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My favorite song ロストマン BUMP OF CHICKEN

「ロストマン」は、バンプ・オブ・チキンの4枚目のアルバム「ネグドラフミ」に収録されている。
バンプ・オブ・チキンのファンだけでなく、様々なバンドにも愛され、特にMr.Childrenの桜井和寿さんはこの曲を「20世紀にリリースされた曲で最も印象的な曲で、バンプ・オブ・チキンの曲で一番好きな曲」と高評価し、2016年のap bank fesでこの曲をbank bandでカバーし絶賛された。

バンプ・オブ・チキンの作詞作曲でボーカルの藤原基央は、アルバム「jupiter」の制作終盤にこの曲のアイデアを思いつき、メロディは完成していたがなかなか詩が完成せず、9ヶ月完成までかかった。

「状況はどうだい、僕は僕に尋ねる、旅の始まりを今は思い出せるかい、選んだ道のりの正しさを祈った」
初心をやり始めた時の気持ちを忘れていないかと、自分に問いかけながら自分が進む道の正しさを望む主人公は、この曲の作詞作曲したバンプ・オブ・チキンの藤原基央だけでなく人生を生きる中で「これで正しいのか」と迷いながら生きるバンプ・オブ・チキンのファンにも重なる。

「忘れたのは温もりさ、少しずつ冷えてった、どんなふうに夜を過ごしたら、思い出せるのかなぁ」
一期一会、友人や恋人など大切な人と出会い別れる中で、顔も思い出も温もりも忘れてしまう無常に打ちのめされながらも、再会を自分の人生の正しさを求める主人公の痛切な心情が切ない。

「破りそこなった手造りの地図、シルシを付ける現在地、ここが出発点、踏み出す足はいつだって初めの1歩」
「間違った旅路の果てに、再会を祈りながら、正しさを祈りながら」
「自分の道は正しいのか」迷い間違い自分の人生の地図を破りたくなっても、「この道を進んできて良かった、間違っていなかった」と「自分の道の正しさ」を確かめながら生きる主人公に、自分を重ねて励まされる力強いフレーズ。
「自分の人生の道は正しいのか」迷い間違いながらも、自分の人生を生きる地図の道標のように伴走者になってくれるバンプ・オブ・チキンの名曲。

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