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11/30単行本『世界の終わりの魔法使い 完全版』(駒草出版)の秘策〜手描きサインカード数万枚の封入〜
紙の単行本『世界の終わりの魔法使い 完全版 1 すべての始まり』が、2020年11月30日駒草出版から刊行される。新装復刊4冊+描き下ろし新作2冊。「三部作」+「新三部作」の構成で、2020〜2022年にかけて『世界の終わりの魔法使い』シリーズを6冊刊行するプロジェクト「せかまほ6部作」構想の第一弾。「完全版 1」に新たに付け加わったタイトル通りに「すべての始まり」だ。
ここに至るまで、文化庁の支援や、個人制作による「私家版」、島島から先行配信している電子版3巻、ボードゲームの制作と試遊カフェ、ライセンス、展示、「マンガ論争」の取材など、さまざまな企画が入り乱れて発表されたが、ようやく「紙の単行本」という最も「マンガ」らしい形態で作品をお届けできることが素直に嬉しい。
一方、作者は現在電子書籍レーベル「島島」からのインディ配信による電子書籍にこそ「マンガの可能性」を大きく見出している。紙の本や書籍流通に関して絶望している部分もあり、紙でリリースするなら、何らかの「ポジティブな秘策」が必要だと考えた。頭を振り絞り、出てきた具体的なアイデアがこちら。
『世界の終わりの魔法使い 完全版』特典が発表されました。初回流通分全てに「手描きサインカード」が付き! 初刷り分全て、数千枚に一枚一枚描いています。確実な入手は書店、ネットでご予約を〜
— 西 島 大 介 ● 島 島 (世界の終わりの魔法使い全6部作、駒草出版より順次刊行決定、紙!) (@DBP65) October 30, 2020
※書店さまもぜひご注文ください(画像は書店向けFAXより)#せかまほhttps://t.co/UAqGVEEygh pic.twitter.com/i2jkv6fjte
弊社より11月末に刊行予定の西島大介先生の『世界の終わりの魔法使い 完全版 1 すべての始まり』。なんと初回特典として、西島先生描き下ろしのイラスト&サイン入りカードが、初回配本分すべてに封入されます! 当然すべてレアな1点モノ!(この特典は全6巻の初回配本分のすべてにつきます!) pic.twitter.com/bvatNTYHVf
— 駒草出版 (@komakusapub) October 30, 2020
駒草出版より来月発売予定の『世界の終わりの魔法使い 完全版 1すべての始まり』(西島大介)。こちらには初回特典として、著者描き下ろしのイラスト&サイン入りのカードが封入されます。全て1点モノ! なお、入っているのは初回配本される分のみなので、ご購入はお早めに。https://t.co/2S1zlZIPFb pic.twitter.com/IQkzn0LkUu
— 島田一志 (@kazzshi69) October 31, 2020
帯、カバーの色校正をくるりと巻いたダミーです。描き下ろし短編、年表他、追加収録多め。本体表紙は厚みのある紙を使っていて、重厚感あります
— 西 島 大 介 ● 島 島 (世界の終わりの魔法使い全6部作、駒草出版より順次刊行決定、紙!) (@DBP65) November 8, 2020
初版(初回流通分)は手描きサインカード付き。確実な入手はお近くの書店さんやネットでご予約を〜#せかまほhttps://t.co/UAqGVEEygh pic.twitter.com/c2D7mhGTlN
1巻の封入サインカードはサン・フェアリー・アン、色は単行本に合わせてブルーです#せかまほhttps://t.co/UAqGVEEygh pic.twitter.com/v72KwqVUUU
— 西 島 大 介 ● 島 島 (世界の終わりの魔法使い全6部作、駒草出版より刊行ティア→【せ08a】) (@DBP65) November 14, 2020
せかまほ1巻の生サインカードは「青・アン」ですが、続く第2巻は「オレンジ・ムギ&シッポ猫」です。サイン入れ中〜
— 西 島 大 介 ● 島 島 (世界の終わりの魔法使い全6部作、駒草出版より刊行ティア→【せ08a】) (@DBP65) November 18, 2020
ぜひコンプリートしてください!#せかまほhttps://t.co/UAqGVEEygh pic.twitter.com/BDWZu1yrlX
単行本自体にサインをするいわゆる「サイン本」の場合、書店さんにとっては返本不可になるので、「カードに手描きでサインをして封入」という形をとる。これならば現在の書籍流通の基礎である再販制度を阻害せず返本可。初回分に特別なオマケをつけて値段を上げて限定数を売る「特典商法」とも異なり、定価のまま等しく全ての初回配本分に封入される(※返本後は異なる)。コロナ禍でサイン会ができない問題も回避し、バーチャルサイン会よりも幅広く無作為にサインが届く。もちろん「サイン風印刷カード」ではなく、一枚一枚が異なるオリジナルな手描きサイン(ナンバリングあり)だ! 結果、アート的価値も発生するが、その価値は価格には反映されない。合計6冊と考えると、その数は数万に及ぶ。
コスト的には数万枚(全6冊分)のポストカードの印刷代程度で、あとは作者(西島)が気合を入れてサイン+絵を描けばいいだけ。また、このアイデアに至る詳細な思考はFANBOXで無料公開中。またnoteの別エントリではSNS上で可視化できるサインカードを可能な限り収集中。
画像は書店さま向けFAXより。街の小さな書店さんでも、大型書店さんでも、amazonさんでも楽天さんでも、初回流通分は全てサインカード付き。返本された後はカードは付かない。各書店さま、確実に手に入れたい読者のみなさま、ぜひご早期のご注文を! よろしくお願いします。
「やっぱ紙だろがぁ?」
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といいつつも、電子版は先行して1-3巻まで「島島」より配信中〜(※収録内容、構成、デザイン等、内容に差異があります)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07QJ39N8S/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_4HfyEb3BFCD22