2021/03/01-03/05 dB日誌
3月1日(月)
3月末まで続けるぞ!と勇んではじめた日記。 2月の忙しさで、全く手が回らず、長らくお休みしました。すみません。この期間中は、緊急事態宣言下の中、dB初のオンライン・フェスティバルを開催しました。この間の相当なバタバタぶりをご披露することになりますが、後日、更新できるように努めます。(曖昧な表現ですね💦)
気を取り直して、あと1ヶ月分、再開します。
今日は、子どもが風邪引きで保育園をお休み。
神戸市の「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」のオンライン報告会と、そして、ほぼ全スタッフが揃っての、中間アヤカ「フリーウェイ・ダンス」の通しリハーサルも併行してあります。私が担当する二つの重量級のプログラムが待っています。
午前中は、dBスタッフと「フリーウェイ・ダンス」のドラマトゥルクの眞鍋さんとの打合せ。現状報告の共有を行い、dBスタッフに今日の通しリハに向けての引き継ぎを行いました。
午後は、オンライン報告会。今回は「チャオチャオ!ベトナム水上人形劇!」で採択して頂いていたので、その報告を行う。ほかの団体の報告、そして全体の講評も聞く。「文化芸術の創造」と、「まちの再生・活性化」を掛け合わせることについて考え続ける。そもそも掛け合わせる行為が可能なのかどうか。私自身は、これまでもそこに挑戦してきたつもりであるし、まだまだ考察し試行できることは山のようにあると感じている。
報告会終わりで、「フリーウェイ・ダンス」のzoomに参加し、通しリハの様子を画面越しに確認する。同時に、急いで夕ご飯を準備し、旦那とバトンタッチして、dBへ急ぐ。「フリーウェイ・ダンス」通しのラストシーンにはなんとか間に合った。ほぼ新作じゃないかと言える程、生まれ変わっている。準備しないといけないもの、まだまだ多く残っているが、一つ一つ。
ここ最近に読んでいる『急に具合が悪くなる』。がんの転移を経験しながら、末期の状態にある哲学者 宮野真生子氏と、医療人類学者の磯野真穂氏の両者の往復書簡で構成されている。死がもうすぐそこに見えているのに、生を力強く肉感させる言葉の数々の余韻が身体に残っている。自身が経験している個別の事象を、抽象化した言葉に変換していくことの開かれた可能性に、何度も出会っていくような本。(横堀)
[コロナ対応]検温、手洗いうがい、消毒
3月2日(火)晴れ
この日のdBは、ミーティング三昧。
私は、dBミーティングとWEBミーティングに参加。
特に、14:00あたりはミーティングが渋滞していて、同時に3箇所でオフライン、オンラインミーティングが行われていた。
MISCH MASCH FESTIVALが終わって、ひと段落する暇もなく、DANCE BOXの時間はまだまだ慌ただしく進んでいる。気がついたら、2月が終わっていた。2月は逃げるとはよく言ったものだ。3月は去る。去らないで〜〜。
dB内でのWEBミーティングが終わってから、ウェブデザインと構築を担当してくださっている佐々木さんと打ち合わせ。変更や希望が多いdBの中で、納得いくまで伴走してくださって、本当にありがたい…。ミーティングをしながら、改めて、dBの歴史の長さと、事業の盛り沢山さを実感する。
3月は、アヤカさんのKEXでの上演や、子どもダンス留学が控えているので、まだまだ盛り沢山だ。この日は、大量の○○サイダーがdBに届く。アヤカさんの公演で使うらしい。本番までにこの大量の○○サイダーを飲み切らないといけない。○○サイダーを飲むのが小学生ぶりかもしれない。
[コロナ対応]検温、手洗いうがい、消毒
3月3日(水)晴れ。
久しぶりの日記。本日はリモートワーク。というか、今週末まで実家に帰らせていただいている。事務作業が溜まっている(滞っている?)と引きこもり集中してできることがありがたい。明日は、3件ミーティングがあるが、ズームなので実家でもへっちゃらぽんである。誰もいないリビングに書類を広げまくってひたすら計算。遅いお昼をテキトーに食べたり、来客にお茶を淹れたり、洗濯物を畳んだり、スーパーに行ったり、テキトーな晩ご飯なんかを挟みながら、まだまだ終わりは見えないがきりの良いところで本日の作業を終える。就寝前、先週末鳥取に行ったときに出会った書店で買った雑誌を読み始める。本好きには有名な「汽水空港」という書店。普段ほとんど本を読まない私でもめちゃめちゃ興味をそそられる本が揃えられている。なんか、本たちが大切に並べられている感じがとても伝わってくる。本が生きているようにも見えてくる。何より書店を営んでいるご夫婦が魅力的すぎる!新長田に帰ってdBの本好き女子の横堀氏と高木ちゃんに自慢した。その汽水空港で購入した雑誌「spectator」は「土のがっこう」という特集。冒頭は「土」についてとてもやさしく解説してくれている。数ページ読んだだけで、こんなに当たり前でこんなに大事なことを簡単に見落として生きていたのかと大反省。自宅に帰ったら一刻も早く観葉植物の土を入れ替えてあげなければ、あぁそして今日はお雛さんだった・・・と思いながらそのまま寝落ちした。(田中)
[コロナ対応]外から帰ったら手洗いうがい。来客時はマスク着用。茶菓子は小包装(せめて雛あられくらい出せば良かったと後悔)。
3月4日(木)
晴れ。実に何日ぶりの日記なのか。
書いていない間に、無事にアウトリーチ事業が全校終わった。何事もなく終わって本当に良かったと思うのも束の間、終わって約1ヶ月、目の前の膨大な報告書にまだ唖然としている3月。ダメだー!
こんな中、次の事業は始まっている。「子どもダンス留学」。今日はその打ち合わせ3件。2年前の時には、感動と愛おしさといろんな感情が相まって、最後の最後に子どもより号泣した。
今年は前回より多い応募数があった。こちらも無事に終われるよう、しっかり対応していかないとなと改めて気を引き締めて。講師の方々も、どういう方向性が良いか、どう子どもたちとやりとりをしたら良いか、より面白く安全な、かつ深みを持てる方向性をと一緒に考えてくださる。めちゃくちゃ心強い。
ダンスボックス今年度最後の事業、子どもたちによる「成果公演」を31日(水)に上演する予定なので、是非来ていただきたいです。(新家)
3月5日(金)
夕方まで雨。文は視覚ラボの下見で奈良へ。風景の中から音を探す、音をつくる試みは楽しそうである。雨の中、白いすみれが美しい。ニオイすみれの一種だと思うが、道路と壁の小さな隙間からひっそりと力強く咲いている姿に感動する。
今日はdBにもKAVCにも行かず。
玲奈から、LINEで「階段」という作品+ワークインプログレスの相談がある。
TORIIHALLでの最後のステージになった山田せつ子さんの「きざはしで踊る」を思い起こす。それまでTORIIで踊られてきたダンスに対する深いレクエイムを感じて、印象に残る舞台であった。あれから20年、たくさんのダンスを見る機会にめぐまれたが、思い起こすと記憶に残る舞台は、それほど多くないかもしれない。
濱口竜介さんがベルリン国際映画祭で銀熊賞をとったというニュースが飛び込む。「ハッピーアワー」撮影時のことを思い起こしながら、いいちこで乾杯する。おめでとう。(大谷燠)
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