皐月⑦影響受けた&好きな作家さん(大学生2年生時)
小説しか読まなかった大学生時代。
各学年時で、影響受けた作品、マイブームだった作家さんがいます。
なんかこう、発掘したいんですよね、昔から。
有名どころは一切読まず、自分で本屋に足を運び、内容をチラ見して、Amazonレビューなんかを見て、1時間から1時間半かけて珠玉の一冊を決める。そんな選び方をしていました。
あれだけの児童書ファンタジー人間が、ハリーポッターシリーズを一ページも読まなかったように。
謎のこだわりが、意味もなくずっと残っているのです。
でも発掘できた時は嬉しい。
こんなにも心動かす物語が眠っているじゃないか、とそれだけで心躍るものです。
この頃印象的だったのは、以下2人の作家さんでした。
映像化作品多数!
キラリと光る青春恋愛物語の旗手・中村航
本当、何回出すんだというぐらい、僕の話の中に出てきます。
ファンになったのは『あのとき始まったことのすべて』。
その年に刊行された作品『デビクロくんの恋と魔法』は、翌年映画化されることになります。
日常の描き方、なんでもない心の動き、文章でこんなにも普段の自分とリンクするのか、と思った物語を紡ぐ作家さん。
すでに語りすぎている。そして、きっとまだ出てくる。
不思議なご縁を勝手に感じている作家さんです。
ここから、ほぼ全作品を読み漁ります。
『夏休み』『絶対、最強の恋の歌』『星に願いを、月に祈りを』『トリガール!』など、なぜかどれもどストライクに僕の胸を抉りながら、爽快な読後感をもたらしてくれる物語ばかり。
最近は多岐に渡るご活躍をされており、今後も目が離せない作家さんです。
アニメ化もして大好評!
人の死なない学園ミステリー作家・初野晴
『ハルチカシリーズ』というシリーズもので人気を博した作家さんです。
『退出ゲーム』という作品を皮切りにシリーズが続いており、主人公2人の名前を取ってハルチカシリーズと呼ばれています。
作品はだいたい4つぐらいの短編集になっているのですが、話は全部つながっており、最初は巻き起こる高校での謎を解決しながら、共に頑張る吹奏楽部の仲間が増えていく話になっています。
このミステリーがまた、切ない。面白い。ほっとする。なるほど、と驚嘆する。いろんな感情を覚える小さな物語の集まりになっているのです。
『退出ゲーム』では、作品のタイトルにもなっている退出ゲームという章の謎解きが非常に秀逸でした。
そうきたか、なるほど〜〜!と感動も覚えたものです。
また、2016年1月にはアニメが放送されました。
主題歌も大好きなバンドの一つ「fhána」と「ChouCho」が担当していて、毎週楽しみにしていたのを覚えています。
その他にもたくさんの物語を書いていらっしゃいます。
人が死なない学園ミステリー。
同じ系統のジャンルで、アニメ版『氷菓』にハマっていた時期に見つけた、お気に入りのシリーズです。
主にこのお二人の先生の作品ばかり読んでいた当時でした。
さて、次にどハマリしたのは、まさにその『氷菓』。古典部シリーズと言われる、米澤穂信先生の大人気シリーズです。
今まで観てきた中で最も好きなアニメです。
原作も、とんでもなく秀作です。
その辺を、続く皐月⑧でがっつり語りたいと思います。