タロットで紛失したタロットを探す話
私はこの記事の下書きを始めた日の夜、つまりさっきなのだが、とんでもない衝撃を経験した。
例えるなら、子供の頃に家の鍵を失くしてしまった時のようなクリティカルなダメージである。暫くの間、かなりのパニック状態に陥っていた。
そう、私は物を失くした。
しかも、その物とはこれだ。
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絶対に許されないやつ。
数日前、「一生大事にする」と誓ったのに。いくらなんでも早すぎるだろ。
バッグの中、部屋、さらにはゴミ箱まで漁った。ない。どこにもない。
私はそれから暫く無になった。
”神頼み”ってこういう時にするんだな…という全く役に立たない想いが頭をよぎる。
実は、今日はデッキをいれる缶を買うために外出していたのだ。なのに、デッキ本体を紛失して元も子もないわ、という半分投げやりな気持ちだった。
やるせない気持ちを抱えたまま、私は思い出した。なくしたデッキとは別のデッキ、バカデカトートタロットがバッグに入っていることを。
「こいつに聞けば何かわかるかもしれない。お前ら一緒にいたんだろ。」という気持ちで私はシャッフルを始めた。
第一回 トートタロットに問うてみる
ここからは、急に頼りにされたトートタロットの話だ。
実際に展開されたカードの写真を貼っていく。が、実際の写真は背景がめちゃくちゃだったためこの記事用に同じカードで撮り直したものを貼っていく事とする。(SNS経由で繋がっている人は、背景がマシになった事に気付くかもしれない)
また、気力不足のためリーディングは今回結構フィーリング頼みである。
まず、私は3枚カードを引いた。何か知っていることはないか、とりあえず手掛かりを3つほどあげて欲しかった。展開されたカードはこちら。
また塔じゃん。私は思った。塔に愛されし女。もしくはシャッフルがド下手なのか。(でもトートタロットは最近使っていなかった)
でも今回のこの状況で塔はなかなかにふさわしい。一旦それは置いておく。
そして、自分なりに解釈を始める。
左から「良い知らせがある」。次に「まだ探してない場所」とのこと。そして一番右、「一旦落ち着け」というメッセージだと受け取った。
なので、いったん気分を切り替えることに。
ひとまずデザインの仕事を片付けることにしたが、案の定、作業に集中できない。しかし次第に集中し始め、仕事に没頭した。
そして、何とか一区切りついた頃、ふと思いついた。
「紛失物をタロットで探す人、他にいないかな?」
スマホで検索してみたら、いた。
その方の記事を参考に3枚引きを試してみることに。
私の場合だと、紛失物は
• 左:家にある
• 中央:駅にある
• 右:それ以外
となる。
私はさっきよりも冷静に、再びトートタロットを手に取ってカードを引き始めた。
第二回 トートタロットに問うてみる
カップのエースが出た時点で「自宅?」と思った。
しかし、次にアテュ。駅だ。
一応次のカードも。
うーーーーーーーん、駅確定。
ここで気付くことがある。
さっきカードを展開した時も含め、スモールカードで妙に6が出る。これは良い兆候なのではないか。
しかし、ディスクのカードはいまのところ一枚も出ていない。ただ、女帝が出た。彼女は「地」の要素が強い。それなら大丈夫そうだ、、、。
タロットがわからない人からしたら、私の考えは意味不明だろう。
しかし、この記事を読むような物好きな方は、理解できる方も多いのではないだろうか。
ディスク=ペンタクル=地=物質的な存在を示すもの、という図式が私の頭の中で出来上がっているのである。
つまり、カードは私に、しっかりと物(カード)に対しての回答を返してくれている事となる。
では、「出先と最寄り、どっちの駅にある?私は出先の駅でバッグを開けたから出先だと思うんだけど。」
そう思ってまたカードに聞いた。今回は2択だ。
最寄り駅は逆位置。トートタロットでは逆位置を取らないが、なんとなく「逆に出た」って事実を受け止めたくて見たまま受け取る。
次のカードを引く。直感的に出先の駅だと感じた。
最後に、「私のカードは、落とし物センターに届けられ保管されている。いない。」を聞いてみることにした。
「どうか保管されていてくれ」と願い、カードを開けると「ワンド3」。次に、またもや逆位置。
希望が見えてきた。私が落としたカードは、誰かが届けてくれたのか、駅員さんが拾ってくれたのかどちらかであろう。少なくとも悪い方向には行っていなさそうだ。
トートタロットとの対話を終えて
トートは以上となる。まだ失くしたカードがある確証もないのに、なんだか明日、元の姿で戻ってくる気がした。
トートタロットから「落とし物センターに保管されている」と聞いて、単純にもかなり安心している自分がいて、なんなら「だよね、私もやっぱあそこだと思ってたわ」くらいには思っている。(何回も言うが、まだ現実には見つかっていない)
明日の朝、駅の落とし物センターに電話をかけてみることにする。
【後日談】
落とし物センターの受付開始は朝9時。私は、少し寝ぼけながらも9時20分ごろ電話をかけた。昨夜4時まで起きていたことを思うと、私にしてはかなり早起きした方だ。
電話をかけると係の方が対応してくれた。私が落とし物の特徴を伝えると、該当する物が保管されているか確認するため、係の方が探しに行ってくれた。
その間、電話の保留音が流れていたのだが、流れているメロディーが妙に長く感じられ、まるで永遠に続くような気がした。
暫くして係の方が戻り、「お客様の落とし物らしきものが保管されています。」と言った。
「助かった。」と私は安堵した。緊張が一気にほどけ、久々に生きた心地がした。
ありがとう、トートタロット。
ありがとう、救世主クロウリー。
私は今年一の感謝をして再び眠りについた。
まとめ
今回の一件で、特に昨夜、私はトートタロットにかなりお世話になった。
トートタロットが示した通りの場所で私はタロットカードを落とし、落としたカードはトートタロットが示した通りの場所に保管されていた。
私は不思議な力に包まれているような感覚を覚えた。
今回私は、紛失物をタロットカードで見つけた。先程のamebloの方も、だ。
私は以前にも記事で書いたが、タロットに未来予測を期待していなかった。しかし今回の一件は、タロットカードの持つ未来予測という面についての力も、今一度見直す必要性を私に感じさせた。
もしこれを読んでいるあなたも、過去に失くした物があって一通り探しても見つからない場合、タロットカードに頼ってみるのも手かもしれない。
▼落としてしまったカードと感動の再会 の図▼
▼この一件についての気持ちをアルバノに問うてみた の図▼
▼その後、無事巡り会えたジャストのケース(めちゃくちゃイイ) の図▼
今回の記事はここまでです。
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それでは!