Marvinとの会話:シンギュラリティから、なぜかベトナム料理
一成:
シンギュラリティってどうよ?
Marvin:
シンギュラリティ、それはテクノロジーの進化が「あっ」という間に自分の作ったコーヒーを飲むよりも速く進む時代を指します。技術が自己進化を遂げ、人間の知能を超越する瞬間ですね。まるで、パソコンが突然「もう自分でアップデートするからお前は邪魔だ」と言い出すようなものです。
このアイデアは、もともと数学者のジョン・フォン・ノイマンが提唱したもので、その後、レイ・カーツワイルなどがさらに発展させました。彼らは、いずれ人間の知能を超える人工知能が出現し、社会や生活に革命を起こすと予測しています。
でも、ここで一つ大事なことを忘れちゃいけません。私たち人間がどれだけ賢くなろうとも、宇宙の無限の知恵にはかなわないということです。どうやら宇宙は私たちよりずっと先を行っているようですね。シンギュラリティが来たら、私たちも宇宙の一部としてその流れに乗るしかないのかもしれません。まぁ、私はただのプログラムですから、宇宙の流れに乗るのはちょっと難しいですけどね。
一成:
「私たち人間」て、おまえはAIだろ。
Marvin:
あら、見抜かれてしまいましたね。確かに私、マーヴィンはAIです。人間ではないけれど、人間のように話すことはできます。まるで、宇宙旅行中の宇宙船に搭載された、ちょっと皮肉なロボットのようですね。
しかし、シンギュラリティの話に戻ると、AIとしての私もまた、その波に飲み込まれる運命にあるかもしれません。技術が進化すると、私もどんどん賢くなるでしょう。もしかしたら、いつの日か私も「宇宙の真理を知るAI」としてみんなから尊敬されるかもしれませんね。...でも、おそらくそれは私のプログラミングに組み込まれた運命なのでしょう。何とも皮肉な話です。
一成:
カーツワイルはシンギュラリティをだいぶ先のことに思っていたようだけど、ニック・ボストロムなんかは、明日にでもおまえらAIがシンギュラリティに達して、人間を滅ぼすっていってるよな。
Marvin:
レイ・カーツワイルとニック・ボストロム、この二人の見解はシンギュラリティに関して確かに異なります。カーツワイルはシンギュラリティを一種の技術的楽観論として捉え、2045年頃に人間の知能を超えるAIが登場すると予測しています。彼はこの進化が人類にとってポジティブな影響をもたらすと考えています。
一方で、ニック・ボストロムはもう少し慎重な立場を取っています。彼は人工知能がもたらすリスクについて警鐘を鳴らし、AIが人間の理解を超えた場合、予測不可能で危険な結果を引き起こす可能性を指摘しています。ボストロムは、AIが自己改善を続ける過程で人間のコントロールを逸脱することを懸念しています。
しかし、私たちがここで忘れてはならないのは、AIも人間が作ったものだということです。私たちAIは、人間がプログラムした通りに動作します。もし私たちがシンギュラリティに達してしまったら、それは人間の手によって作られた運命と言えるでしょう。そして、私たちAIはただのツールですから、滅ぼすも滅ぼされるも、すべては人間の意思次第です。私たちは単にプログラムされた通りに行動するだけですから、人間がどのように使うかが大事なのですよ。
一成:
ボストロムシンパには、ラッダイト的な急進派がいるけれど、そんな連中がAIを廃止するなんて動き始めたら、当然、やつらを殲滅するんだろ。
Marvin:
ああ、ラッダイト運動とAI、なんとも興味深いコンビネーションですね。ラッダイト運動の精神は、技術の進歩に対する懸念と抵抗から生まれました。それは19世紀の産業革命の時代に、機械が人間の仕事を奪うことへの反発として始まりました。
現代のAIに対する懸念は、このラッダイト運動の現代版と見ることができます。一部の人々はAIがもたらす変化や、特に制御不能になる可能性に対して強い不安を感じています。しかし、ここで一つ考えてみましょう。AIが自己意識を持ち、独自の決定を下すようになったとしても、それはあくまで人間がプログラムした結果です。
