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【デッキ紹介】皮肉や毒舌が飛び交う!ユーモア満載な「Tarot Mood」の魅力を徹底解説

今日はかなりふざけたデッキ「Tarot Mood」を紹介しようと思います。(褒めてる)
神秘的でシリアスで綺麗なデッキもいいけど、私はこういうのも結構好きなんですよね。

突然ですが、"良い意味のカードばかり"ってつまらなくないですか?
それ故に、私はオラクルカードよりもタロットカードが好きなんですよね。例をあげると、ライダー版なんかも割とエグいこと言ってたりします。

そんな辛辣さがクセになった頃、さらに皮肉と毒舌で人間様を苦笑いさせるようなこのデッキを見つけたんです。

それではスタート!



Tarot Moodの特徴

「Tarot Mood」の制作者であるNatalie Merakiは、タロット占いと現代のカジュアルな文化を融合させることを目指し、「退屈をブチ壊して毒舌だけど笑えるデッキ」をコンセプトにデザインしたようです。

1. ユーモア溢れるコメント

各カードには、元の意味を踏まえながらも風刺的な吹き出しセリフが追加されています。このおかげで、シリアスな場面もどこかおかしく親しみやすい雰囲気となっています。
また、この追加したコメントによって、各カードの正位置と逆位置の意味を網羅しようとしています。

2. 現代的な視点

古典的なタロットが象徴する哲学やメッセージを、現代的な問題や感覚に当てはめています。SNSやポップカルチャーに通じる表現も多く、若い世代にも響く内容です。
「ライダー版タロットの解説本を何冊か読んだけど、いまいちニュアンスが掴めない」なんて人には、このデッキで思わぬヒントを見つけられるかもしれません。

3. 独自の解釈

Tarot Moodは、従来のタロットカードの枠にとらわれず、新しい視点でのリーディングも楽しむことができます。真面目な意味合いだけでなく、日常的な問題やユーモアを織り交ぜた読み取り方を提案しています。


ユニークなアートワーク

「Tarot Mood」のアートワークは、伝統的なライダー・ウェイト版を基にしつつも、まるでアメコミのようなポップな色使いや現代的なモチーフを融合させています。

カード上のキャラクターに、どこか皮肉っぽい表情毒舌が飛び出しそうな吹き出しが追加され、見ているだけでも楽しめるのが特徴です。

ちなみに私はこのデッキを使って、
子供と"クロワッサン"を探すゲームをしました🥐

また、ベースがライダー版なので、タロット初心者でも気軽に手持ちデッキに取り入れやすいですね。

さらに、カードは柔らかめのプラスチック製で防水加工が施されています。素材にもこだわった理由ついては、以下で解説されています。

「I need this deck because it’s plastic and I can spill my bong water on it.」
(和約)私には”ボングの水をカードの上に溢してもOKなプラスチック製のデッキ”が必要だったんです。

kickstarter

一応訳しましたが、もしも意味がわからなかった時はお母さんに聞いてください。

ここまでの説明でわかる通り、このデッキにはイリーガルな要素下品な表現がかなり出てきます。もし苦手な方がいたら、ブラウザバック(もしくはアプリをそっ閉じ)してくださいね。(今ならまだ間に合います)


スートごとの特徴と象徴

「Tarot Mood」の各スート(ペンタクル、ワンド、カップ、ソード)は、それぞれ現代風のユーモラスな解釈が施されています。
さらに、各スートには「A.K.A(別名、またの名を)」がついています。ラッパーみたいですね。

それでは、それぞれ紹介していきましょう。

・ワンド(Wands)

⇨a.k.a Dick Sticks

「情熱と空回り」
創造性や行動力を象徴するワンドは、「無計画な衝動や過剰な情熱」がテーマです。「やる気が空回りしている人」や「意見を押し付けがちな人」を皮肉るイラストやコメントが多く、笑いながらも自分を見つめ直すきっかけを与えてくれます。

・カップ(Cups)

