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雨の雰囲気
蝉の声が少し聞こえる夏の午後。
天気予報だと、1時間後に雨が降るらしい。
だんだんと、空が曇っていき、鳥たちの声が小さくなっていく。
「雨の雰囲気」というものを、いつから感じ始めたのだろうか。
少しじめじめして、生温い風が吹く。
動物たちの鳴き声や、空を見て、あぁもうすぐ雨だなぁ、と思う。
当たり前ではあるが、室内にいては雨の雰囲気を感じられない。
もちろん、外が暗くなったのは分かるかもしれないが、あの肌で感じて、空を見上げるような感覚は分からない。
他にも外でしか感じられないものがある。
晴れた日の夕方の空の恍惚感。
ただただ空を見上げるだけで、心が落ち着いてうっとりとするような感覚。
今日は良い一日だったな、と思える。
秋の朝の清々しさ
少し冬に近づいている秋の朝。外に出ると、少し寒くて、体がすーっと涼しくなるような感覚。いつの間にか頭もすっきりして、目が覚める。
年を重ねると、どうしても小さい頃より外出の回数が減り、パソコンと向き合っている時間が増える。しかしながら、このような感覚を忘れずに持っていたいと、改めて思った。