文化祭でドラムサークル!初めてのファシリテーション体験
こんにちは~!! ひのぴーこと日野貴宣です。大変遅くなりましたが、続編をお届けします。前回はコチラ
2001年夏に鬼怒川の河川敷で初めてのドラムサークル体験をしました。興奮冷めやらぬまま、当時勤務していた学校に戻り、2学期が始まりました。
本業は理科の教員の私は、当時、理科準備室に楽器を持ちこみ(自宅に置く場所がなかったのも理由のひとつ)勤務時間が終わったら、一人でチャカポコ練習してました。練習を始めると、「またヒノッチの部活が始まったよー」などと言われ、打楽器好きは校内に知れ渡っていました。
新学期が始まったらすぐに、ドラムサークルというものがあること、ぜひ文化祭でやってみたいことを文化祭担当の先生に提案したのでした。企画はなんとか認められ、ちょうど時間の空いていた午前の発表の後、昼やすみにドラムサークルをやろうということになりました。
さて、提案したはいいけど、楽器と言えば、自分で演奏するコンガやボンゴしかなかったので、さてどうしようかと・・・。音楽室にある楽器、友人の中学校の先生が吹奏楽部の顧問だったのでそこからもコンガなどを借りて、なんとか寄せ集めで楽器をそろえたのでした。
いよいよ本番がやってきました。あの鬼怒川の興奮を再び!と意気込んでいたのですが、叩き始めると、みんな4分音符を叩き出し、当時「ドンドン地獄」などと呼んでいた状況に。
そりゃそうですよね。鬼怒川のドラムサークルはリズケン(リズム教育研究所)の研修生や先生方の演奏で、みなさん打楽器の達人ばっかり。お互いの音を聞き、それに反応していろんな叩き方で返す、なんてことはお手の物で、あっという間に素敵なリズムアンサンブルができ上るのです。
今回は、打楽器経験のある人がいないばかりか、相手は養護学校(現、特別支援学校)の子どもたちだから、そんな複雑なアンサンブルがいきなりできるはずはありません。「やばい、みんなドンドン同じ4分音符を叩いている」心の中で超焦りながら、でも、見よう見まねで覚えたキューをいくつかやってその場をしのいだのでした。
でも、こんなたくさんでタイコを叩く経験はみんな初めて。終わってから感想を聞くと、みんな楽しんでいた様子。よかったのか、よくなかったのか、なんだかよくわからない初めてのファシリテーション体験でした。
ドラムサークル愛好家の集まるドラムサークル研修会やイベントは、みんな演奏できる人ばっかりで、その時の躍動感に感動して、帰ってから自分でやってみると、あのときのアンサンブルとは全然違うものになってしまい、「こんなはずではなかった」と思ってしまうのですが、参加されている方は結構それで楽しんでいたりするものです。まだ始めてないあなた、ぜひ、一度やってみてくださいね!楽器がなければ、音楽室にある小物楽器をかき集めればいいし、それでも足りなければペットボトルマラカスや、100円ショップゴミ箱でタイコを作っちゃえばいいですね。
その後は、というと、、、次の年、高等学校に転勤になってしまい、ドラムサークルを続けることができくなってしまいました。高等学校の業務は多忙で、学力向上、進路指導などプレッシャーも強く、ドラムサークルどころではなかったのでした。
そうやって数年間くすぶっていたのですが、2005年、びっくりするような連絡が突然舞い込むのでした。
続きは、次回をお楽しみに。
DCFA理事 日野貴宣