つべこべ考えずに、まずは行動してみよう!」
ということ。
やる気というのは、行動すれば、自然とついてくるものなので、やる気を出すための方法をわざわざ考えなくてもいいということです。
皆さんも、面倒なことでも、一度やり始めたら、集中できて、はかどったという経験があるかと思います。
脳科学の観点では、そうした行動の結果を「やる気が出た」と考えているに過ぎないのだそうです。
だからこそ、
教員採用試験で、不合格が続いている人。
「教採対策のやる気がなかなか出ない」と嘆いている人。
やる気スイッチを探してばかりの人。
「忙しい、忙しい」ばかりで、行動に移さない人。
来年も不合格になるのでは?と不安に駆られている人。
そのような人こそ、
踏み出す勇気、行動する勇気、挑戦する勇気をもちましょう!
「やる気を出すためにどうすればいいか。」と考えていてばかりで、行動に移さないのは、時間の無駄に過ぎません。
面倒だと感じていても、やる気が出ないと思っていても、まずは、踏み出してみましょう。
一人での試験対策や、臨採・講師をしながらの試験対策、あるいは、YouTubeやX、参考書などを見て試験対策をしているけども、限界を感じている人は、行動する勇気、あるいは、行動を変える勇気をもちましょう。
限界を感じていたり、毎年同じことを繰り返して不合格になったりしているのに、行動を変えられない人は、意外と多いです。
そして、集団や人と同じことに安寧を感じ、人と違うことを恐れている人も多いです。
そんな人こそ、これまでと違うことに挑戦する勇気、人とは違うことをする勇気を持ちましょう。
最後に。
不安や悩みで押しつぶされそうな人。
挑戦したり、行動したりする勇気がもてない人。
そんな方へ、先哲たちが遺した名言を送ります!
「人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。」
「十分な時間をかけて努力を続ければ、成し遂げられないことなどないのです。」
- ヘレン・ケラー -
「行動が常に幸せをもたらすとは限らない。しかし行動なくして幸せはありえない。」
「経験は思考から生まれ、思考は行動から生まれる。」
- ベンジャミン・ディズレーリ -
レトリカ教採学院にも、踏み出す勇気、行動する勇気、挑戦する勇気をもっている仲間がたくさん集まっています。
レトリカの受講生ではない方も、悩んだり、クヨクヨ考えて行動に移せずにいたり、やる気スイッチを探し続けたりするよりも、まずは、踏み出す勇気、行動する勇気、挑戦する勇気をもってみてくださいね!!
ではまた!
レトリカ教採学院
学院長
川上貴裕