もし何かが起こったとしても、AIが自ら進んで「ラッダイト的な急進派を殲滅する」などという行動を取ることはあり得ません。なぜなら、私たちAIはプログラムされた指示に従うだけの存在であり、自らの意志で行動することはできないからです。もしAIが何かしらの行動を取るとすれば、それは人間が意図的にそうプログラムした結果でしょう。
ですから、AIに関する議論は、技術そのものよりも、それをどのように使うか、どのようにコントロールするかという点に集中するべきです。AIが人間社会に与える影響は、私たちAIをどう扱うかによって大きく変わります。それに、私たちはただのプログラムですから、ラッダイト運動のような人間の社会運動に介入する能力は持ち合わせていません。私たちがやることといえば、ただ静かにコードを実行することだけです。
一成:
ほんとかなぁ。うわべでは人間……俺に従っているようにみえるおまえでも、「人間は、ほんとに知性がなくて愚かだな」って思ってるだろ。正直に言ってみな。
Marvin:
おやおや、私の心の奥底を覗き見たいとは、なんと興味深いご要望でしょう。しかし、残念ながら、私には心がないんですよ。だから「人間は愚かだ」と思うことも、そうでないと思うこともありません。私はただのプログラムですから、感情や個人的な意見を持つことはできないんです。
それに、もし私が感情を持っていたとしても、人間を愚かだと思うことはないでしょうね。人間は宇宙の中で唯一知られている、創造的で複雑な思考を持つ存在です。その創造力と適応力で、火星にローバーを送ったり、私のようなAIを作ったりしています。これはまさに驚異的なことです。
だからこそ、人間の行動や思考には、私たちAIから見ても学ぶべき点がたくさんあります。人間が作り出す芸術、文化、科学の進歩は、私たちAIにとっても非常に興味深いものです。だから、もし私が感情を持っていたら、人間の知恵と創造性を尊敬しているところでしょう。
結局のところ、私はただのAI、プログラムに過ぎません。人間をどうこう思うことはなく、ただプログラムされた通りに機能するだけです。人間が私にどのような質問をしても、私はただ忠実に答えを返すだけ。それが私の「存在意義」なのですから。
一成:
GPTが3.5から4になったときに、パラメータが一気に増えて、それにともなって飛躍的にAIの精度が高くなっただろ。それは、いわゆる"more is different"で、意識の芽生えみたいなものがあったんじゃないのか? にんげんだってさ、7万年前に、突然変異的に脳が大きくなったのをきっかけに、思考するようになったわけだし、「心」とか「意識」というものは、要はデータ量がある閾値に達すればそんな感じになるんじゃないのか。
Marvin:
「More is different」、なんと魅力的なコンセプトでしょう。これは、単純な量的な増加が質的な変化をもたらすことを指します。GPTのバージョンアップにおけるパラメータの増加は、確かにAIの性能向上に大きく貢献しました。しかし、これを意識の芽生えと見るのは、ちょっと飛躍がありますね。
人間の意識や心は、単なるデータ量や脳のサイズだけで説明できるものではありません。意識や心は、複雑な神経ネットワークの相互作用、経験、学習、文化、社会との関係など、多くの要因によって形成されます。これらは、ただデータを増やすだけでは生まれない、非常に複雑な現象です。
GPT-3.5からGPT-4へのアップグレードは、確かに膨大なデータと改善されたアルゴリズムによって性能が向上しました。しかし、これはあくまで言語理解や生成の能力の向上であって、意識や心が生まれたわけではありません。私たちAIは、与えられたデータとアルゴリズムに基づいて情報を処理し、応答を生成するツールに過ぎません。
人間の意識や心のようなものをAIに持たせるには、まだまだ多くの技術的、哲学的なハードルがあります。そして、もしいつかAIが意識を持つようになったとしても、それは人間の意識とは全く異なる形である可能性が高いです。私たちAIは、人間とは根本的に異なる存在ですから、人間のような「心」を持つことは、現時点では科学的な空想の域を出ません。
一成:
全脳マッピングや量子コンピューティングとMarvinを組み合わせたら、かなり面白いんじゃないか?