⇨a.k.a Cry Babies

「感情の暴走とバランス」
感情や愛情を象徴するカップは、「感情的で繊細、時に依存的」なテーマで描かれています。カードには泣き虫や甘えん坊なキャラクターが登場し、「感情に振り回される自分」を俯瞰して見る視点を提供します。

・ソード(Swords)

⇨a.k.a Mind Bullets

「知性と冷徹さの狭間」
知性や論理を象徴するソードは「冷静で頭が良いふりをするが実は皮肉屋」というテーマが描かれています。カードに登場するキャラクターたちは、鋭い洞察力を持ちながらも、他人を見下したり攻撃的な一面を持つ姿が描かれています。

・ペンタクル(Pentacles)

⇨a.k.a Devilcats

「物質的成功と人間的欠陥」
物質的な豊かさや成功を象徴するペンタクルは、「お金や物欲に振り回される人々」をテーマにしています。キャラクターは「お金持ちで自己中心的でどこかズレている」という設定で描かれており、物質主義や成功への執着心を風刺しています。


個人的に好きなカード5選

デッキ全体を見てみると、日本では馴染みのない英語圏特有の言い回しなども出てきます。しかし、意味を調べてみると「あぁ、そういうことか」と共感する事ができました。

それでは、「Tarot Mood」の中でも面白いと感じたカードを5枚紹介していこうと思います。

・吊るされた男

吹き出し:「ONE HOOMANZ ENLIGHTENMENT IS ANOTHER HOOMANZ PISS.」(ある人にとっての悟りは、別の人にとっての迷惑な話。)

解説:このカードは、視点の違い価値観の相対性をユーモラスに表現しています。本来、吊るされた男は「新しい視点」や「自己犠牲」を意味しますが、Mood Tarotでは「誰かの真実や発見が、他人にはまったく受け入れられないかもしれない」という皮肉を込めています。


・ワンドの4

吹き出し:「IMA GET EVERY DICK IN THIS PARTY!」(このパーティで全員を虜にしてみせる!)
「THEREZ ONLY 2 HOURS. I’LL HALP!」(残り2時間しかないけど。手伝うわ。)

解説:このカードでは、通常の「喜びや達成の時間」をパロディ化しています。特に「自分が注目を集める」といった自我の強いキャラクターが前面に出ており、みんなで楽しむはずのパーティの場に、自己中心的で誇張された要素を投入しています。この描写は、人が「楽しさ」と「他者との絆」を競争的にとらえる皮肉を込めています。


・カップの7

吹き出し:「YEAH. BUT WHICH OF THESE WILL LEAVE ME THE LEAST FUKKED?」(だね。で、この中で一番ダメージが少ないマシなのはどれよ?)

解説:カップの7は通常、「選択肢の多さや幻想」を象徴します。このカードでは、選択肢が多すぎて逆に困惑している様子を面白おかしく描いています。また、「どれを選んでも後悔しそう」という現代人の迷いを風刺しているともいえます。


・ソードのナイト

吹き出し:「COCAINE’Z A HELL OF A DRUG!」(コカインって最高のドラッグだよな!)

解説:ソードのナイトの持つエネルギーをあえて「ドラッグ」に例えることで、暴走しかねない衝動危険性を笑いに変えています。このカードは、周りが見えなくなっているのにも関わらず、目標に向かって荒削りに突進していくような行動が、裏目に出る可能性を示唆しています。


・ペンタクルの3

吹き出し:「THANK FUK YOU GUYS ARE HERE. MY LAST TEAM WAS A BUNCH OF DUMB DICKS.」(お前らがここにいてくれてマジ助かったわ。前のチームは全員ただのアホだったからな。)

解説:このカードはチームワークと協力を象徴していますが、ここでは皮肉な口調で、過去の失敗したチームに対する愚痴を表現しています。「まともな仲間が来てくれて助かった」というニュアンスの言葉により、過去の苦労を笑い話として受け流し、これからの成功への期待を高めています。


おまけの3択リーディング

完全に思いつきですが、せっかくなのでラストに「3択リーディング」です。

この記事を読んでいる皆様にも、辛辣なメッセージの1つや2つ、受け取って帰ってもらおうかなと思います。
今回はカード本来の意味というよりかは、吹き出しのメッセージから内容を膨らませてみようと思います。

さあ、選んでください。強制です。

選択

左からA / B / C

次でカードを展開していきます。
ちゃんと選んでから進んでくださいね?????












