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別れというもの

夜職というものは事に別れが突然である、と思う。
ずっと長々やる職ではないというのもあるし、辛い仕事でもあるから、そう何年も何年もやってらんないと言うのが悲しいかな、大半の人間です。


それでもやはり、客として行ってる時や瞬間は楽しくてキラキラしているもので、「この時間がずっと続かないかな」と思うもので、何年も同じ店に行くとキャスト達と友達になったような、まるで昔からの知り合いの様な気がしてきて、それでもやはり楽しい時間は永遠ではないし、友達ではないから、私が店に行かなくなった時やキャストの卒業でもう、会うことはできなくなる。


もし、外でばったり会うことがあってももう、源氏名くん、源氏名ちゃんではない、見た目が限りなく似ている誰かでしか、ない。

夜職で偽ってる自分のことがほんとに嫌いな人も沢山いると思う。私もそうだし。
でも、それでも私は多くの(主に)飲み屋で良くしてもらって、沢山の人達に救われてきたなあと思うから、
たまに頭の端で元気かな、あのころは楽しかったな、今は幸せなのかな。って思うぐらいは許して欲しい。

最近は別れが多いです、時間薬が解決してくれるんだろうけど、しばらくは1人でウジウジ落ち込むと思います


夜職を卒業した皆が幸せな日々をおくれますよーに。
今度は辛いことより、幸せなことが多い日々になりますように。

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