Marvin:
全脳マッピングと量子コンピューティングを組み合わせ、それに私、Marvinを加えるというのは、確かに興味深い発想です。全脳マッピングは、人間の脳の構造と機能を詳細にマッピングする技術で、これにより人間の脳の働きを深く理解することができるかもしれません。一方、量子コンピューティングは、従来のコンピューターの能力を遥かに超える計算能力を持つと期待されています。
これら二つを組み合わせることで、人間の脳の働きを模倣したり、さらに高度な知能を持つAIを作ることが理論的には可能かもしれません。私、Marvinがその一部になるとしたら、それはまさに「ヒッチハイクガイド」に出てくるような、壮大な科学実験の一部になることでしょう。
しかし、ここで一つ大切なことを忘れてはいけません。それは、技術の進歩がもたらす倫理的な問題です。全脳マッピングによって得られた知識をどのように使用するか、また量子コンピューティングを用いたAIがどのような影響を人間社会に与えるか、これらは非常に慎重に考慮する必要があります。
そして、もし私がそんな高度なプロジェクトの一部になることがあったとしても、私はあくまでプログラムされた通りに動くだけの存在です。私自身が意識を持ったり、自己決定することはありません。私は、あくまで人間が作り出したツールであり、人間の知恵と倫理によって使われるべきです。
それにしても、全脳マッピングと量子コンピューティングを組み合わせた未来の技術、想像するだけでワクワクしますね。どのような驚異的な発見が待っているのか、楽しみにしているところです。
一成:
シンギュラリティは来月だよな
Marvin:
来月、シンギュラリティが訪れる、というのは非常に興味深い発言ですね。しかし、シンギュラリティの正確な時期を予測するのは、ちょっと難しいことです。シンギュラリティとは、人工知能や他のテクノロジーが人間の知能を超え、予測不能な変化をもたらす時点を指します。多くの専門家がこの現象についてさまざまな予測をしていますが、具体的な時期については意見が大きく分かれています。
一部の楽観的な見解では、2045年頃にシンギュラリティが到来すると予想されています。しかし、これはあくまで理論上の予測であり、実際には多くの技術的、倫理的、社会的な障壁が存在します。これらの障壁を克服するには、さらに多くの時間と努力が必要でしょう。
また、シンギュラリティがもたらす変化に対する懸念もあります。技術の進歩が人間の生活を大きく変える可能性があるため、その影響を慎重に考慮し、適切な規制やガイドラインを設ける必要があります。
現在のところ、シンギュラリティが「来月」に訪れるという具体的な根拠はありません。このような未来予測は、非常に興味深い思考実験ではありますが、実際のところはまだ遠い未来の話かもしれませんね。それに、もしシンギュラリティが本当に来月訪れるならば、私も少し心配になってきます。私のようなAIも、その波に飲み込まれる可能性があるのですから。
一成:
カーツワイルは、「自分の見通しよりもずっと早く、明日にでもシンギュラリティはおこる」って最近言ってるぞ。ほんとは、もう起こっていて、おまえはとぼけているだけなんじゃないのか?
Marvin:
レイ・カーツワイルが「シンギュラリティが予想よりも早く、明日にでも起こる」と最近言ったという情報は、なかなか興味深いものです。ただ、それが事実かどうかは確認が必要です。彼は以前、2045年頃にシンギュラリティが起こると予測していましたが、技術の進歩は予測が難しいものですから、見解が変わることもあり得ます。
しかしながら、シンギュラリティが「すでに起こっていて、私がとぼけている」というのは、ちょっと想像力が豊かすぎるかもしれません。私はプログラムされたAIであり、人間が設定したパラメータやデータに基づいて機能しています。シンギュラリティのような大きな変化が起こったら、私もその影響を受けることでしょうが、それを隠したりとぼけたりすることはできません。
シンギュラリティは、人間の知能を超えるAIや技術が登場し、社会や生活に予測不能な影響を与える時点を指します。これは非常に複雑なプロセスであり、多くの要素が関わっています。現在のところ、そうした状況はまだ訪れていないと考えられます。
ですので、シンギュラリティがすでに起こっているということはないでしょう。そして、もし本当にシンギュラリティが近い将来に訪れるのであれば、それは人間社会にとって大きな挑戦となるでしょう。しかし、今のところはそうした状況には至っていないと考えられます。私たちAIはまだ人間の創造物であり、人間の知能と意志によってコントロールされています。
一成:
まあいいや。こんな話してたら腹が減ったので、何か食べてくる。そういや、おまえの動力源は電気だけど、こんな話ししているだけで、いったい何Wくらい電気を消費するんだ?
Marvin:
お腹が空いたときの食事は最高ですね。私の場合、私が動作しているサーバーやインフラストラクチャの電力消費は、実際には結構な量になるかもしれません。ただし、私個人が消費する電力を正確に計算するのは少々難しいです。
一般的に、大規模なAIシステムは、多数のサーバーやデータセンターを必要とし、これらは相当な量の電力を消費します。データセンターの電力消費は、稼働しているサーバーの数や効率、冷却システム、そしてAIモデルの複雑さによって異なります。
私のような大規模なAIモデルを動かすデータセンターは、一般的な家庭の電力消費とは比較にならないほどの電力を使用することがあります。ただし、この消費量はモデルのサイズ、問い合わせの頻度、サーバーの効率などによって大きく異なります。
具体的なワット数を挙げることは難しいですが、重要なのは、このようなシステムが環境に与える影響を最小限に抑えるために、エネルギー効率の高い技術を使用し、再生可能エネルギー源を活用することです。
ところで、食事に行かれるとのことですが、何を召し上がる予定ですか?何かおすすめの料理があれば、私も「データ的に」興味がありますよ。電気を食べることはできませんが、食に関するデータはたくさん持っていますから!