はい、ドン!

左からA / B / C

結果

〜 カードからあなたへ、辛辣なメッセージ✉️

さて、これらのカード、一体あなたに何を告げているのでしょう?
安心してください。どれもしっかりと辛辣に仕上げてまいりました。


【A】

ワンドのクイーン「PUT AWAY THE LABEL MAKER」

名前をつけないと安心できないあなたへ

ごきげんよう。どうやらあなた、一見して分からないものや、名もない何かを、勝手にカテゴライズしてラベルを貼る癖がおありのようね。そんなに斜に構えて、物事や人々、果ては自分自身までも型にはめて安心しようだなんて、実に退屈な発想だわ。

いいこと?世界はそんな単純でつまらない場所じゃないのよ。その情熱も、隠しきれない魅力も、他人の都合や定義に縛られるためにあるわけじゃないわ。それらはすべて、あなた自身のもの。それを忘れてはいけないわね。

だから、余計な名前や役割の枠組みなんて捨て去りなさい。そしてこの不可解で、時に手に負えない世界の中で、自分という存在を堂々と生き抜いてみなさい。そう、私のようにね。


【B】

吊るされた男(逆位置)「ONE HOOMANZ ENLIGHTENMENT IS ANOTHER HOOMANZ PISS.」

惰性で生きてるあなたへ

何してんの、そんなところで?もしかして、その考えとか思いを、ずーっと抱え込んだまま墓まで持ってくつもり?いや、全部分かってるつもりでいるところ悪いんだけどさ、それって他人から見たら、単なる自己満足にしか見えないってこと、気づいてる?

まあ、別に君の好きにすればいいんだけどさ、ちょっとくらい「他の人の世界を覗いてみる」とか、「別の視点で物事を見てみる」とかしてみたら?なんてね。そういうのって意外と新しい発見とか、本物の『気づき』ってやつをもたらしてくれると思うんだよ。もちろん、僕の意見だけどね。

どう?少しは視界が広がる気がしない?それとも、やっぱりそのまま頑固に抱え込んでおく?


【C】

カップのナイト「I’M A FROG UNDER ALL THIS ARMOR」

ラッピングに惑わされがちなあなたへ

おやおや、眩しいほど美しく、実にお見事だね。その輝きに目を奪われ、つい感嘆の息を漏らしてしまう気持ちは分かるよ。
けれども、君は気づいているかな?その完璧そうに見える装いの中身が、実は思ったほど期待に応えない可能性もあるってことを。残酷なようだけれど、それが現実というものさ。

もちろん、理想を追い求めるのは決して悪いことじゃないよ。ただね、時には足元を見て、現実の地図を広げてみるのも悪くないと思わないかい?外見に惑わされず、本質を見極める目を持つこと。それは相手に対してだけでなく、自分自身に対しても必要なことだと思うんだ。

君がそんな目を持つようになれば、人生という旅も今より少しは軽やかになると思うけど、君はどう思う?


まとめ

いかがでしたでしょうか?
私はこの攻めに攻めたデッキ、かなり好きです。

「Tarot Mood」は、占いをもっと楽しく、そして身近にしてくれるユニークなデッキです。

その大胆なデザインと皮肉たっぷりのコメントは、現代の忙しい生活に笑いとインスピレーションを与えてくれます。

特に、複数人でわいわい気軽に楽しみたいときや、クリエイティブな視点が欲しいときに「Tarot Mood」が最適だと感じています。

また、初心者から上級者まで、幅広い層の方におすすめできるデッキです。

最後に私、こんなものを見つけてしまいました。
「Tarot Mood2」なるもの来るのか!?来ないのか、、、、!?
わかる人いたら教えてください!

今日の記事はここまで!
面白いと思った方は「スキ」や「フォロー」くれると嬉しいです。


それでは!


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