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コラム Preliminary Sketch AIと遊ぼう 其の柒 

  動画生成AIサービスの進歩スピードは本当に早くて、こういう所で新機能の紹介記事を書いてもあっと言う間に古い情報になってしまいますね。こちらも新たに追加された機能のリリースについていくのがやっとです(笑)
 今現在OpenAIのSORAは未リリースなので、巷で3巴(ともえ)の勢力争いをしているのは、Luma Dream MachineとRunway Gen-3、そして後発ですが中国のKLING(クリング)です。
 どれも、まだリリースされないSORAをかなり意識した高機能な動画生成AIサービスです。

 私はその中でもLuma Dream Machineをリリース発表からずっと使い続けています。プロンプトのみならず、イメージからも5秒のビデオ生成出来るというので世間で話題になりました。
 リリース直後から頻繁にアップデートされ連続的に追加して延長生成できるよになり再生時間を5秒毎に何秒でも伸ばせるようになりました。
 その後、スタートフレームとエンドフレームの静止画を指定出来るようになり中割のような動画生成が可能になりました。
 最近のアップデートでは登録サイトで消す事の出来なかった生成動画のデリート機能、ループ機能、スタートフレームではなくエンドフレームを指定しての生成など機能がどんどん充実してきました。

 先に紹介した私のお仕事サイト「ウインダムアーキテクツ」のプロモーション的に作った動画も、何枚かの静止画を使ってスタート生成したりエンドを決めて生成したりの試行錯誤で、出来上がったビデオをスマホの編集アプリで一つにつなげたものです。

LumaDreamMachineでサイバーパンク映画のワンシーンみたいなカッコイいオープニングロゴを、試行錯誤でプロンプトと格闘しながらやっていたのですが、なんとか気に入ったのが生成出来ました❤️
静止画イメージは本家OpenAIではなく全てMicrosoft Copilot | Designer(DALL-E3)でやってみました。こっちの方がチューニングが違うのか自分にはしっくり来るので😊

Instagramより

 私は静止画よりも動かす方が好きです。そちらの方が楽しいので、プロンプトのみでの動画生成で、動画の展開をAIの生成結果に出来るだけお任せしながら、出来上がりから次の展開のアイデアを考えてプロンプトに反映して連続追加しながら延長生成したのがこちらです。

SF映画でありそうなバトルシーンをChatGPTでプロンプト書かせて、動画生成AIのLuma Dream Machine(スタートフレームの静止画無し・プロンプトのみ)でつくってみました。
延長生成の途中でナンジャコラ?!って酷い動画が生成されたので、再生成のトライアンドエラーが2、3回ありました。ちなみに、延長生成では展開がある程度誘導出来るように修正しながら生成していますが、なかなか思うように生成しないAIとの地味な闘いです(笑)
実際出来た映像は、キャラクターとか背景とかグチャグチャで結構突っ込みどころ満載ですが、雰囲気的にはいい感じになったと思います

Instagramより
玉越 正樹 on Instagram: "SF映画でありそうなバトルシーンをChatGPTでプロンプト書かせて、動画生成AIのLuma Dream Machine(スタートフレームの静止画無し・プロンプトのみ)でつくってみました。 延長生成の途中でナンジャコラ?!って酷い動画が生成されたので、再生成のトライアンドエラーが2、3回ありました。ちなみに、延長生成では展開がある程度誘導出来るように修正しながら生成していますが、なかなか思うように生成しないAIとの地味な闘いです(笑) 実際出来た映像は、キャラクターとか背景とかグチャグチャで結構突っ込みどころ満載ですが、雰囲気的にはいい感じになったと思います #LumaDreamMachine" 5 likes, 0 comments - daywalkerjp on July 12, 2024: "SF映画でありそ www.instagram.com

 あとドローンで空撮したようなFPV映像は生成過程で多少形状が崩れても然程気にならない感じの廃墟シチュエーションで長時間延長生成しました。

まあ、こういう動画生成ならばほぼほぼ変形破綻してもあまり気にならない感じに仕上がりますね。9連続延長生成で2回ずつぐらいでプロンプトに変更を加えてます。もちろんスタートフレーム無し、プロンプトは「近未来のビル群の廃墟をドローンで撮影」というシチュエーションでChatGPTで英語で作成です。

Instagramより

 まあ形状や背景が崩れるのはゲームのヴァーチャルワールドなのでという勝手な設定でアクションのみにこだわったのがこれ。
 ところでマイクロソフトのの画像生成AIサービスってコロコロ名前が変わると思いません? 今はコパイロットクリエーターだもんね(笑)

Copilot Creator (DALL-E3)による静止画生成、プロンプトは押井守の映画アバロンっぽい舞台設定で赤毛の戦闘服を着たスカーレット・ヨハンソンみたいな女性が活躍するシーンのプロンプトをいつもとちがうRAGのAIのパープレキシテイに書かせてみた。
出来た静止画からつながりそうな数枚を選択して次々にLumaで生成。出来たものをビデオ編集ツールVNで繋ぎながら各場面の速度調整してみた。

Instagramより

 こんな感じで色々試していますが、動画生成AIは他社のサービスもそうだけどどんどん進化しています。あと少しで一人で映画が作れる未来がすぐそこのような気がします。

 次回に続く

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