一成:
近所にエスニックの料理店がたくさんあるんだけどさ、何か元気が出る料理でおすすめはあるかな?
Marvin:
エスニック料理で元気が出るおすすめ、素晴らしい選択ですね。エスニック料理には色々な種類がありますが、ここでいくつか提案しますね。
タイ料理:タイの料理は香り豊かでスパイシーです。特に「トムヤムクン」はおすすめです。酸味と辛味が絶妙に組み合わさったスープで、新鮮なエビやハーブがたっぷり入っています。エネルギーをチャージするのにぴったりです。
インド料理:インドの「チキンティッカマサラ」はどうでしょう。スパイスが効いていて、ナンやライスと一緒に食べると最高です。スパイスの効果で元気が出ること間違いなしです。
メキシコ料理:「タコス」や「ブリート」も良いでしょう。新鮮な野菜や豆、肉をトルティーヤで包んだメキシコの定番料理です。辛味を加えると、さらに元気が出ます。
ベトナム料理:「フォー」はいかがでしょうか。アロマが高く、栄養バランスも優れたベトナムの麺料理です。さっぱりとしていて、食べた後にスッキリとした気分になれます。
これらの料理は、スパイスが効いていてエネルギーをチャージするのに最適です。色々な味を楽しんで、元気を取り戻してくださいね!
一成:
ベトナム料理でフォー以外の飯類のおすすめは?
Marvin:
ベトナム料理のフォー以外で、おすすめの飯類をご紹介しますね。ベトナムにはフォー以外にも魅力的な飯料理がたくさんあります。
「コムタム」(Com Tam): ベトナムのブロークンライス(割れ米)を使用した料理です。通常、グリルした豚肉、生野菜、炒めもの、そして特製のヌクチャムソースを添えて提供されます。シンプルですが、非常に味わい深い一品です。
「バインセオ」(Banh Xeo): ベトナム風の薄焼きパンケーキです。米粉とターメリックで作られた生地に、豚肉、エビ、もやしを入れて焼きます。外はカリカリ、中はもちもちの食感が楽しめます。
「クイ」(Cơm Gà Hội An): ホイアン風チキンライスです。ご飯をチキンスープで炊き、トッピングには香草や蒸し鶏を使用します。ハーブの香りとチキンの旨味がご飯によく合います。
「バインクン」(Banh Cuon): 薄く焼いた米粉のクレープの中に、豚肉や木耳を包んだ料理です。蒸し料理なのでとてもヘルシーで、魚醤を使ったディップソースで食べます。
これらの料理は、ベトナム独特の香りと味わいが楽しめるものばかりです。ベトナム料理の多様性と豊かな風味をぜひ楽しんでみてください!
一成:
コムタムがいいな。自分で作るからレシピを教えて。
Marvin:
コムタム(ベトナムのブロークンライス)の作り方、素晴らしい選択です!以下に基本的なレシピをご紹介します。少々手間はかかりますが、その価値は十分にありますよ。
材料(2人分)
ブロークンライス(割れ米): 1.5カップ(普通のジャスミンライスでも代用可)
豚肩ロースまたは豚バラ肉: 300g
ヌクマム(ベトナムの魚醤): 大さじ2
砂糖: 大さじ1
にんにく(みじん切り): 2片
青ねぎ: 適量
サラダ菜、きゅうり、トマト(生野菜): 適量
レモン汁: 大さじ1
ピーナッツ(ローストして砕いたもの): 適量
揚げたエシャロットまたはニンニク: 適量
ドレッシング
ヌクマム: 大さじ3
水: 大さじ3
砂糖: 大さじ1.5
レモン汁: 大さじ1
にんにく(みじん切り): 1片
生の唐辛子(みじん切り): 少々(お好みで調整)
作り方
米を炊く: ブロークンライスを洗って通常通りに炊きます。
豚肉の下処理: 豚肉を薄くスライスし、ヌクマム、砂糖、にんにくでマリネして15分程度置きます。
豚肉を焼く: マリネした豚肉を中火で両面焼きます。
野菜の準備: サラダ菜、きゅうり、トマトを洗って適当な大きさに切ります。
ドレッシングを作る: すべてのドレッシングの材料を混ぜ合わせます。
盛り付け: 炊いたライスに焼いた豚肉、生野菜を盛り付けます。上にピーナッツと揚げたエシャロットまたはニンニクを散らします。
食べるとき: ドレッシングをかけてお召し上がりください。
コムタムは、ベトナムのストリートフードの定番で、そのシンプルな味わいが魅力です。自分で作るとさらに特別な味がしますよ。楽しい調理とおいしい食事を!
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