記憶の限界┃新発想法
記憶の限界は記憶の再生能力
記憶とは、記憶の再現能力。
どの位の容量を意識の中に貯めて置けるかという能力。
例えば、数字を何桁まで記憶し、思い出せるかだ。
記憶は能力を超えると極端に低下する。
数字を7桁まで覚えられる人に8桁を覚えさせると、3桁とか4桁しか思い出せなくなる。
作業をする場合、常に記憶をつかっている。
経理をしているときは、常に前の数字と比べながら仕事をする。
だから間違いに気が付くことが出来る。
ベテランは前のページどことか、数年前の数字を覚えていて、今の数字と比較検討をしている。
もの書きなら、全体の流れを記憶しながら物語を展開していく。だから記憶力の悪い人は長編を書けない。書きながら前のページを確認しながら進めなければならない。
記憶力を高めるということは、能力を高めることである。
記憶は情報の容量
情報には容量がある。
容量だから縦×幅×奥行、つまり立方体と考えればいい。
更には、質量がある。
同じ大きさでも鉄と綿のように密度が違う。
鉄を記憶できる能力があれば、同じサイズでもたくさんの情報を記憶出来る。
記憶容量と時間の関係
記憶容量と記憶時間は深い関係がある。
他のページで詳しく書くので簡単に紹介する。
はじめに数字の記憶の話を書いたが、時間との関係も深い。
記憶できるには個人が持っている時間がある。
7桁を記憶できる人は7桁を覚える時間があるということ。8桁覚えると記憶できる時間がオーバーする。
この能力を超えたために記憶力が落ちると考えられる。
要領よく記憶しよう
自分の記憶には限界があると飽きらめないでください。
記憶の重要なポイント
1,情報量
2,情報の質(難易度)
3,記憶時間
記憶できるのは、記憶できる時間内で記憶すること。
簡単な情報なら、短時間で押し込んで記憶できる(たくさん記憶できる)
コツは覚える前に情報処理(簡単にする)をすること。
情報短縮、情報圧縮の方法
記憶容量を上げるための方法も他のページで詳しく書くので簡単に紹介する。
ひとつめは「情報の氷山化」
氷山というのは海面から頭の部分だけを出しており、見える氷山の海中には膨大な氷がある。
でも、氷山の見えているだけで全体の大きさを知ることが出来る。
情報も同じように見える部分がタイトルである。
タイトルを上手に付けることで、内容を知ることが出来る。
従って、記憶するときも思い出すときもタイトルだけしか使わない。
全体が必要な時に、全体の情報を把握すれば良い。
ふたつめは情報の物語化
例えば、「ももたろう」のお話を知っているだろう。
「ももたろう」と聞いただけで、登場人物のおじいさん、おばあさん、ももたろう、いぬ、きじ、さる、おにだと解る。
ももたろうの簡単なお話は500文字くらいあるが、最初の5文字で思い出すことが出来る。
研究者はこのような方法をとっているから、より深い研究が出来るのだと思う。
しかし、地頭の良い人は記憶するということを気にしてはいないだろう。
記憶は勝手に出来ると思っているだろう。
それ故に、記憶力の上げ方なんて考えもしないだろう。
筆者がこの方法を考えたのは、自分の能力の足りなさを痛感しているからである。
記憶に悩んでいる方になら役に立つ方法だと思う。
ついでに、情報の伝え方
情報は伝えなければ役割を果たさない。
情報は他社に伝えなければならない。
誰に伝えるのか?
伝える相手によって情報は処理しなければならない。
相手の情報受信能力に合わせて、情報を加工し伝えなければならない。
同じレベルの仲間に伝えるならば何も加工する必要は無い。
そして、情報の氷山化や物語化ができているのでより簡単に会話ができる。
しかし、初めて話を聞く人に伝えるときにはかなり複雑な情報処理をしなければならない。
イラスト化、マンガ化するなどする。
一度で無理なら、分割する。理解力がないのなら、細かく分割するといった処理だ。
これも他のページに詳しく書いてある。
本題は私の能力不足の解決法
私は移り気だから同時にたくさんのテーマを書く。
はじめは全体を把握できているので、全体を鳥瞰しながら書く。
しかし、まもなく混乱を起こす。どこに何を書いたのか、何を書いたのか、内容がダブっていないのか等々と混乱を起こす。
基本的にはサイト作りが大好きだから、直接書き込んでいく。
思い付いたときに書くから、整理できなくなる。
時々全体を見直すのだが、容量が増えるとパニックスなる。
サイトをページ毎に開きながらチェックするのだが、数ページも見ると前のページが解らなくなる。
そこで、最後の手段はプリントアウト。
プリントアウトすると、タイトルがひと目でわかる。
全体を読まなくても、ページの雰囲気で全体を思い出すことができる。
更にはチェックを書き込むから、確実にチェックできる
これは記憶作業においても同じ事が言える。
アイデア作業は絶対に手書き処理をお薦めする。
プリントアウト、手書きの効能
プリントした紙を見ながら作業をすることがベスト。
プリントすることによって、五感をフルに使うことができる。
使い慣れた五感は考えなくても使える。
ペーパーを入れたり出したりする能力は手にはかなわない。
何も意識しなくても手は勝手に働いてくれる。
特に目は素晴らしく、文字を見ているだけで内容を把握できる。
変なところがあれば直ぐに発見できる。
所々だけ読めば全体が解る。
目で内容を読みながら、意識は思考をすることができる。
手は必要な内容を意識することなくメモできる。
さらに必要な処理作業を勝手にする
このように紙を使うことで人間の能力をフルに価値要することができる。