初めてのドラムサークル体験
こんにちは~!「ひのぴー」こと新理事の日野貴宣です。
今回は、初めてのドラムサークル体験について書こうと思います。
1997年に教員としての生活をスタートしました。
障がいのある子どもたちの学校に赴任して、
子どもたちとバンドを組んで、演奏を楽しむ日々を過ごしていました。
教員になって5年目、2001年8月のことです。
リズム教育研究所(リズケン)の掲示板(懐かしいですね!)に書き込んだことがきっかけで、夏休みに石川武さんからパーカッション奏法を教えていただけることになりました。
待ちに待った夏休み。
当時は職員研修なども少なかったので、まとまった休みを取って、
千葉幕張に住む、大学時代の友人のアパートに転がり込んだのでした。
今思うとずいぶんとずうずうしいですよね。
千葉幕張から足立区西新井に通う10日間が始まりました。
コンガ、ボンゴ、ティンバレス、マラカス、グイロ、シェケレ・・・
実は、電車代のことを考えてなくて、所持金が少なくなってしまい、
節約のため、当時100円だったマックをほおばりながら通う毎日でした。
毎日、リズム漬けだったある日、武さんから、
「今度、鬼怒川でBBQやるから来ない?」
とお誘いが。
リズケンのみなさんとBBQなんて、こんなうれしいことはありません!
「もちろん!」大喜びでついていったのでした。
鬼怒川についたら、早速火おこし、
肉を焼き、食らう、語る、飲む!
ちょっと飲みすぎて、ふらつきながらも後片付けをしていたら、
なにやら、ジャンベなどのドラムが並べられて・・・
輪になって座り、みんな思い思いに叩き始めたのでした。
「これはドラムサークルというんだよ」
武さんから説明を聞きました。
真ん中に立つ人を「ファシリテーター」ということも教えていただいたと思います。
なにやら、いろいろと方法論があるらしい。いま研究されているとのことでした。
何だかよくわからないけど、
とにかく楽しい!
どんな風に叩いてもいい
どんなリズムを叩いても間違いはない
「これは、きっと障がい児の教育に活用できる」
と直感しました。
帰りに、鬼怒川の鮎やなに立ち寄って、
美味しい鮎の塩焼きを食べて、帰路に就いたのでした。
当時、この体験が私の人生を変えることになるとは、
知る由もありませんでした。
(次回「初めてのドラムサークル開催」へ続く)