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赤木雅子さんモデルの漫画「がんばりょんかぁ、マサコちゃん」第2話

2017年2月、神戸市梅林公園で、トシオとマサコは、マサコの母と久しぶりの休日を、花見をしてのんびり過ごしていた。
だが、トシオの上司の沼田から、「困ったことが起きたから、助けてくれ」と電話が来たので、トシオは急遽休日出勤することになった。
それが、トシオとマサコの絆を引き裂く電話だった。
先週から始まった赤木雅子さんをモデルにしたノンフィクション漫画「がんばりょんかぁ、マサコちゃん」第2話。

国会で、森友学園を建設する予定の土地が、国有地で法外な値下げで学校法人に払い下げられたことに安倍首相夫人の安倍昭恵への忖度があった疑惑を野党から追及されてる時期に、森友学園の建設予定地の国有地払い下げに安倍晋三首相が関与を追及された際、「国有地払い下げに私か妻が関わっていたことが明らかになったら、国会議員も総理大臣も辞めますよ!」と逆ギレ気味に安倍晋三首相は啖呵を切った。
森友学園関連の公文書改竄は、まさにこの発言に端を発している。
この発言の後、近畿財務局に森友学園関連の公文書の安倍首相の答弁に合わない箇所の改竄や書類の処分を官邸は命じた。(赤木俊夫さんの目線から公文書改竄の顛末を描く第3話は、見逃し厳禁)
上司の沼田から休日出勤を頼まれたトシオは、「真実が暴かれたら、内閣が吹っ飛ぶようなことを沼田に命じられた」と、罪の意識に苛まれ人事異動も上司の沼田にスルーされ改竄や処分を押し付けストレスで心身をすり減らし鬱病を発症して休職したトシオはマサコに告白する。
「国民が公務員の雇用主だから国民のために尽くしたい」という信念に反して、公文書改竄に手を染めなければならない苦しみがトシオを苛み、森友学園関連のニュースを聞いただけで苛立ち、無意識に仕事に行きたくない思いがネクタイを結ぶ手を遅め、マサコと些細なことでケンカし、出勤する着替え中に涙が止まらなくなり鬱病を発症させるまで追い詰めた。
前半のマサコとトシオののどかな花見のほんわかさと裏腹な後半の展開は、あまりに辛い。

「がんばりょんかぁ、マサコちゃん」は、3話まで毎週連載、4話以降隔週連載でビッグコミックスピリッツにて連載中。

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