WINEとVMwareのDAZ StudioでMy Libraryフォルダーを共有しDAZシーンを同期するには|Face Transfer 2
VMware Windows11のDAZ Studioで制作したDAZシーン(Face Transfer 2で生成)を保存しているMy Libraryフォルダーを、WINEのDAZ Studioと共有することで、コピー操作なしにそのまま開けるようにしたので紹介します。
VMwareで共有フォルダーを設定
以下のサイトを参考にしています。
左上の「Edit virtual machine settings」をクリックすると開く設定画面で、「Options」タブを開き「Shared Folders」をクリック。
右側のパネルの「Folder Shareing」で「Always enabled」を選び、「Folders」の左下の「+ Add…」をクリック。
ホストOS(ZorinOS)側のファイルパスで「ホーム > Documents」をクリックし開きます。
私の場合は、「Name」を「ZorinOS-Documents」とし、「Attributes」を「Enabled」にして「OK」をクリックし、Documentsフォルダーを共有しています。
「Save」をクリックすると、ホストOS(ZorinOS)とゲストOS(Windows11)でDocumentsフォルダーを共有できます。
VMware側DAZ Studioの設定
VMware Windows11のDAZ Studioを起動し、トップメニューの「Edit > Preferences…」を選択します。
「Content」タブを開きます。
最下部にある「Content Directory Manager」をクリック。
右パネルの「DAZ Studio Formats」を開き、「C:/…/My Library」をクリックし、左メニューの「Edit…」をクリック。
「ネットワーク > vmware-host > Shared Folders > ZorinOS-Documents」を開き、さらに「DAZ 3D > Studio」を開きます。
「My Library」をクリックして選択し、「フォルダーを選択」をクリック。
「Accept」をクリック。
「Apply」をクリックし、「Accept」をクリックしてパネルを閉じます。
VMware側DAZ Studioで、WINE側「My Library」に含まれているDAZシーンを開いてみます。
VMware側My LibraryをWINE側にコピー
VMware側My Libraryに含まれていてWINE側に含まれていないDAZシーンを、WINE側My LibraryフォルダーにVMware側My Libraryのフォルダーを丸ごと上書きコピーして、共有フォルダー内のファイルを最新の状態にします。
VMware側の「My Library」をローカルの「Documents」フォルダーから選んでコピーします。
ZorinOS のWINE側「My Library」(共有フォルダーのZorinOS-Documents > DAZ 3D > Studio > My Library)を選択して貼り付けます。
両者の「My Library」に同じファイルが含まれている場合は「ファイルを置き換える」をクリック(上書きコピー)。
まとめ
VMware Windows11のDAZ Studioプリフェレンスパネルで、My LibraryフォルダーをWINEのDAZ StudioのMy Library共有フォルダーに設定することで、コピー操作なしに同じDAZシーンを両者でそのまま開けて作業できるようにしたので紹介しています。
次回以降では、VMware Windows11のDAZ Studioで顔写真からFace Transfer 2を用いて生成したG9ベースモデルのDAZシーンを、WINE側DAZ Studioで開いて髪や衣装を着用し、ポーズやアニメーションを設定して、dForce物理シミュレーションし、デジタル美少女作品づくりに用いる3Dモデルの制作プロセスを順次紹介していきたいと思います。